結いの高欄結いの高欄 明神池を巡る歩道沿い、およそ360mに亘って設置されているブロンズ製の高欄。デザインは東御市出身の造形家、保科豊巳。1992年度に日本建築美術工芸協会賞を受賞している。

湯の丸高原湯の丸高原 湯の丸高原は浅間連邦の西側に位置し、その名のとおり、丸く穏やかな表情の峰々と、爽やかな亜高山帯の気候がおりなす一帯は「花高原」として親しまれています。有名なつつじ平のレンゲツツジ大群落は、国の天然記念物にも指定され、初夏6月下旬には湯の丸山の山肌を鮮やかな朱色の絨毯のように染め上げます。周辺の山々は、比較的登りやすく、安定した気候と抜群の展望から、初心者も安心して登れるトレッキングコースとして人気があります。池の平湿原は標高2000mに広がる高層湿原で、約1200種を超える高山植物の宝庫です。内陸性気候ということから昼夜の気候差、年間の気温差がとても大きい特色ある気候条件にあり、本来ならば3000m級山岳地帯に見られる高山性の植物までが、この狭い一帯に混在しています。6月はイワカガミ、ハクサンシャクナゲ、レンゲツツジ、7月にはアヤメの大群落、8月〜9月にはヤナギラン、マツムシソウ、リンドウなどの花々が咲きほこります。見晴岳、三方ヶ峰の南斜面には、高山植物の女王コマクサの群落(6月下旬〜7月)もみられます。木々の間には多くの野鳥がさえずり、花を求めて集まるベニヒカゲやミヤマモンキチョウ、ミヤマシロチョウなどの貴重な高山蝶も見られます(東御市教育委員会)。

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