著者紹介
Albert Camus
1913〜1960。アルジェリア生まれ。フランス人入植者の父が幼児期に戦死し、不自由な子供時代を送った。高等中学の師の影響で文学に目覚めた。アルジェリア大学卒業後、新聞記者となり、第2次大戦時には反戦記事を書き活躍。また、アマチュア劇団の活動にも注力した。1942年『異邦人』が絶賛され、『ペスト』、『カリギュラ』等で地位を固めるが、1951年『反抗的人間』を巡りサルトルと論争し、次第に孤立した。以後、持病の肺病と闘いつつ、『転落』等を発表。1957年、ノーベル文学賞受賞。1960年1月、パリ近郊において交通事故により死亡。

Alison Uttley アリソン・アトリー
1884-1976。イギリスの作家で、マンチェスター大学で物理を学び、ロンドンの女子中等学校で教員となった。著書、作品は『グレイ・ラビット』シリーズ、『時の旅人』、『農場にくらして』、『西風のくれた鍵』、『氷の花たば』、など。

Alphonse Daudet アルフォンス・ドーデ
1840年5月13日、南フランス生まれ。1897年12月17日、パリにて歿。著書は『風車小屋だより』、『プティ・ショーズ』、『タルタラン・ド・タラスコン』、『アルルの女』、『月曜物語』、『ジャック』、『ナバブ』、『亡命の諸王』、『サフォ』、『アルプスのタルタラン』、『タラスコン港』、『若いフロモンと兄のリスレール』、『愛の犠牲』、『恋の南国』、『普仏戦話』、『巴里の三十年』、『蠱惑の女』、『獅子狩の人 他二篇』、『川船物語』、『ドーデー短篇選』、『船の子人の子 ベル・ニヴェルネーズ』、『コルニーユぢいさんの秘密』、『初旅初うそ』、『少年スパイ』、など。

Astrid Lindgren
1907年、スウェーデン南西部ヴィンメルビュー生まれ。小学校の先生をしながら執筆活動をはじめ、『長くつ下のピッピ』で子供たちの圧倒的な人気を得た。ほかにも『さすらいの孤児ラスムス』、農村の子供の生活をユーモラスに描いた『やかまし村』シリーズ、『名探偵カッレ君』シリーズ、『はるかな国の兄弟』をはじめとする空想豊かなファンタジーなど、世界中の子供たちから愛される多くの作品がある。1958年に国際アンデルセン賞を受賞。2002年歿。

Balazs Bela バラージュ・ベーラ
1884-1949。ハンガリーの詩人・作家で母はドイツ人。首都ブダペストの大学を卒業し、作曲家コダーイ、バルトークや哲学者ルカーチと親交を深めた。ハンガリー革命に参加するが、革命政府は瓦解し、1919年にウィーンへ亡命した。ベルリン、モスクワなどで亡命生活の後、1945年に帰国した。著書には『視覚的人間』、『映画の理論』などがあり、オペラ『青ひげ公の城』の台本作家や『ヨーロッパのどこかで』の映画監督として知られる。

BLOCKBUSTER ブロックバスター
デザイナー、イラストレーター、ライター、フォトグラファーなどで構成されたクリエイターチーム。書籍や雑誌記事、ウェブコンテンツの制作を手がけている。後藤亮平がイラストを担当。

Catherine Storr キャサリン・ストー
1913年、ロンドン生まれ。作家、精神分析医。3人の子供達のために物語を作り始め、1950年代に、幼年読者向きの「ポリーとはらぺこオオカミ」、「まだまだはらぺこオオカミ」を出版。その後、子供達の心理を描く「マリアンヌの夢」や、リアリズム系列の作品「海の休暇」、など子供の内なる世界への興味と関心を軸とした異色の作品を発表する作家として注目されている。

Charles Dickens チャールズ・ディケンズ
1812-1870。イギリスの小説家。著書は『デイヴィド・コパフィールド』、『二都物語』、『大いなる遺産』、『クリスマス・キャロル』、ほか。

Conan Doyle コナン・ドイル
1859〜1930。スコットランドのエディンバラで生まれ、エディンバラ大学を出て医者になったが、いっこうに患者が集まらず、小説を書き始めた。小説家としては成功し、ホームズを主人公とした探偵小説が大評判となって「探偵小説の父」と呼ばれるようになった。作品は、ホームズシリーズの他に『五十年後』など。

Ehrhard Behrends エアハルト・ベーレンツ
ベルリン自由大学教授。数多くの専門書の執筆をしつつ、数学の普及に尽力。

Eleanor Emily Hodgman Porter エリナー・ポーター
1868〜1920。アメリカの作家。ニューハンプシャー生まれ。ボストンで音楽を学び、結婚後、文筆活動に入る。『少女ポリアンナ』は大成功をおさめ、2年後に『ポリアンナの青春』を発表。その人気ぶりは、作者の死後も、数人の作家が続編を書き継いだほど。「ポリアンナ」は、たびたび舞台や映画にもなっている。
※シュルレアリズム:1920年代のフランスに興った芸術運動。内的生活を表現することを目指す。

Eleanor Farjeon(エリナー ファージョン)
1881-1965。イギリスの作家。著書・作品は『リンゴ畑のマーティン・ピピン』、『本の小べや』(カーネギー賞、国際アンデルセン賞)。

Elly Griffiths
イギリスの作家。(サンデー・タイムズ)紙ベストセラーリストにランクインした法医考古学者ルース・ギャロウェイ・シリーズと、エドガー・スティーヴンス警部と戦友マックス・メツィストのミステリ・シリーズで名声を得る。アメリカ探偵作家クラブ(MWA)のメアリー・ヒギンズ・クラーク賞と英国推理作家協会(CWA)の図書館賞を受賞。『見知らぬ人』で、2020年のMWA賞最優長編賞を受賞した。

Ernest Hemingway
1899年、シカゴ近郊生まれ。1961年歿。第1次大戦に赤十字要員として従軍し負傷した。その後6年ほどパリに住み、『われらの時代』、『日はまた昇る』、『男だけの世界』等を刊行。その後、『武器よさらば』、『キリマンジャロの雪』等を発表。スペイン内戦、第2次大戦にも従軍記者として参加。『老人と海』でピューリッツア賞を受賞。その後、ノーベル文学賞受賞。そして猟銃で自殺した。

Eugen herrigel オイゲン・ヘリゲル
1884〜1955。ドイツの哲学者。来日し、東北帝国大学の講師を務めた。西南ドイツ学派の思想を日本に紹介すると同時に、日本文化の海外への紹介者として知られる。

Frank Baum フランク・ボーム
1856〜1919、アメリカ ニューヨーク州。裕福に育ち、俳優やジャーナリスト、父の石油会社のセールスマンなど様々な職業を経て文筆家となった。作品は大成功を収めた『オズの魔法使い』とそのシリーズ。

Friedrich Engels エンゲルス
1820-0895。ドイツの社会主義者、経済学者。マルクスの盟友としてマルクス主義の創立、発展、普及に努めた。主な著書は『イギリスにおける労働者階級の状態』、『反ディーリング論』、『自然の弁証法』、『空想から科学へ』、『家族・私有財産および国家の期限』、など。

Franz Kafka カフカ
1883〜1924。オーストリア=ハンガリー帝国領当時のプラハで、ユダヤ人の商家に生まれ、プラハ大学で法学を修めた。生前発表された『変身』、死後注目を集めることになる『審判』、『城』等、人間存在の不条理を主題とするシュルレアリズム風の作品群を残した。現代実存主義文学の先駆者。
※シュルレアリズム:1920年代のフランスに興った芸術運動。内的生活の表現を目指す。
※実存主義:人間の本質ではなく、個的実存を哲学の中心におくという哲学的立場の総称。

Hans Peter Richter1925-1993。ドイツのケルン生まれ。社会心理学者、児童文学者。1960年代に、ヒトラー時代の自らの経験を綴った『あのころはフリードリヒがいた』、『ぼくたちもそこにいた』、『若い兵士のとき』、の三部作を発表。他に『メリーゴーランドと風船』、など。

Henry Scott-Stokes
1938年、英国生まれ。61年オックスフォード大学修士課程修了後、62年フィナンシャル・タイムズ社入社。64年東京支局初代局長。その後ザ・タイムズ、ニューヨーク・タイムズの各東京支局長を歴任。三島由紀夫と最も親しかった外国人記者としても知られる。著書は「三島由紀夫 生と死」、「英国人記者が見た連合国戦勝史観の妄想」、「なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか」ほか。

Howard Pyle ハワード・パイル
1853-1911。アメリカのデラウェア州ウィルミントン生まれ。雑誌の仕事を経て『ロビンフッドのゆかいな冒険』で作家・イラストレーターとして認められた。他の作品は『銀の腕のオットー』、『アーサー王と騎士たちの物語』、など。

Isaac Bashevis Singer
1904〜1991。ユダヤ系アメリカ人の作家。ワルシャワで少年時代を過ごした後、ニューヨークへ移った。1978年、ノーベル文学賞受賞。ユダヤに伝わる物語とワルシャワでの体験を交えた不思議な雰囲気の作品「やぎと少年」、「お話を運んだ馬」、「まぬけなワルシャワ旅行」、「よろこびの日」、を書く。

Jean Henri Fabre ファーブル
1823〜1915。フランスの博物学者。南フランスの田舎に生まれ、幼少期から生活苦と闘いながら勉強し教師となった。数学、物理学、博物学を独学し、学士号取得。自宅兼研究所で昆虫観察に打ち込み、55歳から30年かけて「昆虫記」全10巻を執筆。91歳で永眠。

Jean Webster
1876〜1916。本名はアリス・ジェイン・チャンドラー・ウェブスター。父は出版社の経営者で、母はマーク・トウェインの姪。文学的な環境に育ち、ヴァッサー大学在学中から文筆活動を始め、恵まれない人々のための社会施設の改善にも取り組んだ。1912年に出版した「あしながおじさん」は大成功を修めた。1915年に結婚をしたが女児を出産するとすぐに世を去った。

Jonathan Swift
1667〜1745。アイルランドで国民的英雄と仰がれた作家。生まれたとき父は既に亡く、母とも幼くして別れた。首都ダブリンにあるトリニティ・カレッジを卒業した後、アイルランド国教会の聖職者になる。政治に強い関心を持ち続け、教会の職務のかたわら文筆活動に励んだ。ロンドンで1726年に出版した「ガリヴァー旅行記」は刊行直後から大評判となる。名声を得たが、晩年は精神を病み、孤独のうちに生涯を閉じた。

Karl Heinrich Maex カール・マルクス
1818-1883。ドイツの哲学者、社会学者、歴史家、政治経済学者。科学的社会主義の創設とその実践に力を注いだ。主な著書は『哲学の貧困』、『共産党宣言』、『経済学批判』、『資本論』、など。

Katharine Sansom
1883年、イギリス生まれ。外交官である夫と共に、1927年から1939年5月まで東京に住んだ。当時は日本の政治情勢及び経済情勢がどんどん悪くなっている時だった。

Kenneth Grahame
1859〜1932。イギリスの作家。スコットランドのエディンバラ生まれ。幼いときに母を失い経済的な理由で大学へは進めなかった。仕事のかたわら詩や随筆を書き、2冊の随筆「黄金時代」、「夢の時代」で成功を収めた。長いブランクの後、幼い我が子のために「たのしい川べ」をかいた。

Leon Garfield レオン・ガーフィールド
1921-1996。イギリスの作家。作品は『海底の神』(共著、カーネギー賞)、『見習い物語』(短編連作)、など。

Maurice Leblanc モーリス・ルブラン
1884-1941。フランスはルーアン生まれ。父親は法律家にさせるさせるつもりだったが、少年時代から詩や短編小説を書いていた本人は小説家を志した。1904年に発表した『ルパン逮捕される』が大評判となり、以後ルパンの探検冒険小説を書き続けた。作品は『怪盗ルパン』、『ルパン対ホームズ』、『奇岩城』、など。

Maurious Druon
19181年、パリ生まれ。フランスの作家。第2次世界大戦に出征。ナチス・ドイツに占領された祖国を離れてイギリスへ移り、レジスタンスを呼び掛けた。『大家族』(ゴングール賞)で始まる三部作『人間の週末』が有名。他に『みどりのゆび』。

Mark Greaney
1967年生まれ。テネシー州メンフィス在住の小説家で、トム・クランシーの共著者としても知られている。メンフィス大学卒業。2009年、デビュー作『暗殺者グレイマン』が世界的ベストセラーとなり、2010年バリー賞・スリラー賞部門にノミネート。続く第2作『暗殺者の正義』も、2011年の同部門に、更に第3作『暗殺者の鎮魂』も2012年の同部門にノミネートされている。2011年からはトム・クランシーの人気小説シリーズ“ジャック・ライアン・シリーズ”を共著者として手掛け、クランシーの死後、シリーズの登場人物である“ドミニク・カルーソー”を主人公とした『機密奪還』を発表。『米朝開戦』からは、単独で同シリーズを書き継いでいる。

Mark Twain
1835-1910。アメリカの作家。本名サミュエル・ラングホーン・クレメンス。ミシシッピ河畔で少年時代を過ごした。12歳で父を失い、印刷工となって方々を渡り歩き、やがてミシシッピ川の水先案内人になった。南北戦争に2週間ほど従軍した後新聞記者となり、文筆の道に進んだ。『トム・ソーヤーの冒険』と、ヘミングウェイが絶賛した『ハックルベリ・フィンの冒険』は、自然への賛歌とフロンティア精神にあふれる代表作。晩年は事業に失敗し、家族を次々に失って、作品にも悲観的な人間観が色濃く見られるようになった。

Mary Norton
1903〜1992。イギリスの作家。ロンドン生まれ。はじめは演劇を志して、何年か舞台に立ったが、結婚後は海運業を営む夫とともにポルトガルに住んだ。その後アメリカに渡り、再びイギリスに戻った。以後は演劇活動のかたわら、文筆をふるった。著書は『床下の小人たち』、『空とぶベッドと魔法のほうき』ほか。

Maurice Leblanc モーリス・ルブラン
1864-1941。フランスのルーアン市に生まれた。父親は法律家にさせるつもりだったが、少年時代から詩や短編小説を書いていた本人は小説家を志した。1904年に発表した『ルパン逮捕される』が大評判となり、以後ルパンの探偵冒険小説を書き続けた。

Michael Faraday
1791-1867。イギリスの科学者。ロンドンの鍛冶屋の次男として生まれ幼少期から製本所で働くと同時に科学に興味を持ち独学で各種実験をしたという。22歳で王立研究所の助手として研究を始め、後には所長になった。実績は、ベンゼンの発見、電磁誘導の発見、電解物質におけるファラデーの法則の発見など多岐に渡る。著書は『ロウソクの科学』が有名。

Paul Anthony Samuelson(ポール・アンソニー・サミュエルソン)
1915年5月15日-2009年12月13日。アメリカの経済学者。シカゴ大学卒業、ハーバード大学大学院に学び博士号取得。顕示選好の弱公理、ストルパー=サミュエルソンの定理、サミュエルソン=ヒックスの乗数・加速度モデル、バーグソン=サミュエルソン型社会厚生関数、新古典派総合などで知られる。ジョン・ベイツ・クラーク賞及びノーベル経済学賞受賞。経済学関係の著書多数。

Peter Frankl
1953年、ハンガリー生まれ。オトボス大学大学院修了。数学者、早稲田大学理工学部教授。1979年にフランスに亡命し、1988年以降は日本に在住している。著書は『ピーター流らくらく学習術』、『ピーター流外国語習得術』、『数学放浪記』、『ピーター先生と中学入試の算数に挑戦』、『日本人のため英語術』、ほか。

Phil Knight
1938年、オレゴン州ポートランド生まれ。オレゴン大学卒業。ナイキの創業者。大学時代は陸上チームに所属。中距離ランナーとしてコーチで後にナイキの共同創業者となったビル・バウワーマンの指導を受ける。1年間のアメリカ陸軍勤務を経て、スタンフォード大学大学院に進学。MBA取得。1962年オレゴンのブルーリボン・スポーツ社の代表として日本のオニツカを訪れ同社の靴をアメリカで売るビジネスを始める。その後独自ブランドのナイキを立ち上げ、社 名もナイキと変更。創業メンバーたちとともにアディダスとプーマをしのぐ企業へと同社を育て上げた。1964年から2004年まで同社のCEO。その後2016年まで会長を務めた。

R.M.W.Dixon
オーストラリアの言語学者。著書に『THE RISE AND FALL OF LANGUAGES』。

Rolf Dobelli
作家、実業家。1966年、スイス生まれ。スイス、ザンクトガレン大学で経営学と哲学を学び、博士号を取得。スイス航空会社の複数の子会社で最高財務責任者、最高経営責任者を歴任後、ビズネス書籍の要約を提供する世界最大規模のオンライン・ライブライー「getAbstract」を設立。35歳から執筆活動を始め、ドイツ、スイスなどの主要紙や、ビジネス、経済誌を中心にコラムを多数執筆。著書は40以上の言語で翻訳出版されている。主な著書は「Think clearly」、「Think Smart」。

Rumer Godden
1907〜1998。イギリスの作家。幼少期にインドで暮らし、帰国後は環境が変化し苦労したとのこと。結婚後、作家となり小説「黒水仙」、「川」は成功を収め、2作とも映画化された。「人形の家」は初めて子供のために書いた作品。ほかに「元気なポケット人形」、「ねずみ女房」など。

Raymond Radiguet ラディゲ
1903-1923。フランスの詩人、小説家。詩人ジャン・コクトーから詩を高く評価され、パリの作家や芸術家との交流が始まった。『肉体の悪魔』で大きな話題を呼ぶが、2作目となる『ドルチェ伯の舞踏会』執筆直後腸チフスに罹り、20歳の若さで死去した。他の作品に『ドニイズ』。

Samuil Marshak
1887〜1964年。ロシアの詩人。帝政時代のロシアで、貧しい労働者の家に生まれた。ユダヤ人だということで迫害を受けたが、早くから文才を表し、ゴーリキイの援助を受けた。革命(1905〜06)後、ソビエト最初の子ども劇場をつくり、その後、たくさんの詩や戯曲を書いた。

Stephen King
1947年、メイン州生まれ。高校教師等をしながら執筆を続け、「モダンホラーの帝王」と呼ばれる。主な作品は、『キャリー』、『呪われた町』、『デッド・ゾーン』、『シャイニング』、『IT』、『グリーン・マイル』、等。

Tom Clancy
1947〜2013。米メリーランド州ボルティモア生まれ。1984年に『レッド・オクトーバーを追え』で一躍ベストセラー作家になる。豊富なと知識と詳細なデータをもとに現代戦の実相を描き、ハイテク軍事スリラーの元祖となった。主な著書に『叛逆指令』、『レインボー・シックス』、『国際テロ』、『最終謀略』、『デッド・オア・アライヴ』、『ライアンの代価』、『テロリストの回廊』、等。

Victor Hugo
1802〜1885。フランスの詩人・小説家。ナポレオン軍の軍人の子として生まれ、10代のころから文学に熱中した。1841年にアカデミー・フランセーズの会員に、45年には貴族院議員になる。51年ナポレオン3世のクーデターに反対して国外追放になり、19年の亡命生活を送ったが、70年、共和制の成立したパリに戻った。著書には『ノートルダム・ド・パリ』、『レ・ミゼラブル』、『九十三年』、等。他に多くの詩集がある。

レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ(トルストイ)
1825-1910。ロシアの作家。貴族の家に生まれ、裕福に育ったが終生に渡り農民への深い理解と愛情を持ち続けた。著書・作品は『イワンのばか』、『戦争と平和』、『アンナ・カレーニナ』、『復活』、など。
青木 俊(あおき しゅん)
1958年、横浜市生まれ。上智大学卒業後テレビ東京入社。報道局、香港支局長、北京支局長などを経て独立。著書は「消された文書」、「潔白」など。

青木 保(あおき たもつ)
1938年、東京生まれ。東京大学大学院(文化人類学専攻)修了。大阪大学で博士号(人間科学)取得。大阪大学教授、東京大学教授、政策研究大学院大学教授等歴任。著書は「儀礼の象徴性」、「境界の時間」、「逆光のオリエンタリズム」、「日本文化論の変容」、「カルチャー・マス・カルチャー」、「アジア・ジレンマ」、「文化の翻訳」、「憩いのロビーで」、「異文化理解」ほか多数。

青木 良輔(あおき りょうすけ)
1954年、神奈川県生まれ。日本大学農獣医学部水産学科卒業。ワニ類を中心とした爬虫類両生類額が専門で、現生ワニの系統関係や機能形態に関する論文がある。一般向けには「猿島」、「最新・恐竜進化論」、「週刊朝日百科・動物たちの地球 リクガメ・ワニ」、「動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ」、などの共著や著書「ワニと龍 恐竜になれなかった動物の話」、がある。

青島 武(あおしま たけし)
1961年、静岡県生まれ。『とられてたまるか!』シリーズで脚本家デビュー。『あなたへ』で日本アカデミー賞優秀脚本賞受賞。小説として『追憶』がある。

青山 潤三(あおやま じゅんぞう)
1948年、兵庫県生まれ。写真家。著書は『中国のチョウ 海の向こうの兄弟たち』、『日本の高山植物』、『屋久島 世界遺産の自然』、『小笠原 緑の島の進化論』、『屋久島花暦花の旅 世界自然遺産』、『世界遺産の森 屋久島』など。

青山 七恵(あおやま ななえ)
1983年、埼玉県生まれ。著書は『窓の灯』(文藝賞)、『ひとり日和』(芥川賞)。

赤川 次郎(あかがわ じろう)
1948年、福岡県生まれ。1976年に『幽霊列車』でオール読物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2006年、長年のミステリー界への貢献に対し、日本ミステリー文学大賞が贈られた。著書は『三毛猫ホームズ』、シリーズ、『三姉妹探偵団』シリーズや『セーラー服と機関銃』ほか非常に多数。

赤祖父 俊一(あかそふ しゅんいち)
1930年、長野県生まれ。東北大学卒業、アラスカ大学大学院修了。アラスカ大学地球物理研究所教授、同所長を経て、アラスカ大学国際北極圏研究センター所長、理学博士。専攻は太陽‐地球系物理学。著書は『オーロラへの招待』、『オーロラ その謎と魅力』、など。

赤染 晶子(あかぞめ あきこ)
1974年、舞鶴市生まれ。京都外国語大学卒業、北海道大学大学院博士課程中退。著書は『初子さん』(文學会新人賞)、『乙女の密告』(芥川賞)、『うつら・うつら』、等。

秋元 康(あきもと やすし)
1956年、東京都生まれ。作詞家。高校時代から放送作家として頭角を現し、「ザ・ベストテン」などの番組構成に携わった。作詞家としては美空ひばりの「川の流れのように」など多くのヒット曲を生んだ。「グッバイ・ママ」(松坂慶子・緒形拳主演)で映画監督をしたほか、TV番組の企画構成、映画の企画・原作、ラジオのパーソナリティ、新聞・雑誌の連載など多岐に渡り活躍。著書は『一生を託せる価値ある男の見分け方』、『選ばれる女性には理由がある』、『恋の知恵本』、『おじさん通信簿』、『象の背中』、ほか多数。

芥川 龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)
1892年生まれ。東京出身。東京帝国大学卒業。複雑な家庭環境で育ったが、早くから読書を好み、学業成績も優秀だったという。在学中から創作活動を始め、1916年に発表した『鼻』は夏目漱石に絶賛された。卒業後海軍士官学校嘱託教官として就任する。教職を辞した後は大阪毎日新聞社に入社し、執筆活動に専念した。「ぼんやりした不安」により35歳で服毒自殺した。作品は『蜜柑』、『羅生門』、『歯車』、『河童』、『芋粥』、『手巾』、『杜子春』、など多数。

阿佐ヶ谷姉妹(あさがやしまい)
渡辺恵里子と木村美穂の二人組。TVのバラエティー番組等で活躍中。歌が上手い。著書は『阿佐ヶ谷姉妹の のほほん ふたり暮らし』。

浅倉 久志(あさくら ひさし)
1930年、大阪生まれ。大阪外事専門学校卒業。訳書に『ゴールデンボーイ』、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』等がある。

浅田 次郎(あさだ じろう)
1951年、東京生まれ。紫綬褒章受章。著書は『地下鉄に乗って』(吉川英治文学新人賞)、『鉄道員(ぽっぽや)』(直木賞)、『壬生義士伝』(柴田錬三郎賞)、『お腹召しませ』(中央公論文学賞・司馬遼太郎賞)、『中原の虹』(吉川英治文学賞)、『終わらざる夏』(毎日出版文化賞)、『プリズンホテル』、『蒼穹の昴』、『つばさよつばさ』、『シェエラザード』、『憑神』、『ま、いっか』、『ハッピー・リタイアメント』、『降霊会の夜』、『一路』、『おもかげ』、『長く高い壁』、『獅子吼』、『帰郷』、『日輪の遺産』、『霞町物語』、『歩兵の本領』、『勇気凛凛ルリの色』、『マンチュリアン・リポート』、『珍妃の井戸』、『アイム・ファイン』、『パリわずらい 江戸わずらい』、など多数。

浅羽 通明
1959年、神奈川県生まれ。早稲田大学法学部卒業。星読ゼミナール主宰。著書は『ニセ学生マニュアル』三部作、『大学で何を学ぶか』、『昭和三十年代主義』、『右翼と左翼』、「『君たちはどう生きるか 集中講義』、『教養論ノート』、『ナショナリズム』、『アナーキズム』、『反戦・反原発リベラルはなぜ敗北するのか』、『時間ループ物語論』、『野望としての教養』、『教養としてのロースクール小論文』、『澁澤龍彦の時代』、『星新一の思想 予見・冷笑・賢慮のひと』、など。

あさのあつこ
1954年、岡山県生まれ。著書は『バッテリー』(野間児童文芸賞)、『たまゆら』(島清恋愛文学賞)、『弥勒の月』、『夜叉桜』、『木練柿』、『東雲の途』、『冬天の昴』、ほか。

朝日新聞将棋取材班
村瀬 信也、佐藤 圭司、村上 耕司、滝沢隆史、の4名。

芦原 伸
1946年生まれ、名古屋市育ち。紀行作家、ノンフィクション作家。北海道大学文学部卒業。主な著書は『被災鉄道』(交通図書賞)、『へるん先生の記者旅行』、『シルクロード鉄道見聞録』、『森の教え、海の教え』、『ラストカムイ』、『北海道廃線紀行』、『旅は終わらない』、『草軽鉄道物語 高原の記憶から』。

東関 精彦(せいけん)
1976年5月12日、青森県板柳町生まれ。大相撲東関部屋の師匠。アマチュア相撲出身で現役時代のしこ名は高見盛(たかみさかり)、「ロボコップ」として人気があった。身長188p、体重145s、最高位は東小結。本名は加藤精彦(せいけん)。

阿波根 昌鴻(あはごん しょうこう)
1901頃-2002.3.21(100歳)。沖縄県生まれ。農民、平和運動家。著書は『米軍と農民』、『命こそ宝』、ほか。

阿部 芳郎
1959年、千葉県生まれ。明治大学文学部、同大学院博士課程で日本考古学を専攻。史学博士。明治大学文学部教授等を歴任。専門は縄文時代。著書に『縄文のくらしを掘る』、他に論文多数。

阿部 龍蔵
1930年、東京生まれ。2013年歿。東京大学教授、放送大学教授・同副学長等歴任。理学博士。専門は物性理論。長年、物理教育に取り組む。著書は『物理を楽しもう』、『量子力学入門』、『統計力学』、『物理のトビラをたたこう』、ほか。

安部 龍太郎
1955年、福岡県生まれ。久留米高専卒業。図書館勤務等を経て小説家に。日本全史を網羅した短編集「血の日本史」でデビュー。著書は他に「彷徨える帝」、「黄金海流」、「室町花伝」、「関ヶ原連判状」、「密室大阪城」、「神々に告ぐ」、「信長燃ゆ」、「生きて候」など。

安保 徹
1947年生まれ。東北大学医学部卒業。新潟大学大学院医歯学総合研究科教授等を歴任。米国アラバマ大学留学中の1980年に「ヒトNK細胞抗原CD57に対するモノクローナル抗体」を作製。1989年、胸腺外分化T細胞の存在を発見。1996年、白血球の自立神経支配のメカニズムを初めて解明。そのほかにも国際的な場で精力的に研究成果を発表し続け、免疫学の最前線で活躍した。主な著書は『未来免疫学』、『絵でわかる免疫』、『医療が病をつくる』、など。

彩瀬 まる
1986年生まれ。著書は『花に眩む』(女による女のためのR-18文学賞読者賞)、『暗い夜、星を数えて 3・11被災鉄道からの脱出』(ノンフィクション)、『あの人は蜘蛛を潰せない』、『神様のケーキを頬ばるまで』、『桜の下で待っている』、『やがて海へと届く』、『朝が来るまでそばにいる』、『眠れない夜は体を脱いで』、『骨を彩る』、など。

荒井 武美
佐久文化会議事務局長。著書は『山室静とふるさと』、『山室静全年譜覚書』、など。そのほかの詳細は不明。

荒井 良二
1956年、山形市生まれ。絵本作家。日本大学藝術学部美術学科卒業。音楽活動もしている。主な作品は『MELODY』、『バスにのって』、『スースーとネルネル』、『ぼくのキュートナ』、『ようかいアニミちゃん』、『にせニセことわざずかん』、『きょうというひ』、『スキマの国のポルタ カメカメさんのじてんしゃ』、『たいようオルガン』、『ヒメちゃん』、『うちゅうたまご』、ほか多数。

荒川 博
1931年、浅草生まれ。著書に『帆船への招待』、共著書に『風の名前 風の四季』、がある。

嵐山 光三郎
1942年浜松市生まれ。編集者、作家、エッセイストで本名は祐乗坊英昭(ゆうじょうぼう ひであき)。國學院大學文学部国文科卒業。専攻は中世文学。著書は『ピッキーとポッキー』、『チューサン階級の冒険』、『ピッキーとポッキーのかいすいよく』、『新随想フツーの血祭り アラコウの復活処女作総決算』、『ABC文体鼻毛のミツアミ』、『男』、『世間』、『チューサン階級ノトモ』、『文句』、『超道徳本当講座 サラリーマン出世の条件』、『黄金意識』、『口笛の歌が聴こえる』、『しごとが面白くなる徒然草の知恵 乱世を生き抜くダンディズム』、『恋横丁恋暦』、『ぷーぷーぷー おならとともだちになる本』、『話の秘密箱 人生対談』、『同窓会』、『料理ノ御稽古』、『逆鱗組七人衆』、『素人庖丁記』、『徒然草殺しの硯』、『気分の構造』、『夕焼け少年』、『ぼくのローカル線』、『夕焼け学校』、『怪』、『東京旅行記』、『かわいい自分には旅をさせろ』、『新素人包丁記・海賊の宴会』、『夕焼けの町』、『買い物旅行記』、『素人庖丁記 ごはんの力』、『この町へ行け』、『文人悪食』、『温泉旅行記』、『追悼の達人』、など非常に多数。他に共著、編著も多数。

荒俣 宏
1947年7月12日うまれ。慶応義塾大学法学部卒業。博物学研究家、図像学研究家、小説家、収集家、神秘学研究家、妖怪評論家、翻訳家、タレント。元玉川大学客員教授、武蔵野美術大学造形学部客員教授、サイバー大学客員教授、日本SF作家クラブ会員、世界妖怪協会会員。日本大学藝術学部芸術研究所教授なども歴任している。著書は『別世界通信』、『理科系の文学誌』、『大博物学時代―進化と超進化の夢』、『パラノイア創造史』、『本朝幻想文學縁起―震えて眠る子らのために』、『99万年の叡智―近代非理性的運動史を解く』、『世界幻想作家事典』、『図鑑の博物誌』、『帝都物語』、『世界大博物図鑑』、『絵のある本の歴史』、『地球暗黒記』、『標の周辺』、『ジンクス 恋愛・結婚篇』、『ジンクス ギャンブル篇』、『図像観光―近代西洋版画を読む』、『目玉と脳の大冒険―博物学者たちの時代』、『異都発掘―新東京物語』、『歌舞伎キャラクター事典』、『奇っ怪紳士録』、『日本妖怪巡礼団』、『海覇王』、『花の王国』、『愛情生活白樺記』、『大東亜科学綺譚』、『解剖の美学』、『開かずの間の冒険―日本全国お宝蔵めぐり』、『荒俣宏の図像学入門』、『ブックライフ自由自在』、『広告図像の伝説―フクスケもカルピスも名作!』、『帝都大戦』、『帯をとくフクスケ―複製・偽物図像解読術』、『花譜博覧』、『黄金伝説 近代成金たちの夢の跡 探訪記』、『ゑびす殺し』、『開化異国(おつくに)助っ人奮戦記』、『稀書自慢紙の極楽』、『図像探偵―眼で解く推理博覧会』、『データベース夜明け前』、『なつかしのハワイ旅行』、『花空庭園』、『二色人の夜』、『ワタシnoイエ』、『荒俣宏コレクション』、『木精狩り』、『新宿チャンスン』、『ホア・ホア 南洋光彩紀行』、『幻想皇帝 アレクサンドロス戦記』、『妖しの秘湯案内 アラマタ版』、『闇吹く夏』、『ビジネス裏極意』、『文明移動説 フェイク・アース・トラベラー』、『地球観光旅行―博物学の世紀』、『図の劇場』、『本読みまぼろし堂目録―店主推奨700冊ブックガイド』、『アクアリストの楽園』、『屋根裏の読書虫―今宵の書林の水先案内』、『空想文学千一夜―いつか魔法のとけるまで』、『機関(からくり)童子―帝都物語外伝』、『夢の痕跡―20世紀科学のワンダーランドに遊ぶ』、『遠近術―CD-ROMによる荒俣宏の奇想天外な遠近法』、『魔書―アントライオン』、『VR冒険記―バーチャル・リアリティは夢か悪夢か』、『ファッション画の歴史 肌か衣か』、『ヨーロッパ・ホラー紀行ガイド』、『決戦下のユートピア』、『TV博物誌』、『衛生博覧会を求めて』、『歌伝枕説』、『』レックス・ムンディ、『20世紀雑誌の黄金時代』、『歌枕 謎ときの旅―歌われた幻想の地へ』、『アラマタ図像館』、『妖怪大戦争』、『帝都幻談』、『フリーメイソン 秘密を抱えた謎の結社』、『アラマタ美術誌』、『0点主義 新しい知的生産の技術57』、『すごい人のすごい話』、『江戸の幽明 東京境界めぐり』、『喰らう読書術 一番おもしろい本の読み方』、『江戸の快楽-下町抒情散歩』、『花の図譜ワンダーランド』、『どおまん・せいまん奇談―鳥羽ミステリー紀行』、『ホラー小説講義』、『Girl Art―ピンナップの女神たち』、『万博とストリップ―知られざる二十世紀文化史』、『風水先生「四門の謎」を解く』、『アラマタ珍奇館―ヴンダーカマーの快楽』、『荒俣宏のデジタル新世界探検』、『荒俣宏のイーベイお宝コレクション術』、『年表で読む荒俣宏の博物探検史―あの珍種この珍種が発見された探検航海を年表で辿る』、『アジアまぼろし画報―ASIAで見るニッポン』、『セクシーガールの起原』、『奇想の20世紀』、『プロレタリア文学はものすごい』、『髪の文化史』、『夢々―陰陽師鬼談』、『パルプマガジン―娯楽小説の殿堂』、『陰陽師ロード―安倍晴明名所案内』、『荒俣宏の20世紀世界ミステリー遺産』、『読み忘れ三国志』、『ヨコオ論タダノリ』、『陰陽師―安倍晴明の末裔たち』、『イギリス魔界紀行―ハリーポッターの故郷へ』、『想像力の地球旅行―荒俣宏の博物学入門』、『男に生まれて―江戸鰹節商い始末』、『荒俣宏の不思議歩記』、『新帝都物語 維新国生み篇』、『アラマタ大事典』、『磯魚ワンダー図鑑』、『サイエンス異人伝 科学が残した夢の痕跡』、『脳内異界美術誌 幻想と真相のはざま』、『女流画家ゲアダ・ヴィーイナと謎のモデル アール・デコのうもれた美女画』、『お化けの愛し方 なぜ人は怪談が好きなのか』、『ハゲの文化史』、『アラマタヒロシの妖怪にされちゃったモノ事典』、『妖怪少年の日々 アラマタ自伝』、『小説妖怪大戦争 ガーディアンズ』、などとても多数。

有島 武郎
1878年3月4日、文京区生まれ。弟の生馬は洋画家、里見クは小説家。主な作品は『惜みなく愛は奪う』、『カインの末裔』、『小さき者へ』、『生まれ出づる悩み』、『或女』、『かんかん虫』、『ある女のグランプス』、『火事とポチ』、ほか。1923年6月9日に人妻で婦人公論の記者、波多野秋子と情死。

有田 英也
1958年、山口県生まれ。東京大学文学部仏文学科卒業、東京大学大学院博士課程単位取得満期退学。パリ第4大学博士、フランス文学者、成城大学教授。著書は『ふたつのナショナリズム』、『政治的ロマン主義の運命』、『セリーヌを読む』。他に翻訳書多数。

有吉 佐和子
1931〜1984年、和歌山生まれ。東京女子大短大卒業。代表作は『紀の川』、『有田川』、『日高川』、『華岡青洲の妻』(女流文学賞)、『恍惚の人』、『複合汚染』、等。

有吉 与志恵
コンディショニングトレーナー。日本体育大学を卒業と同時に陸上短距離の現役生活を終える。94年に株式会社ハースコーポレーションを設立。高齢者から現役アスリートまで幅広い層へのセルフコンディショニング指導のほか、学校や企業向けの講演・講習会をしている。著書は『アスリートのためのコアトレ』、『コアトレ2』、『コアシェイプ』、『フィットコンディショニング』、『めざめよ男力!』、『ブレスダイエット』、『コアトレ スタートブック』、『40歳からの肉体改造』、など。

安西 篤子
1927年、神戸市生まれ。神奈川県立第一高女卒業。作品は『張少子の話』(直木賞)、『黒鳥』(女流文学賞)、『悲愁中宮』、『藍染燈籠』、『義経の母』、『武家女夫録』、『不義にあらず』、『恋に散りぬ』、『洛陽の姉妹』、など。
安生 正(あんじょう ただし)
1958年、京都市生まれ、東京都在住。京都大学大学院工学研究科卒。建設会社勤務。著書は『生存者ゼロ』。

安東 次男(あんどう つぎお)
1919年、岡山県生まれ。詩人、批評家、翻訳家。東京大学経済学部卒業。著書に『芭蕉七部集評釈』。訳書は現代フランス文学のほかに『風の王子たち』、『密林の使者』、『みどりのゆび』、などの児童文学も手掛けた。2002年歿。

安藤 宏(あんどう ひろし)
1958年5月27日、東京生まれ。国文学者、専門は日本近代文学、東京大学大学院教授。東京大学文学部卒業(国文学専修課程)、東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専門課程博士課程中退。著書は『自意識の昭和文学 - 現象としての「私」』、『太宰治 弱さを演じるということ』、『近代小説の表現機構』、『日本近代小説史』、『「私」をつくる 近代小説の試み』、『太宰治論』。他に編著・共著あり。

安藤 優一郎(あんどう ゆういちろう)
1965年、千葉県生まれ。文学博士、歴史学者。専門は日本近代(都市)史。早稲田大学教育学部卒業、同大学院文学研究科博士課程満期退学。国立歴史民俗博物館特別共同利用研究員、徳川林政史研究所研究協力員、新宿区史編纂員、早稲田大学講師、御蔵島島史編纂委員などを歴任。著書は『寛政改革の都市政策―江戸の米価安定と飯米確保』、『江戸の養生所』、『観光都市 江戸の誕生』、『徳川将軍家の演出力』、『江戸城・大奥の秘密』、『大岡越前の構造改革 江戸のエリート経済官僚』、『幕臣たちの明治維新』、『将軍家御典医の娘が語る江戸の面影』、『大名屋敷の謎』、『幕末下級武士のリストラ戦記』、『大名庭園を楽しむ お江戸歴史探訪』、『幕末維新 消された歴史』、『大江戸お寺繁昌記』、『龍馬を継いだ男 岩崎弥太郎』、『大名行列の秘密』、『山手線お江戸めぐり』、『江戸・東京の歴史と地理』、『鬼平の給与明細』、『江と徳川三代』、『江戸・東京の歴史と地理』、『歴史を動かした徳川十五代の妻たち』、『勝海舟と福沢諭吉』、『江戸っ子の意地』、『新島八重の維新』、『百万都市を俯瞰する 江戸の間取り』、『徳川慶喜と渋沢栄一』、『徳川幕府の資金繰り』、『大名廃業』、『賊軍の将・家康』、『お殿様の定年後』、『幕末の先覚者・赤松小三郎』、『大江戸の娯楽裏事情』、『徳川家康「関東国替え」の真実』、ほか多数。

安野 光雅(あんの みつまさ)
1926年島根県津和野町生まれ。2020年12月歿。山口師範学校研究科修了。主の著書は『ふしぎなえ』、『ABCの本』、『旅の絵本』、『繪本 平家物語』、『口語訳 即興詩人』、『御所の花』、『少年時代』、『本が好き』、『かんがえる子ども』、『私捨吾入』、など。司馬遼太郎の紀行『街道をゆく』の挿画などもある。

飯島 裕一(いいじま ゆういち)
1948年、長野県生まれ。北海道大学水産学部卒業。信濃毎日新聞社編集委員。著書は『温泉で健康になる』、『疲労とつきあう』、『健康ブームを問う』、『温泉の医学』、『脳 小宇宙への旅』、『ストレス・高齢社会の現代病のカルテ』、など。

飯塚 正人(いいづか まさと)
1960年生まれ。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・助教授。東京大学大学院博士課程中退。近現代イスラム思想・運動研究。著書は『イスラーム世界がよくわかるQ&A100』、『よくわかるイスラム原理主義のしくみ』、『イスラム原理主義とは何か』、など。

幾島 幸子(いくしま さちこ)
1951年、東京生まれ。翻訳家。早稲田大学政経学部卒業。訳書は『三びきのコブタのほんとうの話』、『タイムワープ三人組』シリーズ、『フォーチュン団のなかまたち』シリーズ、『悪者は夜やってくる』、『親業完全マニュアル』、『オズの魔法使い』、等多数。

池井戸 潤(いけいど じゅん)
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部、法学部卒業。著書は『果つる底なき』、『鉄の骨』、『下町ロケット』、『オレたち花のバブル組』、『オレたちバブル入行組』、『シャイロックの子供たち』、『株価暴落』、『民王』、『銀行総務特命』、『銀行狐』、『不祥事』、『空飛ぶタイヤ』、『ようこそ わが家へ』、『金融探偵』、『七つの会議』、 など。

池内 紀(いけうち おさむ)
1940年、姫路市生まれ。ドイツ文学者、エッセイスト。神戸大学、東京都立大学、東京大学でドイツ語、ドイツ文学の教師をした後、文筆業に。主な著書は『ニッポン発見記』、『風刺の文学』、『森の紳士録』、『ゲーテさん、こんばんは』、『ひとり旅は楽し』、など。主な訳書は『ファウスト』、『カフカ全小説』、『ブリキの太鼓』、など。2019年8月30日逝去。

池内 了(いけうち さとる)
1944年生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。専門は宇宙論、天体物理学。名古屋大学大学院理学研究科教授、国立天文台教授、大阪大学大学院教授等歴任。著書は『お父さんが話してくれた宇宙の歴史』、『科学の考え方・学び方』、『泡宇宙論』、『物理学と神』、など。

池内 万平(いけうち まんぺい)
1975年生まれ。伊丹十三の次男。子役として「お葬式」、「タンポポ」に出演。一般企業に勤めるかたわら、ITM伊丹記念財団評議員、株式会社伊丹プロダクション取締役。

池上 冬樹(いけがみ ふゆき)
1955年、山形市生まれ、山形市在住。立教大学文学部日本文学科卒業。文芸評論家。編著書は『ヒーローたちの荒野』、『ミステリ・ベスト201日本篇』、ほか。他に翻訳書あり。

池澤 夏樹(いけざわ なつき)
1945年7月7日、帯広生まれ。埼玉大学理工学部中退。詩人であり小説家。翻訳、書評も手がける。日本芸術院会員。

池田 清彦(いけだ きよひこ)
1947年、東京都生まれ。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒業、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。早稲田大学名誉教授、山梨大学名誉教授。高尾599ミュージアム名誉館長。TV、新聞、雑誌などでも活躍中。著書は『驚きのリアル「進化論」』、『SDGsの大嘘』、『バカの災厄』、『年寄りは本気だ:はみ出し日本論』、など多数。

池田 節雄(いけだ せつお)
1943年、大阪市生まれ。東京大学法学部卒業。企業勤務を経て主としてアンチダンピング問題を専門にする弁護士に。著書は『新版EUアンチ・ダンピング法』、『EC弁護士ECを巡る』、『国際弁護士』、『EU入門』(共著)、『女性の権利』(訳書)、など。

池田 理代子(いけだ りよこ)
劇画家、声楽家。代表作は「ベルサイユのばら」。

池波 志乃(いけなみ しの)
1955年3月12日荒川区生まれ。女優・タレント・エッセイスト。夫は中尾彬。父は10代目金原亭馬生、祖父は5代目古今亭志ん生、叔父は3代目古今亭志ん朝。著書は「うちの手料理 二人で楽しむ料理とお酒」、「食物のある風景」。

井坂 幸太郎(いさか こうたろう)
1971年、千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。著書は、『オーデュポンの祈り』、『ラッシュライフ』、『重力ピエロ』、『グラスホッパー』、『アヒルと鴨のコインロッカー』、『ゴールデンスランバー』、『フィッシュストーリー』、『陽気なギャングが地球を回す』、『チルドレン』、『死神の精度』、『魔王』、『砂漠』、『終末のフール』、『陽気なギャングの日常と襲撃』、『ポテチ』、『ゴドーを待ちながら』、『モダンタイムス上・下』、『あるキング』、『SOSの猿』、『オー!ファーザー』、『バイバイ、ブラックバード』、『マリアビートル』、『PK』、『夜の国のクーパー』、『残り全部バケーション』、『ガソリン生活』、『死神の浮力』、『首折り男のための協奏曲』、『アイネクライネナハトムジーク』、『キャプテンサンダーボルト』、『火星に住むつもりかい?』、『ジャイロスコープ』、『陽気なギャングは三つ数えろ』、『サブマリン』、『AX』、『ホワイトラビット』、『クリスマスを探偵と』、『フーガはユーガ』、『クジラアタマの王様』、『逆ソクラテス』、等多数。

石井 小夜子(いしい さよこ)
1949年、千葉県生まれ。弁護士。明治大学法学部卒業。著書は『子どもの人権110番』、『児童の権利条約』、『侵される人権・外国人労働者』、『少年法・少年犯罪をどう見たらよいのか』、『少年犯罪と向きあう』、ほか。

石井 桃子(いしい ももこ)
1907年生まれ。日本女子大学卒業。編集者、作家、翻訳家として戦後の児童文学をリードした。児童図書館運動の草分けでもあった。『クマのプーさん(ミルン)』、『ファージョン作品集』、『トム・ソーヤーの冒険』、など訳書多数。著書は『ノンちゃん雲に乗る』、『幼ものがたり』、『幻の赤い実』、『リンゴ畑のマーティン・ピピン』、など。

石井 遊佳(いしい ゆうか)
1963年牧方市生まれ。東京大学大学院人文社会系研究博士課程満期退学。日本語教師。チェンナイ市在住。著者は『百年泥』(芥川賞)。

石川 啄木(いしかわ たくぼく)
1886年岩手県日戸村生まれ、のち渋民村に移住。1902年、文学を志して上京したが、翌年渋民村に帰郷して啄木と名乗った。明星派の詩人として1905年『あこがれ』を出版、職を転々としながら北海道各地を流浪。1908年に再度上京し、新聞社に勤めながら作詩した。1912年肺結核により逝去。26歳だった。

石川 達三(いしかわ たつぞう)
1905.7.2-1985.1.3。秋田県横手町生まれ。早稲田大学英文科中退。作品は『幸福』、『蒼氓』(第1回芥川賞)、『日陰の村』、『結婚の生態』、『生きている兵隊』、『風にそよぐ葦』、『人間の壁』、『暗い嘆きの谷』、ほか。

石川 直樹(いしかわ なおき)
写真家、冒険家。1977年6月30日渋谷区初台生まれ。早稲田大学第二文学部卒業、東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。23歳の時に七大大陸最高峰登頂の最年少記録(当時)を打ち立てた。写真集、著書、共著書、多数。

石川 憲弘(いしかわ のりひろ)
箏演奏家・作曲家・指揮者。箏を吉田興三郎、二十絃箏を野坂恵子、三絃を野坂操寿に師事。NHK邦楽技能者育成会第26期修了。文化庁芸術家国内研修生として、作曲を牧野由多可に師事。指揮を稲田康に師事。1988年から1994年まで、NHK邦楽技能者育成会講師。数多くの海外公演、CD録音など、幅広く活躍。邦楽アンサンブル「昴」代表。合奏団「たあく」指揮者。

石川 文洋(いしかわ ぶんよう)
1938年那覇市首里生まれ。毎日映画社、香港のスタジオ勤務の後ベトナムに滞在。アメリカ軍、サイゴン政府軍に同行取材。帰国後、朝日新聞出版局のカメラマンとなり、現在はフリー。著書は「『戦場カメラマン』、『てくてくカメラ紀行』、『アジアを歩く』、『戦争はなぜ起こるのか 石川文洋のアフガニスタン』、『サイゴンのコニャックソーダ』、『私が見た戦争』、『命どぅ宝・戦争と人生を語る』、『日本横断徒歩の旅 65歳の挑戦』、『カラー版 ベトナム 戦争と平和』、『カラー版 四国八十八カ所 私の遍路旅』、『フォト・ストーリー 沖縄の70年』、ほか。

石黒 浩(いしぐろ ひろし)
ロボット工学者、工学博士。大阪大学基礎工学研究科博士課程修了。大阪大学基礎工学研究科教授等歴任。主な著書は『ロボットと人間』、『ロボットとは何か』、『どうすれば 人 を創れるか』、『僕がロボットをつくる理由』。

石田 衣良(いしだ いら)
1960年、東京生まれ。成蹊大学経済学部卒業。著書は『池袋ウエストゲートパーク』(オール読物推理小説新人賞)、『4TEEN』(直木賞)、『骨音』、『電子の足』、『波の上の魔術師』、『アキハバラ@DEEP』、『娼年』、『スローグッドバイ』、『LAST』、『東京DOLL』、等。

石田 雄太(いしだ ゆうた)
ベースボールジャーナリスト。1964年、愛知県生まれ。青山学院大学卒業。著書は『イチロー、聖地へ』、『桑田真澄 ピッチャーズ バイブル』、『声 松坂大輔メジャー挑戦記』、『屈辱と歓喜と真実と 報道されなかった王ジャパン121日間の舞台裏』、『平成野球30年の30人』、『イチロー・インタビューズ 激闘の軌跡2000-2019』、『大谷翔平 野球翔年T』、など。

石附 敦(いしづき あつ)
1937年京都生まれ。京都府立大学文家政学部福祉児童学科卒業。家庭裁判所調査官を経て四天王寺国際佛教大学人文社会学部人間福祉学科教授。著書・論文は『非行が語る親子関係』、『私のスーパーバイズ体験』、『臨床心理ケース研究T』、『非行におちいった少年へのアプローチ』、『教育現場に活かす思春期問題への医学的アプローチ』、『現代家族の問題と福祉』、『家族と福祉領域の心理臨床』、『非行問題への対応』、『学校の臨床心理』、『家裁調査官』、『コミュニティ心理学とコンサルテーション・リエゾン』、他多数。

石原 慎太郎(いしはら しんたろう)
1932年、神戸市生まれ。一橋大学在学中に『太陽の季節』で芥川賞受賞。68年に参議院議員に当選し、その後衆議院議員として環境庁長官、運輸大臣などを歴任。99年に東京都知事に就任、四選後辞職。2012年衆議院議員として国政に復帰。14年に政界引退。著書は他に『わが人生の時の時』、『国家なる幻影』、『弟』、『火の鳥』、『新・堕落論』、等多数。

石牟礼 道子(いしむれ みちこ)
1927.3.11-2018.2.10(90歳)。熊本県生まれ。作家、詩人。著書は『苦海浄土』、『椿の海の記』、ほか。

伊集院 静(いじゅういん しずか)
1950年、山口県生まれ。立教大学文学部卒業。著書は『乳房』(吉川英治文学新人賞)、『受け月』(直木賞)、『機関車先生』(柴田錬三郎賞)、『ごろごろ』(吉川英治文学賞)、『海峡』、『居眠り先生』、他多数。

泉 鏡花(いずみ きょうか)
小説家。本名鏡太郎。1873年11月4日、金沢市生まれ。1939年9月7日、歿。北陸英和学校中退。明治後期から昭和初期にかけて活躍し、小説のほか戯曲や俳句も手掛けた。作品は『夜行巡査』、『外科室』、『荒野聖』、『眉かくしの霊』、『照葉狂言』、『草迷宮』、『婦系図』、『歌行燈』、『薬草取』、『十万石』、『日本橋』、など。

磯田 道史(いそだ みちふみ)
1970年、岡山県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。史学博士。茨城大学准教授、静岡文化芸術大学准教授、同教授、国際日本文化研究センター准教授等歴任。著書は『天災から日本史を読みなおす』、『歴史の愉しみ方』、『武士の家計簿』、『殿様の通信簿』、『日本人の叡智』、『江戸の備忘録』、『竜馬史』、『無私の日本人』、『歴史の読み解き方』、『江戸の家計簿』、『日本史を暴く』、など多数。

磯ア 憲一郎(いそざき けんいちろう)
1965年、千葉県生まれ。早稲田大学商学部卒業。著書は『肝心の子ども』(文芸賞)、『眼と太陽』、『世紀の発見』、『終の住処』(芥川賞)、ほか。

板垣 雄三(いたがき ゆうぞう)
1931年、東京都生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。東京大学名誉教授、東京経済大学名誉教授。専攻は中東・イスラム研究。著書は『歴史の現在と地域学』、『石の叫びに耳を澄ます』、ほか。

伊丹 十三(いたみ じゅうぞう)
1933年5月15日、京都市生まれ。1997年12月20日逝去。父は映画監督の伊丹万作。本名、池内義弘。エッセイスト、商業デザイナー、俳優、映画監督など、様々な分野で活躍した。自ら監督・脚本を手掛けた映画「お葬式」(1984年)で日本アカデミー賞受賞。以後、税金や暴力団、宗教、消費行動などを切り口に、日本人の行動様式や思考様式を描いた作品を作った。著書は『ヨーロッパ退屈日記』、『女たちよ!』、ほか。

市川 沙央(いちかわ さおう)
1979年生まれ。早稲田大学人間科学部eスクール人間環境科学科卒業。筋疾患先天性ミオパチーによる症候性側彎症および人工呼吸器使用・電動車椅子当事者。著書は『ハンチバック』(デビュー作、文學会新人賞、芥川賞)。

市原 真(いちはら しん)
病理専門医。

井出 正一(いで しょういち)
1939年、佐久市臼田生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。衆議院議員選挙3回当選。著書は『終の棲家 さきがけ』。井出孫六は叔父。

井出 孫六(いで まごろく)
1931年、佐久市臼田の生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。出版社勤務を経て作家となり、『アトラス伝説』で第72回直木賞を受賞。著書は『信州奇人考』、『終わりなき旅』、など多数。井出正一は甥。

伊藤 賀一(いとう がいち)
1972年、京都生まれ。法政大学文学部史学科卒業。予備校で社会を教えている。著書・監修書は『世界一おもしろい日本史の授業』、『カゲロウデイズで中学地理が面白いほどわかる本』、『すごい哲学』、『笑う日本史』、『ニュースのなぜ?は日本史に学べ』、『47都道府県の歴史と地理がわかう事典』、など。

伊藤 和明(いとう かずあき)
1930年、東京都生まれ。東京大学理学部地学科卒業。防災情報機構会長。著書は『直下地震!』、『火山噴火予知と防災』、『大地震・あなたは大丈夫か』、『自然とつきあう』、『地震と噴火の日本史』、ほか。

伊藤 勝治(いとう かつはる)
第三十四代木村庄之助。昭和18(1943)年生まれ、伊勢ノ海部屋所属。昭和31年、式守勝治として入門。平成8年五月場所から第十一代式守与太夫、平成18年五月場所に第三十六代式守伊之助を襲名。平成19年五月場所から翌年三月場所まで木村庄之助を務めた。平成20年三月場所を最後に相撲協会を引退し、現在は行司講演活動等をしている。

伊藤 桂一(いとう けいいち)
1917年、四日市市生まれ。作品は『蛍の河』、『静かなノモンハン』、『遥かなインパール』、『月下の剣法者』、など。

伊藤 正一
1923年、松本市生まれ。2016年逝去。子供の頃木曽御嶽に登って以来、北アルプスを隈なく歩いた。1946年三俣蓮華小屋(現在の三俣山荘)を譲り受け山賊などの協力を得て、湯俣山荘、雲ノ平山荘を建て、雲の平への最短ルート、伊藤新道(現在は一般登山道としては使われていない)を独力で完成させた。日本勤労者山岳連盟創設者で登山発展のために、熱意を注いだ。主な著書は『伊藤正一写真集 源流の記憶 黒部の山賊と開拓時代』、『定本 黒部の山賊 アルプスの怪』。

伊藤 整
1905.1.16-1969.2.15。北海道生まれ。著書及び作品は『雪明りの道』、『小説の方法』(評論)、『伊藤整氏の生活と意見』、『火の鳥』、『変容』、『得能五郎とスキイ』、など。他に訳書で『チャタレー夫人の恋人』がある。

伊東 孝
1945年、神奈川県川崎市生まれ。東京都立大学卒業。東京大学大学院博士課程修了、工学博士。専攻は都市計画、都市計画史、土木史、景観工学。日本大学理工学部交通土木工学科教授等歴任。著書は『東京再発見 〜土木遺産は語る〜』、『東京の橋』、『「水の都、橋の都』、『水の東京』、『四谷見附橋物語』、『日本の近代化遺産 〜新しい文化財と地域の活性化〜』、等。

伊藤 たかみ
1971年、兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。著書及び作品は、『助手席にて、グルグル・ダンスを踊って』(文藝賞)、『ミカ!』(小学館児童出版文化賞)、『ぎぶそん』(坪田譲治文学賞)、『八月の路上に捨てる』(芥川賞)、『17歳のヒット・パレード(B面)』、『卒業式はマリファナの花束を抱いて』、『ロスト・ストーリー』、『盗作』、『ドライブイン 蒲生』、『アンダー・マイ・サム』、『リセット・ボタン』、『雪の華』、『フラミンゴの家』、『カンランシャ』、ほか。

伊藤 ルイ(いとう るい)
1922.6.7-1996.6.28(74歳)。神奈川県生まれ。市民運動家、作家。著書は『海の歌う日』、『虹を翔ける』、ほか。

稲垣 達郎(いながき たつろう)
1901(明治34)年10月21日、敦賀市生まれ。1986(昭和61)年8月13日歿。日本近代文学研究者。早稲田大学文学部卒業。1949年、早稲田大学文学部教授。日本近代文学館の設立に参加、常務理事を務める。1972年、早稲田大学を定年退職、名誉教授。大東文化大学教授、大東文化大学大学院特任教授を経て、逝去まで同大学院講師。1983年、「稲垣達郎学芸文集」で読売文学賞を受賞。妻は児童文学者の稲垣昌子(1907-1981)。著書は『稲垣達郎評論集 作家の肖像』、『夏目漱石』、『近代日本文学の風貌』、『社会主義文学』、『角鹿の蟹』、『稲垣達郎学芸文集』、『松前の風』、『森鴎外の歴史小説』、など。他に編著書多数。

井上 卓弥(いのうえ たくや)
1965年、山形県生まれ。慶応義塾大学卒業。公益財団法人安達峰一郎記念財団理事。毎日新聞社で外信部や社会部の記者やローマ特派員、学芸部編集委員を務め、コソボ、パレスチナ紛争などを取材。イラク戦争で米海軍に従軍した。著書に『満州難民』がある。

井上 智洋(いのうえ ともひろ)
経済学者、駒澤大学経済学部准教授。慶應義塾大学SFC研究所研究員。専門はマクロ経済学。慶應義塾大学環境情報学部卒業。IT企業勤務を経て早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了、同大学博士課程修了(経済学)。専門のマクロ経済学の他に人工知能が経済に与える影響についても研究している。著書は『新しいJabaの教科書』、『人工知能と経済の未来』、『AI時代の新・ベーシックインカム論』、『ヘリコプターマネー』、『純粋機械化経済』、などがある。

井上 ひさし(いのうえ ひさし)
1934年11月17日 山形県小松町生れ。2010年4月9日歿(75歳)。上智大学仏語科卒業。作品は『ブンとフン』、『モッキンポット師の後始末』、『手鎖心中』、『青葉繁れる』、『四十一番の少年』、『いとしのブリジット・ボルドー』、『ドン松五郎の生活』、『日本亭主図鑑』、『新釈遠野物語』、『吉里吉里人』、『手鎖心中』、『不忠臣蔵』、『東慶寺花だより』、『腹鼓記』、ほか多数。

井上 靖(いのうえ やすし)
1907年、旭川市生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。毎日新聞社時代から書き始め、退社の後、多くの作品を書いた。文化勲章受章。1991年歿。主な著作は『闘牛』(芥川賞)、『天平の甍』(芸術選奨)、『おろしや国酔夢譚』(日本文学大賞)、『孔子』(野間文芸賞)、『あすなろ物語』、『夏草冬濤』、『北の海』、『猟銃』、『敦煌』(毎日芸術賞)、『風林火山』、『氷壁』、『楼蘭』、『蒼き狼』、『風濤』(読売文学賞)、『額田女王』、『幼き日のこと』、『青春放浪』、ほか。

井上 陽水(いのうえ ようすい)
1948年8月30日、福岡県生まれ。シンガーソングライター。福岡県立西田川高等学校卒業。著書は『音のそとがわで』、『青空ふたりたび』(五木寛之との共著)、『ラインダンス』、『綺麗ごと』、『媚売る作家』、ほが。作詞、作曲、歌唱をした楽曲はとても多数。

猪熊 葉子(いのくま ようこ)
1928年8月16日 千葉県生まれ。日本近代文学、英近代文学、児童文学者、翻訳家、聖心女子大学名誉教授。父は外科医の葛原輝、母は歌人の葛原妙子。聖心専門学校をへて、1952年聖心女子大学国文科卒業。54年同大学院修士課程修了。同大学助手、56年専任講師、57年から一年間オックスフォード大学留学、72年助教授、78年教授、90年白百合女子大学教授、1999年定年退職。ローズマリー・サトクリフ、メアリー・ノートン、フィリッパ・ピアス、イディス・ネスビットなど英国の女性児童文学者を中心に多数の翻訳がある。著書は『ものいうウサギとヒキガエル 評伝ビアトリクス・ポターとケニス・グレアム』、『児童文学最終講義 しあわせな大詰めを求めて』、『大人に贈る子どもの文学』。他に訳書多数。

井伏 鱒二(いぶせ ますじ)
1898年広島県生まれ。本名、満寿二。中学時代は画家を志したが、長兄のすすめで志望を文学に変えた。早稲田大学仏文科中退。著書・作品は、『やんま』、『鯉』、『屋根の上のサワン』、『山椒魚』、『ジョン万次郎漂流記』(直木賞)、『本日休診』(読売文学賞)、『夜更けと梅の花』、『漂民宇三郎』(芸術院賞)、『黒い雨』(野間文芸賞)、など多数。文化勲章受章、1993年歿。

今井 一(いまい はじめ)
1954年、大阪市生まれ。ジャーナリスト。著書は『チェシチ』、『革命後の風景』、『大事なことは国民投票で決めよう!』、『住民投票』、『住民投票Q&A』、など。

今井 裕(いまい ひろし)
中央大学商学部卒業。中小企業診断士。著書は『地域デザイン法』、『仕事のマネジメント』、『親の心 子知らず』、『信州かるた』、『魅力ある商店街づくり』、『現代に生かす「三」の知恵』、『今イズム』、『経営いろは格言』、など。

今泉 忠明(いまいずみ ただあき)
1944年、東京都生まれ。東京水産大学卒業。特に動物に関する著書等多数。

今西 祐之(いまにし すけゆき)
1923年、東大阪市生まれ。早稲田大学卒業。作品は『ハコちゃん』、『浦上の旅人たち』、『ゆみ子とつばめのおはか』、『光と風と雲と樹と』、『マタルペシュペ物語』、『肥後の石工』、ほか多数。

今福 道夫(いまふく みちお)
1944年生まれ。日研究所を引き継ぎ、京都大学大学院理学研究科生物学専攻教授を務め、2008年退任。京都大学名誉教授。

今福 龍太(いまふく りゅうた)
1955年9月30日、東京生まれ。日本の文化人類学者・批評家。東京大学法学部卒業。テキサス大学オースティン校大学院博士課程単位取得。東京外国語大学教授等歴任。著書は『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』(読売文学賞)、『宮沢賢治 デクノボーの叡知』(宮沢賢治賞・および角川財団学芸賞)、『荒野のロマネスク』、『感覚の天使たちへ』、『クレオール主義』、『移り住む魂たち』、『』遠い挿話、『野性のテクノロジー』、『スポーツの汀』、『移動溶液』、『フットボールの新世紀 美と快楽の身体』、『ここではない場所 イマージュの回廊へ』、『ミニマ・グラシア 歴史と希求』、『ブラジルのホモ・ルーデンス サッカー批評原論』、『群島 世界論』、『身体としての書物』、『レヴィ=ストロース 夜と音楽』、『薄墨色の文法 物質言語の修辞学』、『』書物変身譚、『ジェロニモたちの方舟 群島-世界論〈叛アメリカ〉篇』、『わたしたちは難破者である』、『わたしたちは砂粒に還る』、『ハーフ・ブリード』、『クレオール主義 パルティータ I』、『群島-世界論 パルティータ II 』、『隠すことの叡知 パルティータ III』、『ボーダー・クロニクルズ パルティータ IV』、『ないものがある世界 パルティータ V』、『ブラジル映画史講義』、『ボルヘス「伝奇集」迷宮の夢見る虎』、『サッカー批評原論 ブラジルのホモ・ルーデンス』、『原写真論』、『ぼくの昆虫学の先生たちへ』、ほか多数。

今村 昌平(いまむら しょうへい)
1926.9.15-2006.5.30(79歳)。東京都生まれ。映画監督。作品は『豚と軍艦』、『にっぽん昆虫記』、ほか。

今村 夏子(いまむら なつこ)
1980年、広島県生まれ。著書、作品は『こちらあみ子』(三島由紀夫章)、『あひる』(河合隼雄物語賞)、『父と私の桜尾通り商店街』、『冬の夜』、『木になった亜沙』、『ある夜の思い出』、『むらさきのスカートの女』(芥川賞)、など。

入江 真佐子(いりえ まさこ)
英米文学翻訳家。国際基督教大学教養学部卒業。訳書は『完全版ダイアナ妃の真実(アンドリュー・モートン)』、『川の少年(ティム・ボウラー)』、『シーラという子(トリイ・ヘイデン)』、『わたしたちが孤児だったころ(カズオ・イシグロ)』、等多数。

色川 大吉(いろかわ だいきち)
1925.7.23-2021.9.7(96歳)。千葉県生まれ。日本史家、民衆運動研究者。著書は『明治精神史』、『自由民権』、ほか。

岩井 保(いわい たもつ)
1929年、島根県生まれ。京都大学名誉教授。京都大学大学院農学研究科博士課程修了。専攻は魚類生物学。著書は『魚学概論』、『魚の国の驚異』、『検索入門 釣りの魚』、『魚の事典』、『旬の魚はなぜうまい』、ほか。

岩合 日出子(いわごう ひでこ)
横浜市生まれ。夫は動物写真家の岩合光昭。著書は『アフリカポレポレ』、『海ちゃん』(共著)、『たくましく育ってほしい』(共著)、など。

岩合 光昭(いわごう みつあき)
1950年、東京生まれ。動物写真家。写真集は『おきて』、『ライオン家族』、『ニッポンの犬』、『Animals(アニマルズ)』、『風がいい島』、『地中海の猫』、『たくましく育ってほしい』(文は日出子)、など。
岩槻 秀明
1982年9月生まれ、気仙沼市出身。自然科学系ライター、気象予報士。千葉県立関宿城博物館展示協力員、千葉県希少生物及び外来生物リスト作成検討会種子植物分科会委員等。草花や天気など身近な自然を題材に幅広く執筆活動を行っている。著書は、『散歩の花図鑑』、『散歩の樹木図鑑』、『最新版町でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本』、『散歩の草花図鑑』、など。

上田 一生(かずおき)
難しい名前の読み方だ。1954年東京生まれ。國學院大學文学部史学科卒業。ペンギン会議研究員、目黒学院高等学校教諭等歴任。著書は『ペンギン図鑑』、『ペンギン コレクション』、『ペンギンの世界』、など。他に訳書多数。

上田 真而子(まにこ)
ドイツ文学者。1930年5月25日 -2017年12月17日。夫は哲学者の上田閑照。京都府立女子専門学校卒業後、西ドイツへ留学し、マールブルク大学中退。京都ドイツ文化センターに勤務後、ドイツ児童文学の翻訳活動に専念し、1982年に『はてしない物語』(ミヒャエル・エンデ作)で日本翻訳文化賞、1988年に『あの年の春は早くきた』で国際アンデルセン賞国内賞をそれぞれ受賞した。他の著書は『幼い日への旅』、『おばけさんとのやくそく』、その他、訳書多数。

上野 健爾
1945年、熊本県生まれ。東京大学理学研究科修士課程修了。東京大学理学研究科教授等歴任。複素多様体論専攻。著書は『数理物理学の新展開』、『数学を育てる土壌(共著)』、『高校生に贈る数学(共著)』、『代数幾何入門』、『代数入門T、U』、『代数幾何T、U、V』、『学力があぶない(共著)』、ほか。

上野 千鶴子
1948年富山県生まれ。1977年京都大学院社会学博士課程終了。ウィメンズアクションネットワーク理事長。東京大学名誉教授。著書は『スカートの下の劇場』、『セクシイ・ギャルの大研究』、『家父長制と資本制』、『ナショナリズムとジェンダー』、『おひとりさまの老後』、『ケアの社会学』、『女たちのサバイバル作戦』、『発情装置』、『おひとりさまの最期』、ほか。

上野 英信
1923.8.7-1987.11.21(64歳)。山口県生まれ。作家。著書は『追われゆく坑夫たち』、『地の底の笑い話』、『せんぷりせんじが笑った!』、『親と子の夜』、『どきゅめんと筑豊』、『天皇陛下萬歳』、『骨を?む』。

上野 正彦
1929年生まれ、茨城県出身。法医学者。東邦医科大学卒業。著書は『死体は語る』、『自殺の9割は他殺である』、『孤独な死体』、『監察医の涙』、ほか。

宇沢 弘文
1928年生まれ、2014年歿。東京大学理学部数学科卒業。著書は『近代経済学の再検討』、『経済学の考え方』、『成田とは何か-戦後日本の悲劇』、『日本の教育を考える』、『自動車の社会的費用』、『ケインズ 一般理論をよむ』、『近代経済学の転換』、『現代経済学への反省-対談集』、『現代日本経済批判』、『公共経済学を求めて』、『豊かな社会の貧しさ』、『経済解析-基礎論』、『二十世紀を超えて』、『地球温暖化の経済学』、『算数から数学へ』、『好きになる数学入門』、『現代を問う』、『経済動学の理論』、ほか。訳書もあり。

臼井 吉見
1905年6月17日現安曇野市生まれ、1987年7月12日歿。編集者、評論家、小説家、日本藝術院会員。東京帝国大学文学部卒業。旧制伊那中学(現長野県伊那北高等学校)、松本女子師範学校などで教員を務めた後、上京して東京女子大学でも教え、さらに、1946年創刊の総合雑誌「展望」(筑摩書房)の編集長を務め、文芸評論家としても活躍した。「日本文学全集」、「現代教養全集」などを編集した。1956年『近代文学論争』で芸術選奨文部大臣賞を受賞した。1964年から代表作となる大河小説『安曇野』の執筆を始め、1974年に完結し、谷崎潤一郎賞を受賞した。1975年日本藝術院会員。主な著書は『近代文学論争』、『人間と文学』、『あたりまえのこと』、『どんぐりのへた 随想集』、『15年目のエンマ帖』、『小説の味わい方』、『大正文学史』、『むくどり通信 東南アジア・中近東の旅』、『人と企業 成長会社の異色経営者論』、『教育の心』、『ほたるぶくろ』、『事故のてんまつ』、『日本語の周辺』、ほか多数。

臼杵 陽(うすき あきら)
1956年生まれ。国立民族学博物館地域研究企画交流センター助教授、総合研究大学院大学助教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。国際関係論・中東地域研究。著書は『原理主義』、『中東和平への道』、『見えざるユダヤ人-イスラエルの東洋』、など。

内田 康夫
1934年11月15日東京生まれの推理作家。東洋大学文学部国文学科中退。旅情ミステリー作家の代表的人物として知られる。2017年3月、以前のような執筆活動が難しくなったという理由により、作家活動を正式に休止(休筆宣言)。2015年11月に 一般財団法人内田康夫財団が設立され、2016年4月には軽井沢町に浅見光彦記念館が開館した。著作は非常に多数であるが、主なものを上げると以下の通り。『後鳥羽伝説殺人事件』、『軽井沢殺人事件』、『菊池伝説殺人事件』、『浅見光彦殺人事件』、『軽井沢通信』、『長野殺人事件』、『「信濃の国」殺人事件』、など。

内館 牧子
秋田生まれ東京育ち。武蔵野美術大学卒業後OLを経て脚本家に。著書は『十二単を着た悪魔 源氏物語異聞』、『女盛りは心配盛り』、『女盛りは腹立ち盛り』、『毒唇主義』、『カネを積まれても使いたくない日本語』、など多数。

宇都宮 徹壱(うつのみや てついち)
1966年、福岡生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科修了。著作は『幻のサッカー王国 スタジアムから見た解体国家ユーゴスラビア』、『サポーター新世紀 ナショナリズムと帰属意識』、『ディナモ・フットボール 国家権力とロシア・東欧のサッカー』、『使者を巡る物語』、等。

宇野 浩二(うの こうじ)
1891年7月26日、福岡市生まれ。1961年9月21日、歿。早稲田大学英文科中退。作品は『山恋ひ』、『蔵の中』、『苦の世界』、『一と踊』、など。

梅崎 春生(うめさき はるお)
1915-1965。静岡県出身。東京帝国大学国文科卒業。著書、作品は『風宴』、『桜島』、『日の果て』、『ボロ屋の春秋』(直木賞)、『砂時計』(新潮社文学賞)、『狂い凧』(芸術選奨文部大臣賞)、『幻化』、など。

梅林 宏道(うめばやし ひろみち)
1937年、兵庫県生まれ。東京大学数物系大学院博士課程修了、工学博士。著書は『空母ミッドウェーと日本』、『アジア米軍と新ガイドライン』、『情報公開法でとらえた在日米軍』、『隠された核事故』、『在日米軍』、ほか。

海野 敏(うんの さとし)
1983年、千葉県生まれ。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程中退。工学博士。奈良文化財研究所を経て東京大学大学院工学系研究科建築学専攻准教授。専門は日本建築史、文化財保存。著書は『奈良で学ぶ寺院建築入門』、『日本建築士講義 木造建築がひもとく技術と社会』、『古建築を復元する 過去と現在の架け橋』、『建物が語る日本の歴史』、『奈良時代建築の造営体制と維持管理』、『森と木と建築の日本史』、など。

永 六輔(えい ろくすけ)
1933年、浅草生まれ。本名永孝雄。放送作家、司会者、語り手、歌手など多方面に活躍。早稲田大学文学部在学中より、ラジオ番組や始まったばかりのテレビ番組の構成にかかわった。著書は『大往生』、『二度目の大往生』、『職人』、『芸人』、『商(あきんど)人』、『無名人名語録』、『坂本九ものがたり』、『もっとしっかり日本人』、『終 大往生その後』、『日本人対朝鮮人』、『親と子』、『夫と妻』、『嫁と姑』、ほか。

江國 香織(えくに かおり)
1964年東京都生まれ。小説、童話、詩、エッセイ、翻訳などで活躍。著書は『泳ぐのに、安全でも危険でもありません』(山本周五郎賞)、『号泣する準備は出来ていた』(直木賞)、『日のあたる白い壁』、など。

江戸川 乱歩(えどがわ らんぽ)
1894-1965。三重県現名張市出身。本名、平井太郎。主な著書、作品は『二銭銅貨』(デビュー作)、『怪人二十面相』(連載)、『芋虫』、『人間椅子』、『パノラマ島奇談』、『陰獣』、『黄金仮面』、など。

江南 亜美子(えなみ あみこ)
書評家。

江畑 謙介(えばた けんすけ)
1949年生まれ。軍事評論家。著書は『軍事とロジスティクス』、『日本の防衛戦略』、ほか。

江見 水陰(えみ すいいん)
1869年8月12日、岡山市生まれ。1934年11月3日、歿。作品は『旅画飾』、『電光石火』、『女房殺し』、など。

江本 孟紀(えもと たけのり)
1947年、高知県生まれ。1971年、東映入団。以降南海、阪神。『プロ野球を10倍楽しく見る方法』、『野球バカは死なず』、など野球関連の著書多数。

円城 塔(えんじょう とう)
1972年9月15日生まれ。札幌市出身。小説家。東北大学物理第二学科卒業、東京大学大学院総合文化研究科修了、学術博士。著書は『Self-Reference ENGINE』、『Boy's Surface』、『オブ・ザ・ベースボール』、『烏有此譚』、『後藤さんのこと』、『これはペンです』、『道化師の蝶』、『バナナ剥きには最適の日々』、『シャッフル航法』、『エピローグ』、『プロローグ』、『文字渦』、ほか。

遠藤 義雄(えんどう よしお)
1948年福島県生まれ。拓殖大学海外事情研究所教授(南西アジア地域研究専攻)。拓殖大学政治経済学部経済学科卒業。カブール大学(ペルシャ語)、ペシャワール大学(イスラム史)へ留学。著書は『アフガン25年戦争』。他に共著有り。

大江 健三郎(おおえけんざぶろう)
1935年1月31日、愛媛県生まれ。2023年3月3日歿、88歳。東京大学文学部フランス文学科卒業。作家。主な著書は『大江健三郎自選短編』、『M/Tと森のフシギの物語』、『キルプの軍団』、『死者の奢り』、『個人的な体験』、『万延元年のフットボール』、『同時代ゲーム』、『雨の木 を聴く女たち』、『新しい人よ目ざめよ』、『懐かしい年への手紙』、『燃え上がる緑の木』、『沖縄ノート』、『ヒロシマ・ノート』、『新しい文学のために』、『あいまいな日本の私』、『』日本の 私 からの手紙、『新年の挨拶』、ほか。

大木 志門(おおき しもん)
1974年生まれ。日本近代文学研究者、東海大学教授。東京都小金井市出身、埼玉県さいたま市育ち。早稲田大学文学部哲学科卒、年立教大学大学院博士課程修了。著書は、『徳田秋聲の昭和 更新される「自然主義」』、『徳田秋聲と「文学」』。編共著に『下萌ゆる草・オレンジエート 山田順子作品集』、『谷崎と鏡花』、『「私」から考える文学史 私小説という視座』、『水上勉の時代』、『秋聲の家 徳田一穂作品集』、『無縁の花 水上勉社会派短篇小説集』、など

大河内 直彦(おおこうち なおひこ)
1966年、京都市生まれ。東京大学大学院博士課程修了。京都大学、北海道大学、米国ウッズホール海洋研究所などを経て、海洋研究開発機構生物地球化学研究分野・分野長。著書は『チェンジング・ブルー』、『地球のからくりに挑む』、など。

大久保 美春(おおくぼ みか)
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。比較文学比較文化専攻。訳書は『東京に暮らす LIVING IN TOKYO』、等。

大久保 康雄
1905年5月1日、茨城県生まれ。慶應義塾大学英文科中退。英米文学翻訳家。日本における専門翻訳家の草分けで多くの翻訳者を育成した。本名・保雄。日本ペンクラブ、日本文芸家協会、日本翻訳家協会、各会員。1987年歿。

大越 健介
1961年8月25日、現長岡市生まれ。テレビ朝日専属ニュースキャスター。東京大学文学部国文学科卒業。東京六大学野球リーグでは8勝し、日米大学野球選手権大会の大学日本代表メンバーにも選出された。

大阪 圭八(おおさか けいはち)
1927年東京生まれ。法政大学文学部卒業、同大学院博士課程修了。日本古代文学専攻。東京経済大学教授等歴任。主な著書は『初期万葉』、『言葉の散歩道』、『万葉集 東歌・防人歌の心』、『古事記の語り口』、『日本神話入門 ― 古事記をよむ』、など。

大崎 善生(おおさき よしお)
1957年、札幌市生まれ。デビュー作の『聖の青春』で2000年に新潮学芸賞を受賞。『将棋の子』で2001年に講談社ノンフィクション賞受賞。2002年には『パイロットフィッシュ』で吉川英治文学新人賞を受賞。他に著書多数。

大沢 たかお(おおさわ たかお)
ナレーター、モデル、俳優、歌手。1968年3月11日、東京生まれ。出演映画、TVドラマ、舞台、非常に多数。代表作は「星の金貨」、「劇的紀行深夜特急」、「キングダム」、など。

大澤 幸生(おおさわ ゆきお)
1968年生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了。工学博士。大阪大学基礎工学部助手などを経て筑波大学大学院ビジネス科学研究科助教授。専門は人工知能及び意思決定支援。著書は『情報社会とデジタルコミュニティ』、『知識マネジメント』、『チャンス発見の情報技術』、『ビジネスチャンス発見の技術』、ほか。

大下 宇陀児(おおした うだる)
1896年11月15日現箕輪町生まれ、1966年8月11日歿。九州帝国大学応用化学科卒業。作品は、『情獄』、『金口の巻煙草』、『蛭川博士』、『鉄の舌』、『石の下の記録』、等。

大島 真寿美(おおしま ますみ)
1962年、愛知県生まれ。著書・作品は、『春の手品師』(デビュー作、文學会新人賞)、『ピエタ』(本屋大賞第3位)、『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』(直木賞)、『チョコリエッタ』(映画化)、『虹色天気雨』(TVドラマ化)、『ビターシュガー』(TVドラマ化)、『戦友の恋』、『ゼラニウムの庭』、『ワンナイト』、『あなたの本当の人生は』、『ツタよ、ツタ』、『モモコとうさぎ』、『結 妹背山婦女庭訓 波模様』、など多数。

大住 良之(おおすみ よしゆき)
1951年神奈川県生まれ。一橋大学卒業。フリーランスのサッカージャーナリスト。著書は『Jリーグ群像 夢の礎』、『サッカーの話をしよう』、『浦和レッズの幸福』、『世界のサッカー』、等。

大角 翠(おおすみ みどり)
1947年、東京生まれ。東京女子大学卒業、東京大学大学院修士課程修了、パリ大学博士課程修了、オーストラリア国立大学言語学科博士課程修了、Ph.D.。東京女子大学現代文化学部言語文化学科教授等歴任。著書に『Tinrin Grammar』、等

大田 堯(おおた たかし)
教育研究者。

太田 昌秀(おおた まさひで)
1925.6.12-2017.6.12(92歳)。沖縄県生まれ。社会学者。1990-98年、沖縄県知事。著書は『醜い日本人』、ほか。

太田 水穂(おおた みずほ)
1876年12月9日、東筑摩郡原新田村(のち広丘村、現塩尻市)生まれ。1955年1月1日歿。長野県師範学校卒業。「潮音」を創刊し、生涯を通じてその主宰者としての活動を続けた。

太田黒 奉之(おおたぐろ やすゆき)
京都大学法学部卒業。翻訳家。主な訳書は『ロック・コネクション』、『ジョージ・ハリスン・コンプリート・ワークス』、『デヴィット・ボウイ・コンプリート・ワークス』、『ザ・クラッシュ・コンプリート・ワークス』、『イーグルス・コンプリート・ワークス』、『ミック・ジャガーの成功哲学』、『SHOE DOG 靴にすべてを』、など。

大谷 暢順(おおたに ちょうじゅん)
1929年3月19日京都府生まれ。1952年東京大学文学部卒業、ソルボンヌ高等学院卒業、パリー第7大学文学博士号取得、名古屋外国語大学名誉教授。浄土真宗大谷本願寺派本山本願寺第二十五世法主。1988年パルム・アカデミック勲章(フランス共和国)叙勲。著書は『蓮如上人全集 言行録』、『蓮如[御文]読本」』、『聖ジャンヌ=ダルク』、『激流に聞く』、『歎異抄私解』、ほか。訳書多数。

大塚 勇三(おおつか ゆうぞう)
1921年1月27日 旧満州安東市(現・遼寧州丹東市)生まれ。東京帝国大学法学部卒業。児童文学者、翻訳家。著書及び訳書多数。2018年8月18日逝去、97歳。

大坪 砂男(おおつぼ すなお)
1904.2.1-1965.1.12。牛込生まれ。東京薬学専門学校卒業。野沢に疎開し配線を迎えた。作品は『天狗』(処女作)、『私刑』(探偵作家クラブ賞)、など。

大野 晋(おおの すすむ)
1919年、東京生まれ。東京大学文学部国文科卒業。学習院大学教授等歴任。国語学専攻。著書は『日本語をさかのぼる』、『日本語の文法を考える』、『日本語以前』、『日本語の起源 新版』、『日本語練習帳』、『係り結びの研究』、『日本語の形成』、『岩波古語辞典』(共著)、『学力があぶない』(共著)、ほか。

大場 秀章(おおば ひであき)
1943年、東京生まれ。理学博士、東京大学総合研究博物館教授。著書は『ヒマヤラを超えた花々』、『江戸の植物学』、『バラの誕生』、『花の男 シーボルト』、『道端植物園』、ほか。

大庭 建治(おおば けんじ)
1931年、新潟県生まれ。明治学院大学大学院修了。演劇評論家。明治学院大学文学部教授、学長等歴任。著書は『ロンドンの劇場』、『シェイクスピアへの招待』、『エドマンド・キーン伝』、『シェイクスピアの贋作』、『シェイクスピアを観る』、など。

大庭 脩(おおば おさむ)
1927年、大阪市生まれ。龍谷大学大学院東洋史学研究科修了。皇学館大学学長、大阪府立近つ飛鳥博物館館長、関西大学名誉教授等歴任。専攻は中国古代史、日中交流史。著書は『秦漢法制史の研究』、『漢簡研究』、『江戸時代における唐船持渡書の研究』、『江戸時代における中国文化受容の研究』、『江戸時代の日中秘話』、『漢籍輸入の文化史〜聖徳太子から吉宗へ』、『徳川吉宗と康熙帝〜鎖国時代の日中関係』、『古代中世日中関係史の研究』、『漂着船物語』、など。

大浜 一之(おおはま かずゆき)
1935年10月、東京生まれ。東京農工大学林学科卒業。読売新聞経済部等を経て科学部次長。科学評論家。主な著書は『科学雑学事典』、『常温核融合』、『科学・あの話題はどこに行った』、など。

大平 健(おおい けん)
1949年、鹿児島生まれ。東京大学医学部卒業で、専攻は精神医学。著書は『豊かさの精神病理』、『やさしさの精神病理』、『貧困の精神病理』、『精神科医のモノ・グラフ』、『顔をなくした女』、『こころの散歩道』、『拒食の喜び、媚態の憂うつ』、『曇りのち晴れ こちらパソコン専科こころの診察室』、『純愛時代』、等。

大森 望(おおもり のぞみ)
1961年2月2日、高知市生まれ。翻訳家、書評家、評論家、アンソロジスト。著書は『ヤング・インディ・ジョーンズ 密林の聖者』、『ホーンテッドマンション』、『現代SF1500冊 乱闘編 1975-1995』、『現代SF1500冊 回天編 1996-2005』、『特盛! SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話』、『新編 SF翻訳講座』、『狂乱西葛西日記20世紀remix SF&ミステリ業界ワルモノ交遊録』、『21世紀SF1000』、『50代からのアイドル入門』、『現代SF観光局』、『21世紀SF1000 PART2』、等。他に訳書、編著、共著書等多数。

大矢 博子(おおや ひろこ)
1964年11月1日、大分県生まれ。ライター、書評家。北九州市立大学外国語学部卒業。著書は『読み出したら止まらない! 女子ミステリーマストリード100』、『歴史・時代小説縦横無尽の読みくらべガイド』、『脳天気にもホドがある。燃えドラ夫婦のリハビリ日記』、など。

大山 真人(おおやま まひと)
1944年、山形市生まれ。早稲田大学文学部卒業。フリーノンフィクションライター。著書は、『私は瞽女』、『S病院老人病棟の仲間たち』、『取締役宝くじ部長』、『老いてこそ二人で生きたい』、『ちんどん菊乃家の人々』、『銀座木村屋あんパン物語』、など。

逢坂 剛(おうさか ごう)
1943年、東京生まれ。中央大学法学部卒業。著書は『暗殺者グラナダに死す』(オール讀物推理小説新人賞)、『カディスの赤い星』(直木賞)、『燃える地の果てに』、『デズデモーナの不貞』、『「禿鷹」シリーズ』、『「重蔵始末」シリーズ』、『斜陽はるかな国』、『暗殺者の森』、『平蔵の首』、『情状鑑定人』、などがある。

碧海 寿広(おうみ としひろ)
1981年、東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。社会学博士。国際宗教研究所宗教情報リサーチセンター研究員、龍谷大学アジア仏教研究センター博士研究員、慶應義塾大学・立教大学・武蔵野大学・フェリス女学院大学ほか非常勤(兼任)講師等歴任。著書は『仏像と日本人』、『近代仏教のなかの真宗』、『入門 近代仏教思想』、等。他に共編著、共著あり。

岡 真理(おか まり)
1960年生まれ。京都大学総合人間学部助教授、現代アラブ文学。著書は「『彼女の正しい名前とは何か』、『記憶/物語』、ほか。

小笠原 喜康
1950年、八戸市生まれ。筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得退学、教育学博士。日本大学文理学部教授等歴任。専門は教育メディア研究、博物館教育、学力論。日本大学で論文作成法の実践的指導にあたる。著書は『インターネット完全活用術』、『大学生のためのレポート・論文術』、『教師批判を超えて』、『新版 大学生のためのレポート・論文術』、『インターネット完全活用編 大学生のためのレポート・論文術』、『議論のウソ』、『学力問題のウソ』、『論文の書き方』、『博物館の学びをつくりだすなど。

岡島 慎二
1968年、茨城県土浦市生まれ。ライター兼編集者。全国各地を回り社会問題を取材している。

岡田 喜秋(きしゅう)
1926年、東京生まれ。作家。旧制松本高校を経て東北大学経済学部卒業。著書は『秘話ある山河』、『山村を追歩く』、『芭蕉の旅路』、『日本の秘境』、など多数。

岡田 光世(おかだ みつよ)
1960年、東京生まれ。青山学院大学、ニューヨーク大学大学院卒業。読売新聞米国現地紙記者を経てフリーになり、日米で社会問題を中心に執筆している。主な著書は『アメリカ駐在物語』、『アメリカ駐在物語2』、『ニューヨーク日本人教育事情』、『ニューヨークがやさしい』、『ニューヨークが紡いだ言葉』、『アメリカの家族』など、多数。

岡本 綺堂(おかもと きどう)
1872年、東京生まれ。1939年歿。劇評家。新歌舞伎『修善寺物語』、『鳥辺山心中』など多数の戯曲のほか『半七捕物帳』を書いた。他の代表作に『室町御所』、『番町皿屋敷』、『権三と助十』、『木曽の旅人』、などもある。

小川 未明(おがわ みめい)
1882-1961。新潟県出身。早稲田大学卒業。代表作は『赤い蝋燭と人魚』。

小川 洋子(おがわ ようこ)
1962年、岡山市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。作品は『揚羽蝶が壊れる時』(海燕新人文学賞)、『妊娠カレンダー』(芥川賞)、『博士の愛した数式』(読売文学賞・本屋大賞)、『ミーナの行進』(谷崎潤一郎賞)、『沈黙博物館』、『貴婦人Aの蘇生』、『冷めない紅茶』、『やさしい訴え』、『ホテル・アイリス』、『アンネ・フランクの記憶」』、『偶然の祝福』、『薬指の標本』、『ブラフマンの埋葬』、『海』、『猫を抱いて像と泳ぐ』、『原稿零枚日記』、『人質の朗読会』、など。

尾木 直樹(おぎ なおき)
1947年、滋賀県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。市立海城高校、東京都公立中学校教師を経て教育評論家、臨床教育研究所虹所長。著書は『学校好きになる教育』、『いじめ』、『いじめ防止実践プログラム』、『心罰ー子どもの心を傷つける行為』、『現在を生きる中・高校生』、『元気が出る子育て論』、『学校は再生できるか』、『学級崩壊をどうみるか』、『子どもの危機をどうみるか』、など多数。

荻野 富士夫(おぎの ふじお)
1953年埼玉県生まれ。早稲田大学文学部卒業。小樽商科大学教授等歴任。専攻は日本近現代史。著書は『特高警察体制史』、『初期社会主義思想論』、『戦後治安体制の確立』、『治安維持法関係資料集』、『思想検事』、など。

奥野 健男(おくの たけお)
大正15(1926)年東京生まれ、平成9(1997)年11月26日歿。1947年に東京工業大学科学専攻(旧制)を卒業したが、在学中に『太宰治論』を発表して注目された。卒業後は東芝に入社し、印刷回路積層板の研究からトランジスタの開発に取り組んだ。1959年に大河内記念技術賞を、1963年に科学技術庁長官奨励賞、1964年に特許庁長官賞受賞を受賞した。1960年代前半に、「政治と文学」というプロレタリア文学以来の観念を厳しく批判し、民主主義文学を否定したことで、文学論争の主役となった。1961年に多摩美術大学、日本大学芸術学部の講師、1962年に多摩美術大学助教授、1970年に教授となる。多摩美大では当初自然科学の講座を担当していたが、やがて『太宰治論』により文芸評論家として遇されていたため文学の講座に集中する。作家三島由紀夫との親交があったため、彼の自決の翌日の授業には、教室からあふれんばかりの学生が押し寄せたという。奥野ゼミは、ゼミ生による創作集『葡萄弾』を毎年発行していた。1976年から1992年まで「産経新聞」の文芸時評を担当、文学における「原風景」という概念を打ち出した。多摩美術大学の教員として広い視点から宇宙的な自然科学、そして芸術文学の本質を少しでも学生に植え付けようと30余年に渡り尽力した。著作の装丁の殆どが多摩美大出身者によってなされている。1991年に多摩美術大学理事。1997年退職。同大学名誉教授。主な著書は『現代作家論』、『日本文学の病状』、『文学的制覇』、『文学は可能か』、『二刀流文明論』、『現代文学の基軸』、『文壇博物誌』、『文学風土記』、『文学における原風景 原っぱ・洞窟の幻想』、『戦後文学の青春』、『現代文学風土記』、『文学のトポロジー』(遺作)、ほか多数。

奥本 大三郎(おくもと だいざぶろう)
1944年、大阪市生まれ。東京大学大学院文学研究科仏文学修士課程修了。横浜国立大学助教授、埼玉大学教授、日本昆虫協会会長、日本蝶類学会理事、アンリ・ファーブル会会長、ファーブル昆虫館館長。主な著書は『虫の宇宙誌』(読売文学賞)、『楽しき熱帯』(サントリー学芸賞)、『本を枕に』、『虫のゐどころ』、『干支セトラ、etc』、『赤い捕虫網』、『博物学の巨人アンリ・ファーブル』、等、多数。

桶谷 秀昭(おけたに ひであき)
1932年2月3日東京生まれ。一橋大学社会学部卒業。文芸評論家。紫綬褒章受章。芸術選奨文部大臣賞、伊藤整文学賞、毎日出版文化賞、他受賞。

尾崎 士郎(おざき しろう)
1898.2.5-1964.2.19。愛知県生まれ。著書、作品は『大逆事件』、『獄中より』、『人生劇場』、など。

尾崎 世界観(おざき せかいかん)
1984年11月9日、葛飾区出身。ミュージシャン、小説家。本名は尾崎 祐介。著書は『祐介』、『祐介・字慰』、『苦汁100%』、『苦汁100% 濃縮還元』、『苦汁200%』、『泣きたくなるほど嬉しい日々に』、『身のある話と、歯に詰まるワタシ』、『母影(おもかげ)』など。

尾崎 将也(おざき まさや)
1960年4月17日、西宮市生まれ。関西学院大学文学部卒業。脚本家、映画監督。

尾崎 義(おざき よし)
1903年3月8日、東京生まれ、1969年1月9日歿。外交官、北欧文学者、翻訳家。1922年外務省留学生試験に合格し、1924年ストックホルム大学卒。 1925年外交官としてベルリン、その後スウェーデンに駐在、1945年北欧文化協会を設立し理事長となる。 1963年から1968年まで参事官としてヘルシンキに駐在。 1968年東海大学北欧文学科教授となるが、在職一年足らずで急逝した。 ストリンドベルィ、リンドグレーンなど北欧文学の原語からの翻訳の先駆者。著書は『フィンランド語四週間』、『北欧語のはなし』、『スウェーデン語基礎1500語』、『スウェーデン語辞典』、など。他に訳書多数。

長部 三郎(おさべ さぶろう)
1934年長岡市生まれ。東京大学教養学科卒業。アメリカ国務省勤務(日本語通訳担当)、日本ペンクラブ事務局長などを経て、桐蔭横浜大学工学部教授、桐蔭国際交流センター長、サイマルアカデミー講師。著書は『伝わる英語表現法』。

長部 日出雄(おさべ ひでお)
1943年9月3日生まれ、2018年10月18日歿。小説家、評論家。早稲田大学文学部哲学科中退。作品は『死刑台への逃走』、『津軽世去れ節』、『鰐を連れた男』、『ニッポン風船紀行』、『津軽空想旅行』、『津軽風雲録』、『津軽から飛んだ』、『善意株式会社』、『消えた城塞』、『いつか見た夢』、『風雪平野』、『夜は口笛を吹くな』、『鬼が来た 棟方志功伝』、『笑いの狩人 江戸落語家伝』、『林征二の世界』、『禁酒安兵衛』、『わが名は新門辰五郎』、『書物交遊録 本を読む人を読む』、『源義経』、『神話世界の太宰治』、『未完反語派』、『映画は世界語 紙ヒコーキ通信』、『映画監督になる法 紙ヒコーキ通信2』、『映画監督』、『密使 支倉常長』、『見知らぬ戦場』、『醒めて見る夢』、『ハードボイルド志願』、『戦場で死んだ兄をたずねて フィリピンと日本』、『風雪平野』、『津軽から飛んだ』、『振り子通信』、『まだ見ぬ故郷 高山右近の生涯』、『棟方志功の世界 柳は緑、花は紅』、『愉快な撮影隊』、『精神の柔軟体操』、『林檎キッドよ、永遠に』、『風の誕生』、他多数。

大佛 次郎(おさらぎ じろう)
1897.10.9-1973.4.30。横浜市生まれ。東京帝国大学政治科卒業。著書、作品は『隼の源次』、『鞍馬天狗』シリーズ、『赤穂浪士』、『帰郷』、『ゆうれい船』、『ドレフェス事件』、『パリ燃ゆ』、など。

小澤 俊夫(おざわ としお)
1930年4月16日生まれ。旧満州出身。ドイツ文学者。東北大学大学院文学研究科修士課程修了。日本女子大学教授、筑波大学教授、同副学長等歴任。著書は『世界の民話 25 解説編』、『世界の民話 ひとと動物との婚姻譚』、『昔話のコスモロジー』、『昔ばなしとは何か』、『猿むこ入りと悪魔のズボン 昔ばなし入門』、『素顔の白雪姫 グリム童話の成り立ちをさぐる』、『グリム童話の誕生 聞くメルヒェンから読むメルヒェンへ』、『グリム童話考』、『昔話が語る子どもの姿』、『昔話の語法』、『働くお父さんの昔話入門 生きることの真実を語る』、『ろばの子−昔話からのメッセージ−』、『昔ばなし大学ハンドブック』、『ときを紡ぐ昔話をもとめて』、など多数。

小沢 信男(おざわ のぶお)
1927.6.5-2021.3.3(93歳)。作家、俳人。著書は『東京骨灰紀行』、『俳句世がたり』、ほか。

織田 作之助
1913年、大阪市生まれ。1935年に青山光二らと同人誌「海風」を創刊。翌年は『俗臭』、が芥川賞候補に、『夫婦善哉』が「文芸」推薦作となるなど本格的な文壇デビューを果たした。一方で次作の『青春の逆説』は奔放さゆえに発禁処分となった。戦後は、短編『世相』で人気を博したが1947年の33歳の時『土曜婦人』の執筆中喀血し、しばらくして逝去した。

小田 実(おだ まこと)
1932.6.2-2007.7.30(75歳)。大阪府生まれ。作家。著書は『何でも見てやろう』、『大地と星輝く天の子』、ほか。

おちあい 熊一(よういち)
ミリタリー・ライター、編集者。第一次・第二次大戦から現代の兵器を中心とした解説執筆と書籍編集をメインに、漫画の原作等を書いている。

落合 陽一(おちあい よういち)
メディアアーティスト。1987年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学府初の早期終了)、博士(学際情報学)。筑波大学デジタルネイチャー開発研究センター長、准教授、JST CRESTxDiversityプロジェクト研究代表。内閣府知的財産戦略ビジョナリー会議委員、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーなど歴任。著書は『魔法の世紀』、『デジタルネイチャー』、など多数。

小野 耕世(おの こうせい)
1939年11月28日、世田谷生まれ。国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。日本の映画評論家、漫画評論家、海外コミック翻訳家、海外コミック・アニメーション研究家。アメリカンコミックス紹介で、KOSEIというペンネームを使っていたことがある。日本における海外コミックの翻訳出版および研究、紹介の第一人者。元NHK職員。国士舘大学21世紀アジア学部客員教授。日本マンガ学会理事をへて3代目会長。父は漫画家の小野佐世男。熱気球パイロットのライセンスを持っており、日本気球連盟会員。

小野崎 敏(おのざき さとし)
1934年、栃木県足尾町生まれ。東京都立大学工学部工業化学科卒業後、日鉄鉱業株式会社に入社。同社取締役、釜石鉱山株式会社代表取締役、日鉄鉱業株式会社名誉顧問などを歴任。NPO法人足尾に緑を育てる会やNPO法人足尾歴史館の設立に参画。産業考古学、鉱山史の研究にも取り組んでいる。

尾松 亮(おまつ りょう)
1978年生まれ。東京大学大学院人文社会研究科修士課程修了。文部科学省長期留学生派遣制度により、モスクワ大学文学部大学院に留学。その後、民間シンクタンクでロシア・北東アジアのエネルギー問題を中心に調査。2011〜2012年に「子ども・被災者支援法」策定のための与党PT・政府WTに有識者として参加。2019年から民間の専門家、ジャーナリストによる「廃炉制度研究会」を主宰。著書は『チェルノブイリという経験』、『原発 廃炉 地域ハンドブック』、『廃炉とは何か』、ほか。

小和田 哲男(おわだ てつお)
1944年、静岡県生まれ。早稲田大学卒業。同大学院文学部研究科博士課程修了。静岡大学名誉教授。文学博士。公益財団法人日本城郭協会理事長。執筆、講演活動のほか、テレビ番組の解説等をしている。著書は『戦国武将の合戦図』、『日本の歴史がわかる本』、『』戦国の城、『城の見方・楽しみ方』、ほか。

海音寺 潮五郎(かいおんじ ちょうごろう)
1901-1977。鹿児島県生まれ。本名末富東作。大学を卒業して教職についた後、懸賞小説に当選。1936年に直木賞を受賞し、歴史小説で人気を博した。著書、作品は『善助と万助』、『天と地と』、『武将列伝』、『西郷隆盛』、など。

開高 健(かいこう たけし)
1930年、大阪生まれ。1989年逝去。大阪市立大学卒業。著書は『裸の王様』(芥川賞)、『輝ける闇』(毎日出版文化賞)、『日本三文オペラ』、『夏の闇』、『私の釣魚大全』、『オーパ!』、『最後の晩餐』、『耳の物語』(日本文学大賞)、『珠玉』、など。

甲斐崎 圭(かいざき けい)
1949年、島根県生まれ。主として自然を相手に生きる人々のルポルタージュを手掛ける作家。著書は『山人の賦 山暮らしに人生を賭けた男たちのドラマ』、『羅臼 知床の人々』、『海を食らう山を食らう全国「漁師・猟師」食紀行』、『もうひとつの熊野古道「伊勢路」物語』、『紀州犬 生き残った名犬の血』、『第十四世マタギ 松橋時幸一代記』、ほか多数。

海保 博之
1942年、千葉県生まれ。東京教育大学教育学部卒業。同大学院修士課程修了。筑波大学心理学系教授等歴任。教育学博士。応用認知心理学専攻。主な著書は『連想活用術』、『くたばれ、マニュアル』、『心理学ってどんなもの』、等。

香川 靖雄
1932年、東京生まれ。東京大学医学部卒業。聖路加病院、東京大学医学部助手、コーネル大学客員教授、自治医科大学教授、女子栄養大学副学長等を歴任。著書は「図説医科学」、「ナースのための生化学・栄養学」、「コア人体の分子生物学」、「老化のバイオサイエンス」、「生化学ー分子から病態まで」ほか。

角田 光代
1967年3月8日、横浜市生まれ。小説家、児童文学作家、翻訳家。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。作品は、『お子様ランチ・ロックソース』(コバルト・ノベル大賞)、『まどろむ夜のUFO』(野間文芸新人賞)、『ぼくはきみのおにいさん』(坪田譲治文学賞)、『キッドナップ・ツアー』(産経児童出版文化賞フジテレビ賞・路傍の石文学賞)、『空中庭園』(婦人公論文芸賞)、『ロック母』(川端康成文学賞)、『八日目の蝉』(中央公論文芸賞)、『ツリーハウス』(伊藤整文学賞)、『紙の月』(柴田錬三郎賞)、『かなたの子』(泉鏡花文学賞)、『私のなかの彼女』(河合隼雄物語賞)、など多数。

梯 久美子
1961年、熊本県生まれ。ノンフィクション作家。北海道大学文学部国文学科卒業。サンリオ編集者の後、編集・広告プロダクションを起業。2001年よりフリーライターとして「AERA」などにルポルタージュを執筆。著書は『散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道』(大宅壮一ノンフィクション賞)、『狂うひと』(読売文学賞・芸術選奨文部科学大臣賞・講談社ノンフィクション賞)、『世紀のラブレタ−』、『昭和二十年夏、僕は兵士だった』、『昭和の遺書―55人の魂の記録』、『昭和二十年夏、女たちの戦争』、『硫黄島 栗林中将の最期』、『昭和二十年夏、子供たちが見た戦争』、『TOKYO初夜ものがたり』、『百年の手紙―日本人が遺したことば』、『猫を抱いた父』、『声を届ける―10人の表現者』、『カラー版 廃線紀行 もうひとつの鉄道旅』、『勇気の花がひらくとき やなせたかしとアンパンマンの物語』、『愛の?末 純愛とスキャンダルの文学史』、『原民喜―死と愛と孤独の肖像』、『サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する』、など多数。

葛西 善蔵
1887年1月16日元弘前市生まれ。1928年7月23日歿。作品は『哀しき父』、『贋物』、『雪をんな』、『子をつれて』、『浮浪』、『椎の若葉』、『湖畔手記』、『不能者』、などがある。

笠原 十九司(とくし)
1944年群馬県生まれ。東京教育大学文学部卒業で専攻は中国近現代史。都留文科大学文学部教授等を歴任。主な著書は『南京事件』、『南京難民区の百日』、『アジアの中の日本軍』、等。

梶井 基次郎
1901年大阪生まれ、1932年歿。少年時代は三重、東京などに転居を繰り返した。エンジニアを目指して三校理科に入学するが、次第に文学に惹かれ、東京帝国大学英文科に入学。同人誌「青空」で活動するが少年時代からの肺結核が悪化し卒業は出来なかった。療養のため訪れた伊豆の湯ヶ島温泉で川端康成、広津和郎に近づき創作を続けた。しかし結核は次第に重くなり、初めての創作集『檸檬』刊行の翌年、郷里の大阪で逝去した。享年31。

樫出 勇
大正4年、新潟県生まれ。昭和9年2月、所沢飛行学校入校(1期生)。10年11月、卒業。14年9月ノモンハン航空戦に参加。その後、少尉候補者(21期)として航空士官学校に学び、16年10月、少尉に任官。18年4月、中尉。20年5月、武功章を授けられる。20年6月、大尉。

梶原 正昭
1927年8月7日、神奈川県生まれ。1998年9月23日歿。国文学者、早稲田大学名誉教授、軍記物語を研究。早稲田大学国文科卒。早稲田大学助教授を経て、1970年、教授。1998年、定年退任、名誉教授。著書は『平家物語』、『鹿の谷事件 平家物語鑑賞』、『軍記文学の位相』、『平家残照』、『頼政挙兵 平家物語鑑賞』、『室町・戦国軍記の展望』、など。他に共編著等多数。

カズオ・イシグロ
1954年11月8日長崎生まれ。1960年、5歳で家族と共に渡英し、英国籍を取得した。ケント大学で英文学、イースト・アングリア大学大学院で創作を学んだ。デビュー作『遠い山なみの光』による王立文学協会賞のほか、ウィットブレッド賞、ブッカー賞、そして2017年にはノーベル文学賞を受賞した。主な著書は『浮世の画家』、『日の名残り』、『充たされざる者』、『わたしたちが孤児だったころ』、『わたしを離さないで』、『忘れられた巨人』、短編集『夜想曲集』。

桂 英史(えいし)
1959年長崎県生まれ。図書館情報大学大学院修士課程修了。専門は情報学、情報メディア論。学術情報センター助手、東京造形大学助教授などを経て東京芸術大学美術学部先端芸術表現科助教授。主な著書は『図書館建築の図像学』、『インタラクティブ・マインド』、『東京ディズニーランドの神話学』、『せんだいメディアテーク コンセプトブック』、『人間交際術』、など。

加瀬 英明
1936年東京生まれ。慶應義塾大学、エール大学、コロンビア大学に学ぶ。ブリタニカ国際百科事典初代編集長。外交評論家として内外に豊富な人脈を築き、1977年より福田・中曽根内閣で首相特別顧問を務めたほか、日本ペンクラブ理事、松下政経塾相談役などを歴任。著書は「イギリス 衰亡しない伝統国家」、「昭和天皇の戦い」、「ジョン・レノンはなぜ神道に惹かれたのか」、「日本と台湾」、「アメリカはいつまで超大国でいられるか」ほか。

佳多山 大地
1972年大阪府生まれ。ミステリ評論家。著書は『新本格ミステリの話をしよう』、『謎解き名作ミステリ講座』、共著に『探偵小説美味礼賛1999』、『ミステリ評論革命』などがある。

加藤 周一
1919年9月19日東京生まれ、2008年12月5日歿。東京帝国大学医学部卒。医学博士、評論家、作家。幼いころから夏季は追分に滞在した。著書は『日本文学史序説』(大仏次郎賞受賞)、『二〇世紀の自画像』、『羊の歌』、『日本文化における時間と空間』、『夕陽妄語』、『高原好日-20世紀の思い出から』、等多数。かつて夏の追分に住んだ。

金指 基(かなざし もとい)
元日本大学商学部教授。『相撲大辞典』の原著者。1997年7月歿。

金田 千鶴(かなだ ちず)
1902年11月19日泰阜村生まれ、1934年8月17日歿、三十三歳。代表的な作品は『霜』、『夕日さす恵那のいただきよく見えてはては知られず澄める西空』。

金丸 弘美
1952年生まれ。食環境ジャーナリスト。全国の農村を取材し、農業、食材、環境問題などのテーマに取り組んだ。ニッポン東京スローフード協会設立発起人の一人で生産者セクションの代表世話人。著書は『産地直送おいしいものガイド』、『まともな食べ物が食べたい』、『スーパーラット 都市の野獣クマネズミの恐怖』、『メダカが田んぼに帰った日』、等。

金子 民雄
1936年、東京生まれ。日本大学商学部卒業。著書は『ヘディン伝』、『中央アジアに入った日本人』、『動乱の中央アジア探検』、『天山北路の旅』、『宮沢賢治と西域幻想』、『辺境の旅から』、『タクラマカン周遊』、等多数。他に『ツァンポー渓谷の謎』、『チベットの民話』、等の訳書あり。

金子 成人(かねこ なりと)
脚本家。1949年1月15日生まれ。佐世保市出身。

兼子 仁(かねこ まさし)
1935年、東京生まれ。東京大学法学部卒業。東京都立大学法学部教授等歴任。専攻は行政法、教育法、情報法。著書は『行政法学』、『新 地方自治法』、『行政手続法』、『国民の教育権』、『フランス行政法学史』、『自治体・住民の法律入門』、ほか。

金子幸彦(かねこ ゆきひこ)
1912-1994。ロシア文学者。東京外国語学校卒業。トルストイ、ツルゲーネフ、プーシキン、オストロフスキーなどの翻訳をした。著書には『ロシヤ文学案内』、『ロシヤ小説論』、などがある。

兼高 かおる(かねたか かおる)
1923年、神戸生まれ。ロスアンジェルス市立大学留学後、フリーランサーとし活躍。'58年、スカンジナビア航空主催の世界早回りコンテストで73時間9分35秒の新記録を樹立。'59〜'90年、テレビ番組「兼高かおる世界の旅」で、160ヵ国を巡る。菊池寛賞、芸術選奨文部大臣賞等、多くの賞を受賞。'91年に紫綬褒章を受けた。「横浜人形の家」の館長も務めた。著書は『私の愛する憩いの地』、『私の好きな世界の街』。

兼近 大樹(かねちか だいき)
1991年、北海道生まれ。お笑いコンビEXITとして活躍中の漫才師。音楽活動や洋服ブランドのプロデュースなど、芸人の枠をこえて幅広く活動している。著書は『むき出し』。

金原 ひとみ
1983年8月8日、東京都生まれ。小説家。文化学院高等課程中退。著書は『蛇にピアス』(すばる文学賞・回芥川賞)、『夏旅』、『トリップ・トラップ』(織田作之助賞)、『マザーズ』、『アッシュベイビー』、『オートフィクション』、『ハイドラ』、『星へ落ちる』、『憂鬱たち』、ほか。

鹿野 政直
1931年、大阪府生まれ。早稲田大学文学部卒業。専攻は日本近現代史。著書は『資本主義形成期の秩序意識』、『戦前・家 の思想』、『戦後沖縄の思想像』、『歴史を学ぶこと』、『近代日本思想案内』、『日本の現代』、『健康観にみる近代』、『日本の近代思想』、ほか。

鎌田 慧(さとし)
1938年青森県生まれ。早稲田大学文学部卒業。新聞記者、雑誌編集者を経てフリーのルポライター。著書は『ドキュメント屠場』、『日本の原発地帯』、『生きるための101冊』、『自動車絶望工場』、『六ヶ所村の記憶』、『残夢』、『声なき人々の戦後史』、『叛逆老人は死なず』、『忘れ得ぬ言葉 私が出会った37人』、ほか多数。

鎌田 伸一
1947年生まれ。防衛大学校教授。共著に『失敗の本質 日本軍の組織論的研究』。

上條 ひろみ
英米文学翻訳者。主な訳書はフルーク『お菓子探偵ハンナ』シリーズ、サンズ『新ハイランド』シリーズ。マキナニー『ママ探偵の事件簿』シリーズなど。

かみゆ歴史編集部
歴史関連の書籍や雑誌の編集をしている。分野は日本史全般、世界史、美術史、宗教、神話、観光など。主な編書は「日本の山城100名城」、「日本の神社 完全名鑑」、「新版大江戸今昔マップ」、「戦国武将イラスト名鑑」、「ビジュアル日本史1000城」等。

亀井 勝一郎
1907年2月6日、函館市生まれ。1966年11月14日歿。文芸評論家、日本藝術院会員。著書は「転形期の文学」、「人間教育」、「島崎藤村」、「作家論」、「東洋の愛」、「捨身飼虎」、「芸術の運命」、「信仰について」、「現代人の救ひ」、「大和古寺風物誌」、「親鸞」、「日本人の死」、「聖徳太子」、「奈良朝文化の話」、「新しき人生論」、「現代人の遍歴」、「生命讃歌」、「革命と恋愛」、「恋愛美学」、「古典的人物」、「愛の無常について」、「文学と信仰」等多数。

亀井 俊介
1932年、岐阜県生まれ。東京大学文学部英文科卒業。専攻はアメリカ文学、比較文学。岐阜女子大学教授等歴任、東京大学名誉教授。著書は。「近代文学におけるホイットマンの運命」、「サーカスが来た!アメリカ大衆文化覚書」、「マリリン・モンロー」、「アメリカン・ヒーローの系譜」、「亀井俊介の仕事」、「アメリカの歌声が聞こえる」、「アメリカ文学史講義」、「アメリカ文化と日本」、など。

香山 二三郎
1955年栃木県生まれ。早稲田大学法学部卒業。文芸評論家、コラムニスト、ミステリ評論家、書評家、「このミステリがすごい!」大賞選考委員。著書は「一瞬の人生」、「名探偵より愛をこめて」、「日本のミステリー最前線1」、「日本のミステリー最前線2」。

香山 リカ(かやま りか)
1960年、札幌市生まれ。東京医科大学卒業、精神科医。神戸芸術工科大学視覚情報デザイン学科助教授。学生時代から雑誌等に寄稿、臨床経験を生かした批評を活発に」行うとともにサブカルチャーにも関心を寄せている。著書は『テレビゲームと癒し』、『<じぶん>を愛するということ』、『インターネット・マザー』、『若者の法則』、ほか多数。

河合 隼雄(かわい はやお)
1928年生まれ、2007年歿。京都大学理学部卒業。ユング研究所よりユング派分析家の資格取得。専攻は臨床心理学。著書は『コンプレックス』、『子どもと学校』、『子どもの宇宙』、『昔話の深層』、『大人になることのむずかしさ』、『子どもの本を読む』、『昔話と日本人の心』、『宗教と科学の接点』、『生と死の接点』、『こころの処方箋』、『心理療法序説』、『河合隼雄 その多様な世界』、『明恵ゆめをいきる』、ほか。

川上 和人(かわかみ かずと)
1973年、大阪府生まれ。東京大学農学部林学科卒業、同大学院農学生命科学研究科中退。農学博士。国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所主任研究員。著書は『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』、『美しい鳥 ヘンテコな鳥』、『そもそも島に進化あり』、『鳥類学者だからって、鳥が好きだとおもうなよ。』、など。

川崎 洋(かわさき ひろし)
1930年東京生まれ。1953年茨城のり子と同人誌「櫂」を創刊。『川崎洋詩集』、『祝婚歌』、などの詩集のはか、童話集『ことばの力』、『悪態採録控』、など著書多数。

川島 武宜(かわしま たけよし)
1909年生まれ、1992年歿。東京帝国大学法学部法律学科卒業。専攻は民法および法社会学。著書は『結婚』、『家庭の法律 第二版』、『所有権法の理論』、『日本社会の家族的構成』、『法社会学における法の存在構造』、『イデオロギーとしての家族制度』、『法社会学 上』、『近代社会と法』、『民法総則』、ほか。

河島 英昭(かわしま ひであき)
1993年、東京生まれ。東京外国語大学イタリア語学科卒業。東京外国語大学名誉教授。著書は『叙事詩の精神』、『イタリアをめぐる旅想』、『ウンガレッティ』、『世界の歴史と文化 イタリア』、『ローマ散策』、等多数。

河西 勝造(かわにし かつぞう)
1961年生まれ。立正大学大学院文学研究科史学専攻修士課程中退。長野県埋蔵文化財センター主任調査研究員。

川端 康成(かわばた やすなり)
1899年大阪生まれ、1972年4月16日歿。東京帝国大学国文学科卒業。16歳までに肉親の殆どを亡くすという不幸に見舞われた。虎児という境遇が生涯や文学に大きな影響を及ぼした。一高時代に初めて伊豆へ旅行し、以降およそ10年にわたり毎年湯ヶ島に長期滞在した。菊池寛の了解を得て第6次「新思潮」を発刊。新感覚派として独自の文学を貫いた。著書、作品は『招魂祭一景』、『伊豆の踊子』、『雪国』、『古都』、『山の音』、『眠れる美女』、など多数。1968年ノーベル文学賞受賞。

河本 一郎(かわもと いちろう)
1923年2月27日生まれ、2017年4月18日歿。大阪府出身で京都大学法学部卒業の法学者、弁護士、日本学士院会員、神戸大学名誉教授、神戸学院大学名誉教授。専攻は商法。法学博士。著書は『約束手形法入門』、『現代会社法』等、共編著も『手形小切手の法律相談』等多数。

川本 敏(かわもと さとし)
1947年東京都生まれ。東京大学卒業。独立行政法人国民生活センター理事。経済企画庁(現内閣府)入庁、オックスフォード大学留学、OECD日本政府代表部一等書記官、経済企画庁国民生活調査課長、官房会計課長、国民生活局審議官、調整局審議官などを経て国民生活センター理事。経済政策、社会政策などに関する論文多数。著書は『論争・少子化日本』、『悪質商法を撃退する』、等。

川盛 好蔵(かわもり よしぞう)
1902年10月4日生まれ、2000年3月27日歿。フランス文学者、評論家。大阪府堺市出身。旧制大阪府立堺中学校を経て1920年に第三高等学校入学。京都帝国大学仏文科で落合太郎・河野与一に師事。1926年、京都帝国大学仏文科を卒業して関西大学に赴任し、フランス語を教える。上京後、ファーブル「昆虫記」を三好達治と共訳。1931年、杉捷夫の世話で立教大学教授に就任し、1943年までフランス語を教える。1943年、随筆「新釈女大学」がベストセラーとなる。戦後は東京教育大学教授、共立女子大学教授を歴任、著作を多く出した。主な著作は『フランス語第一歩』、『仏蘭西文学随想』、『ふらんす手帖』、『女の学校』、『フランス歳時記』、『新しい女性』、『新ふらんす手帖』、『愛・自由・幸福』、『文芸用語辞典』、『フランス文学手帖』、『恋愛と結婚の書』、『愛と幸福」』、『現代恋愛作法』、『今日の言葉 世界名言集』、『明るい風』、『人とつきあう法』、『パリ物語』、『青春と人生』、『新エチケット読本』、『現代恋愛論』、『現代恋愛論』、『フランス文壇史 第三共和国時代』、『人生作法 楽しいつき合い』、『夫婦十二カ月』、『愛とお金の哲学』、『文学空談』、『人間読本』、『青春と幸福 豊かな青春を生きるために』、『エスプリとユーモア』、『河岸の古本屋 現代日本のエッセイ』、『愛と友情の青春 若き日を充実して生きるために』、『親とつき合う法』、『回想の本棚』、『パリの憂愁』、『巴里好日』、『作家の友情』、『井伏鱒二随聞』、『老いての物語』、『フランス語盛衰記―私の履歴書』、『藤村のパリ』、『人生をたのしむ才能 幸福のヒント350』、等とても多数。

菅野 博史(かんの ひろし)
1952年、福島県生まれ。東京大学文学部卒業。創価大学文学部教授等歴任。専攻は仏教学、中国仏教思想史。著書は『中国法華思想の研究』、『法華玄義入門』、『法華とは何か 法華遊意をよむ』、『法華義記』、『法華経入門』、など。

木内 みどり(きうち)
1950.9.25-2019.11.18(69歳)。愛知県生まれ。俳優。ドラマ「熱中時代」、映画「死の棘」などに出演。

菊田 幸一(きくた こういち)
1934年、滋賀県生まれ。明治大学教授。明治大学大学院博士課程修了。専攻は犯罪学。著書は『死刑廃止を考える』、『犯罪学』、『検証・プリズナーの世界 日本の監獄を受刑者が語る』、『受刑者の人権と法的地位』、『受刑者の法的権利』、『日本の刑務所』、ほか。

菊池 寛(きくち かん)
1888年12月26日、高松市生まれ。1948年3月6日歿。作品には『無名作家の日記』、『恩讐の彼方に』、『父帰る』、等がある。文芸春秋を創刊し、文学者の社会的地位の向上を図るため、日本文学振興会を設立し、「芥川賞」、「直木賞」、「菊池寛賞」を設けた。

菊地 俊朗(きくち としろう)
1935年、東京都生まれ。早稲田大学卒業後信濃毎日新聞社入社。山岳ジャーナリスト、日本山岳会会員。主な著書は『栄光への挑戦』、『山の社会学』、『北アルプスこの百年』、『槍ヶ岳とともに』、『北アルプスの渓谷をゆく』、『ウェストンが来る前から、山はそこにあった』、『釜トンネル』、『白馬岳の百年』、『山並み大図 信州山座同定』、等。

岸 惠子(きし けいこ)
横浜生まれ。女優、作家。映画監督のイヴ・シァンピとの結婚のため渡仏。以来パリに在住してジャーナリスト、作家としても活躍した。主演女優賞をはじめ多くの賞を受賞し、国連人口基金親善大使も務めた。出演映画は「君の名は」、「亡命記」、「女の園」、「怪談」、「雪国」、「おとうと」、「約束」、「細雪」、など多数。主な著書は『巴里の空はあかね雲』(日本文芸大賞エッセイ賞)、『砂の界へ』、『ベラルーシの林檎』(日本エッセイストクラブ賞)、「30の物語」、など。

岸川 真(きしかわ しん)
1972年、長崎生まれ。山口大学人文学部中退、日本映画学校卒業。編集者、インタヴューライター。著書は、『借金中毒列島』(共著)、『映画評論の時代』(共編)、『球漫』、など。

木田 元(きだ げん)
1928年、山形県生まれ。哲学者、中央大学名誉教授。東北大学文学部卒業。著書は『現象学』、『ハイデガーの思想』、『偶然性と運命』、『哲学と反哲学』、『哲学以外』、『わたしの哲学入門』、『哲学の余白』、『マッハとニーチェ』、『詩歌遍歴』、など。他に訳書多数。

岸本 豊(きしもと ゆたか)
徳島県小松島市生まれ、広島大学・鳴門教育大学大学院卒業。県立高校の地理の先生を経て中山道69次資料館を作った。

北尾 トロ(きたお)
1958年、福岡市生まれ、高遠在住。法政大学社会学部卒業。著書は『裁判長!ここは懲役4年でどうですか』、『裁判長!これで執行猶予は甘くないすか』、『もういちど修学旅行をしてみたいと思ったのだ』、『ぶらぶらヂンヂン古書の旅』、『中央線で猫とぼく』、『男の隠れ家を持ってみた』、『キミは他人に鼻毛が出てますよと言えるか』、『ぼくはオンライン古本屋のおやじさん』、ほか。

北方 謙三(きたかた けんぞう)
1947年、佐賀県生まれ。中央大学法学部卒業。作品は『明るい街へ』、『弔鐘はるかなり』、『眠りなき夜』(日本冒険小説協会大賞・吉川英治文学新人賞)、『檻』(日本冒険小説協会大賞)、『渇きの街』(日本推理作家協会賞)、『破軍の星』(柴田錬三郎賞)、『武王の門』、『楊家将』、『(吉川英治文学賞)』、『水滸伝』(司馬遼太郎賞)、『抱影』、など多数。

北沢 彰利(きたざわ あきとし)
1954年、高森町生まれ。信州大学卒業。日本児童文学者協会・信州児童文学会会員。岡谷市川岸小学校校長、飯田市松尾小学校校長、黒姫童話館館長等歴任。ペンネーム「いぶき彰吾」としての著書は『こっぱとじっさま 長野県根羽村の大杉の物語』、『ワイン物語 桔梗ヶ原にかけた夢』、『黒姫物語』、『千曲川はんらん 希望のりんごたち』、『森の赤鬼 C・W・ニコルの軌跡』。

北沢 栄(きたざわ さかえ)
1492年、東京生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。ジャーナリスト、著作家。著書は『再生か荒廃か グローバルスタンダードの21世紀』、『銀行小説 バベルの階段』、『金融小説 ダンテスからの伝言』。訳書に『リンカーンの三分間』。

北原 亜以子(きたはら あいこ)
東京生まれ。石油会社、写真スタジオに勤務後、コピーアイターとして広告制作会社に入社。その間創作活動を開始し、『ママは知らなかったのよ』で新潮新人賞、『粉雪舞う』で小説現代新人賞佳作を受賞。『深川澪通り木戸番小屋』で泉鏡花賞、『恋忘れ草』で直木賞、『江戸風狂伝』で女流文学賞をそれぞれ受賞。

北原 薫明(きたはら しげとし)
大正11年、駒ケ根市生まれ。赤穂農商校卒業後大陸に渡り陸軍少尉にて終戦を迎えるがシベリアに抑留され、昭和23年に復員。その後長野県警察官となり、あさま山荘事件当時は県警本部警備第2課長として事件を担当した。諏訪警察署長を最後に退職。著書は『連合赤軍「あさま山荘事件」の真実』。

木下 尚江(きのした なおえ)
1869年9月8日、松本市生まれ。1937年11月5日歿。東京専門学校法律科卒業。作品は『火の柱』、『良人の告白』、『懺悔』、『霊か肉か』、『乞食』、など。

京極 夏彦(きょうごく なつひこ)
1963年3月26日、小樽市生まれ。北海道倶知安高等学校卒業。小説家、グラフィックデザイナー、アートディレクター。著書は『鉄鼠の檻』、『魍魎の匣』(日本推理作家協会賞)、『絡新婦の理』、『嗤う伊右衛門』(泉鏡花文学賞)、『百鬼夜行 陰』、『覘き小平次』(山本周五郎賞)、『後巷説百物語』(直木三十五賞)、『邪魅の雫』、『西巷説百物語』(柴田錬三郎賞)、『姑獲鳥の夏』、『狂骨の夢』、『塗仏の宴 宴の支度』、『塗仏の宴 宴の始末』、『陰摩羅鬼の瑕』、『今昔百鬼拾遺 鬼』、『今昔百鬼拾遺 河童』、『今昔百鬼拾遺 天狗』、ほか多数。

桐野 夏生(きりの なつお)
1951年10月7日、金沢市生まれ。成蹊大学法学部卒業。紫綬褒章・早稲田大学坪内逍遙大賞。主な著遺書は『愛のゆくえ』(サンリオロマンス賞佳作)、『顔に降りかかる雨』(江戸川乱歩賞)、『OUT』(日本推理作家協会賞)、『柔らかな頬』(直木三十五賞)、『グロテスク』、『(泉鏡花文学賞)』、『残虐記』(柴田錬三郎賞)、『魂萌え!』(婦人公論文芸賞)、『東京島』(谷崎潤一郎賞)、『女神記』(紫式部文学賞)、『ナニカアル』(島清恋愛文学賞・読売文学賞)、『日没』。

久坂 葉子(くさか ようこ)
1931-1952、神戸市生まれ。本名川崎澄子。島尾敏夫の紹介で同人誌「VIKING」に参加。18歳で書いた小説『ドミノのお告げ』が芥川賞候補になった。戯曲、ラジオドラマなど活動の場を広げ、活躍が期待されたが、21歳で自殺した。作品は『幾度目かの最期』、『入梅』、など。

久坂部 羊(くさかべ よう)
大阪府生まれ。大阪大学医学部卒業。作家、医師。作品は『廃用身』、『破裂』、『無痛』、『悪医』、『芥川症』、『いつか、あなたも』、『虚栄』、『大学病院のウラは墓場』、『日本人の死に時』、『反社会品』、等がある。

楠木 新(くすのき あらた)
1954年神戸市生まれ、京都大学法学部卒業。主な著書は『定年後』、『会社が嫌いになったら読む本』、他多数。

工藤 幸雄(くどう ゆきお)
1925年、大連生まれ。東京大学フランス文学科卒業。通信社の外信部を経てワルシャワ大学の日本学科で講師を務めた。児童書の翻訳にシンガーの『まぬけなワルシャワ旅行』、『お話を運んだ馬』、『やぎと少年』、『よろこびの日』。

国枝 史郎(くにえだ しろう)
1887年10月4日、現茅野市生まれ。1943年4月8日、歿。早稲田大学英文科中退。作品は『黒い外套の男』、『芭蕉と幽霊』、『蔦葛木曽の棧』、『神州纐纈城』、『剣今侠受難』、など。

窪 美澄(くぼ みすみ)
1965年、東京生まれ。カリタス女子中学高等学校卒業。著書は『ふがいない僕は空を見た』(本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10第1位、2011年本屋大賞第2位、山本周五郎賞)、『晴天の迷いクジラ』(山田風太郎賞)、『クラウドクラスターを愛する方法』、『アニバーサリー』、『雨のなまえ』、『よるのふくらみ』、『水やりはいつも深夜だけど』、『さよなら、ニルヴァーナ』、『アカガミ』など。

窪田 空穂(くぼた うつほ)
1877年6月8日、東筑摩郡和田村(現松本市)生まれ。1967年4月12日歿。早稲田大学卒業。新聞記者、女子美術学校講師を経て早稲田大学国文科教授。古典の研究や歌論の分野で優れた業績を残している。

久保田 正文(くぼた まさふみ)
1912.9.28-2001.6.6。文芸評論家、小説家、文学博士。著書は『花火』、『評伝石川啄木』、『百人一首の世界』、『労働者文学の条件』、『正岡子規』、『芥川龍之介 その前後』、『近代短歌の構造』、『冬のランプ』、『現代短歌の世界』、『石川達三論』、『芥川龍之介 その二律背反』、『作家論』、『正岡子規・その文学』、『新・石川達三論』、『近代短歌の条件』、『昭和文学史論』、『正岡子規と藤野古白』、『現代短歌往来』、『燕雀雑稿』、『芥川龍之介 影の無い肖像』、など。他に編著書多数有り。

熊谷 充晃(くまがい みつあき)
1970年生まれ。神奈川県出身。フリーライターとして編集プロダクションに在籍、後に週刊誌の専属フリー編集記者。芸能から社会時事ネタ、風俗から美容・健康法や占いなど幅広いジャンルで活躍。雑誌やムックも執筆。大手企業の公式サイト内コンテンツや新聞コラムの連載なども手がけている。主な著書は「教科書には載ってない!幕末の大誤解」、「教科書には載ってない 明治の日本」、「教科書には載ってない 戦争の発明」、「知っていると役立つ『東洋思想』の授業」、「教科書には載ってない!戦国時代の大誤解」ほか。

熊沢 誠(くまざわ まこと)
1938年、三重県生まれ。京都大学経済学部卒業。経済学博士(京都大学)専攻は、労使関係論、社会政策論。甲南大学経済学部教授等歴任。著書は『能力主義と企業社会』、『労働のなかの復権』、『国家のなかの国家』、『ノンエリートの自立』、『日本的経営の明暗』、『働き者たち泣き笑顔』、『日本の労働者像』、『民主主義は工場の門前で立ちすくむ』、ほか。

久米 宏
1944年7月14日、浦和生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。フリーアナウンサー、タレント、司会者、ラジオパーソナリティ、ニュースキャスター。著書は『知的センスおしゃれ会話入門』、『久米宏の新・素朴な疑問 ひまつぶしに笑ってみようか』、『テーブルマナーなんか怖くない 食べ方でわかる女の魅力』、『シズルはいかが』、『こんにちは、久米宏です』、『もう一度読む おしゃれ会話入門 好印象と知性の隠し味をサラリ、のコツ』、『最後の晩餐 久米宏対話集』、『ミステリアスな結婚』、『久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった』、など。

久米 正雄
1891年11月23日、上田市生まれ。1952年3月1日歿。作品には、『父の死』、『不詳の子』、『牛乳屋の兄弟』、『蛍草』、『受験生の手記』、『破船』、『月よりの使者』、『沈丁花』、『路傍』、などがある。

栗田 禎子(よしこ)
1960年生まれ。千葉大学文学部助教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。中東近現代史。著書は『<南>から見た世界04-中東』、『近代スーダンにおける体制変動と民族形成』、など。

栗原 彬
1936年、栃木県生まれ。政治社会学専攻、東京大学大学院社会学研究博士課程満期退学。立教大学法学部教授、水俣フォーラム代表、ボランティア学会代表等歴任。編著書は『やさしさのゆくえ=現代青年論』、『管理社会と民衆理性』、『歴史とアイデンティティ』、『政治の詩学』、『政治のフォークロア』、『やさしさの存在証明』、『やさしさの闘い』、『人生のドラマトゥルギー』、『講座 差別の社会学』、『証言 水俣病』、ほか多数。

黒川 伊保子(くろかわ いほこ)
脳科学、人工知能研究者。1959年、長野県生まれ、栃木県育ち。奈良女子大学理学部物理学科卒業。著書は『恋するコンピュータ』、『LOVE BRAIN - 行為を紡ぐ男性脳 / 言葉を紡ぐ女性脳』、『感じることば - 情緒をめぐる思考の実験』、『音相で幸せになる赤ちゃんの名づけ』 、『ヴィーナスの鏡を知っていますか?- 愛されるための8つの魔法』、『怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか』、『女たちはなぜ「口コミ」の魔力にハマるのか』、『イホコ先生の音韻姓名判断』、『シンデレラ・ブレイン - 恋がかなう魔法のフェロモン』、『恋愛脳 - 男心と女心は、なぜこうもすれ違うのか』、『「しあわせ脳」に育てよう! 子どもを伸ばす4つのルール』、『「愛され脳」になれる魔法のレッスン』、『日本語はなぜ美しいのか』、『ことばに感じる女たち』、『語感対決!77 - ことばのイメージは音で決まる』、『王子様に出会える「シンデレラ脳」の育て方』、『淑女のラブレター - オトナの恋の作り方』、『名前力―名前の語感を科学する』、『夫婦脳―夫心と妻心は、なぜこうも相容れないのか』、『脳育ての黄金ルール―子どもの脳を豊かに育む脳科学』、『運がいいと言われる人の脳科学』、『いい男は「や行」でねぎらう いい女は「は行」で癒す』、『キレる女懲りない男 男と女の脳科学』、『家族脳−親心と子心は、なぜこうも厄介なのか』、『鈍感な男 理不尽な女』、『ちょっとしたことで大切にされる女(ひと)報われない女(ひと)』、『英雄の書』、『女は覚悟を決めなさい 人生に立ち向かうための脳科学』、『脳科学的に正しい恋愛脳の作り方』、『「ぐずぐず脳」をきっぱり治す!人生を変える7日間プログラム』、『母脳 母と子のための脳科学』、『女の機嫌の直し方』、『アンドロイドレディのキスは甘いのか』、『成熟脳 脳の本番は56歳から始まる』、『ヒトは7年で脱皮する 近未来を予測する脳科学』、『前向きに生きるなんてばかばかしい 脳科学で心のコリをほぐす本』、『夫のトリセツ』、『人間のトリセツ 人工知能への手紙』、『定年夫婦のトリセツ』、『共感障害 「話が通じない」の正体』、『妻語を学ぶ』、『ことばのトリセツ』、『幸福になるための人生のトリセツ 読めば今から、人生が楽になる!』、『娘のトリセツ』、『家族のトリセツ』、『息子のトリセツ』、『コミュニケーション・ストレス 男女のミゾを科学する』、『女と男はすれ違う! 共感重視の「女性脳」×評価したがる「男性脳」』、『母のトリセツ』、『職場のトリセツ』、『不機嫌のトリセツ』、『夫婦のトリセツ 決定版』、『保育のトリセツ 楽しく、自分らしくやりがいを感じて働くために』 、『恋のトリセツ』、『思春期のトリセツ』、など。他に共編著・監修、共著も多数。

黒木 英允(くろき ひでみつ)
1961年生まれ。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・助教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。中東地域研究・東アラブ近代史。著書は『イスラーム研究ハンドブック』(共編著)、など。

黒柳 徹子(くろやなぎ てつこ)
東京乃木坂生まれ。東京音楽大学声楽科卒。NHK放送劇団に入団の後専属のテレビ女優第1号として活躍。更には文学座研究所、ニューヨークのメリー・ターサイ演劇学校などで学んだ。1984年ユニセフ親善大使就任、トット基金理事長。著書は『窓ぎわのトットちゃん』、『トットの欠落帳』、『トットチャンネル』、『小さいころから考えてきたこと』、『小さいころに置いてきたもの』、など。

桑原 武夫(くわばら たけお)
1904年〜1988年。福井県生まれ。仏文学者、評論家。京大卒。京大人文科学研究所を中心とする共同研究を主宰。編著書に『ルソー研究』、『文学理論の研究』、など。文化勲章受章。

郡司 勝義(ぐんじ かつよし)
1932年東京生まれ、2007年没。文芸評論家・編集者。

玄侑 宗久
1956年、福島県三春町生まれ。慶應義塾大学中国文学科卒業。臨済宗妙心寺派福聚寺住職。著書は『中陰の花』(芥川賞)、『アブラクサスの祭』、『アミターバ無量光明』、『御開帳奇譚』、『リーラ 神の庭の遊戯』、『テルちゃん』、『四雁川流景』、『禅的生活』、『現代語訳 般若心経』、『無常という力「方丈記」に学ぶ心の在り方』、『祈りの作法』、『光の山』、等多数。

小池 昌代
1959年、東京生まれ。詩人として『永遠に来ないバス』など多くの詩集を発表。他の著書、作品は『屋上への誘惑』(講談社エッセイ賞)、「タタド」(川端康成文学賞)、『裁縫師』、『怪訝山』、『わたしたちはまだ、その場所を知らない』、『弦と響』、『自虐布団』、『厩橋』、など。

小泉 武栄
1948年、長野県生まれ、東京学芸大学卒業。東京大学大学院修士課程修了、博士課程単位取得、理学博士。自然地理学、地生態学、第四紀学専攻。東京学芸大学教授等歴任。著書は『日本の山はなぜ美しい』、『山の自然学入門』、『日本の風土』、『日本の自然を守る』、『山の自然学』、『登山の誕生』、『山の自然教室』、など多数。

幸田 露伴
1867年8月22、日江戸下谷生まれ。1947年7月30日歿。本名は成行(しげゆき)だが、蝸牛庵ほかの別号がある。帝国学士院会員。帝国芸術院会員。第1回文化勲章受章。娘の幸田文も随筆家・小説家。高木卓の伯父。『風流仏』で評価され、『五重塔』、『運命』などの文語体作品で文壇での地位を確立。尾崎紅葉とともに紅露時代と呼ばれる時代を築いた。擬古典主義の代表的作家で、また漢文学・日本古典や諸宗教にも通じ、多くの随筆や史伝のほか、『芭蕉七部集評釈』などの古典研究などを残した。

神津 良子(こうづ よしこ)
1949年長野県佐久市生まれ。郷土出版社代表取締役社長編集長、エッセイスト、作家。第18回山室静佐久文化賞、第5・6回盲導犬サーブ記念文学賞優秀賞ほか受賞。

郷原 宏(ごうはら ひろし)
1942年5月3日、島根県生まれ。詩人、文芸評論家、翻訳家。早稲田大学政治経済学部卒業。著書は、『執行猶予』、『歌と禁欲 近代詩人論』、『立原道造 抒情の逆説』、『詩のある風景』、『詩人の妻 高村智恵子ノート』、『冬の旅・その他の旅 詩集』、『現代国語解読講座』、『わが愛の譜 滝廉太郎物語』、『名探偵事典 日本編』、『名探偵事典 海外編』、『このミステリーを読め! 日本篇』、『このミステリーを読め! 海外篇』、『赤川次郎 公式ガイドブック』、『松本清張事典』、『清張とその時代』、『物語日本推理小説史』、『郷原宏詩集 新・日本現代詩文庫』、『日本推理小説論争史』、『乱歩と清張』、『胡堂と啄木』、など。他に編著・共著・翻訳あり。

興梠 一郎(こうろぎ いちろう)
1959年、大分県生まれ。九州大学経済学部卒業、カリフォルニア大学バークレー校大学院修士課程修了、東京外国語大学大学院修士課程修了。神田外語大学助教授。専攻は現代中国論。著書は『「一国二制度」下の香港』、『現代中国』、ほか。他に訳書あり。

小平 奈緒(こだいら なお)
社会医療法人財団磁泉会相澤病院広報企画室所属、信州大学特任教授。1986年生まれ。茅野市出身。信州大学教育学部卒業。中学、高校と全国大会で短距離2冠。2010年バンクーバー五輪、団体追い抜き銀メダル。2018年平昌五輪、500m金メダル、1000m銀メダル。500mは2016年から19年に国内外で37連勝。世界スプリント選手権総合優勝2回。世界距離別選手権500m優勝2回。W杯500m、1000m通算34勝。著書は『Link』。

児玉 清(こだま きよし)
1933年12月26日、東京生まれ。2011年5月16日歿。俳優、司会者、作家。本名は北川清。学習院大学文学部ドイツ文学科卒業。著書は『寝ても覚めても本の虫』、『「たったひとつの贈りもの−わたしの切り絵のつくりかた』、『負けるのは美しく』、『児玉清の「あの作家に会いたい」 人と作品をめぐる25の対話』、『すべては今日から』、『人生とは勇気−児玉清からあなたへラストメッセージ』、『ひたすら面白い小説が読みたくて−文庫解説コレクション』、等。

後藤 晃(ごとう あきら)
1945年、大分県生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。成蹊大学経済学部助教授・教授、一橋大学経済学部・イノベーション研究センター教授等歴任。専門は産業組合論。著書は『日本の技術革新と産業組織』、『イノベーションと日本経済』、等。

後藤 栖子(ごとう せいこ)
1941年、山形市生まれ。日本画家。著書は『えんぴつ写生と五七五絵手紙のすすめ』、『おやじ大好き大嫌い』、『最上三十三観音札所画集』。他に共著有り。2008年1月2日歿。

後藤 健生(ごとう たけお)
1952年、東京生まれ。サッカージャーナリスト慶応義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。主な著作は『国立競技場の100年 明治神宮外苑から見る日本の近代スポーツ』(ミズノスポーツライター賞優秀賞)、『ヨーロッパ・サッカーの源流へ』、『日本サッカー史 日本代表の90年』、『サッカーの世紀』、等。

後藤 正治(ごとう まさはる)
1946年、京都市生まれ。ノンフィクション作家。京都大学農学部卒業。著書は『遠いリング』(講談社ノンフィクション賞)、『リターンマッチ』(大宅壮一ノンフィクション賞)、『牙』、『復活』、『甦る鼓動』、『ふたつの生命』、『スカウト』、『奪われぬもの』、『生体肝移植』、ほか。

小林 恭二(こばやし きょうじ)
1957年西宮市生まれ、東京大学文学部卒業。主な著書は『俳句という遊び』、『俳句という楽しみ』、他多数。

小林 聡美(こばやし さとみ)
1965年5月24日、葛飾区生まれ。女優、エッセイスト。著書は『サボテンのおなら』、『ほげらばり メキシコ旅行記』、『凛々乙女』、『東京100発ガール』、『やっぱり猫が好き』、『案じるより団子汁』、『マダム小林の優雅な生活』、『マダムだもの』、『キウィおこぼれ留学記』、『ワタシは最高にツイている』、『アロハ魂』、『散歩』、『読まされ図書室』、『ていだん』、『聡乃学習』、など。

小林 司(こばやし つかさ)
1929年、青森県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。フルブライト研究員としてピッツバーグ大学とゲイルズバーグ精神医学研究所に留学。神経研究所勤務。上智大学カウンセリング研究所教授を経てメンタル・ヘルス国際情報センター所長。シャーロック・ホームズ研究者、エスペラント研究者としても活動。著書は『生きがいとは何か』、『愛とは何か』、『心の謎を解く150のキーワード』、など。

小林 秀雄(こばやし ひでお)
1902〜1983、東京生まれ。東京帝国大学仏文科卒業。文化勲章受章。著書は『様々なる意匠』、『私小説論』、『ドストエフスキイの生活』、『無常ということ』、『モオツァルト』、『本居宣長』(日本文学大賞)、等。

小林 英夫(こばやし ひでお)
1943年、東京生まれ。東京都立大学経済学部卒業。東京都立大学経済学部助手、駒澤大学経済学部教授をへて早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授。専攻は日本近現代史・アジア経済論。著書は『大東亜共栄圏の形成と崩壊』、『昭和ファシストの群像』、『大東亜共栄圏』、『東南アジアの日系企業』、『日本軍政下のアジア』、『戦後アジアと日本企業』、ほか。

小林 昌信(こばやし まさのぶ)
戦艦「大和」の八分隊機銃員、海軍水兵長。右舷二十四番三連装二五ミリ機銃員だった。

小林 快次(こばやし よしつぐ)
1971年、福井県生まれ。北海道大学総合博物館教授、同館副館長。米国ワイオミング大学地質学地球物理学科卒業。米国サザンメソジスト大学地球科学科で博士号取得。モンゴルやアラスカなどで発掘調査を行い、恐竜の分類や生態、進化について研究している。長年謎の恐竜とされてきたデイノケイルスの全身骨格の発掘に携わり、また、カムイサウルス、ヤマトサウルス、パラリテリジノサウルスなどの日本の恐竜を記載・命名した。著書は『ぼくは恐竜探検家!』、『恐竜まみれ』、『ティラノサウルス解体新書』、など、多数。

駒田 信二(こまだ しんじ)
1914年1月14日生まれ、1994年12月27日歿。東京帝国大学文学部支那学科卒業。作家、文芸評論家、中国文学者。島根大学教授、桜美林大学教授、早稲田大学客員教授等歴任。著書は『脱出』、『石の夜』、『新・墨子物語』、『対の思想 中国文学と日本文学』、『好色の戒め 肉蒲団 の話』、『女は強く男も強い物語』、『島』、『一条さゆりの性』、『好色の勧め』、『駒田信二の金瓶梅』、『聖人の虚像と実像-論語』、『好色』、『中国妖姫伝』、『妖花伝』、『風流のぞきからくり』、『中国大盗伝』、『花のしとね』、『論語 その裏おもて』、『艶笑本の世界』、『艶釈版植物歳時記』、『壷中の天』、『谿の思想 中国と日本のあいだ』、『騎馬娘の仇討』、『獣妖の姦』、『私の小説教室』、『中国故事はなしの話』、『世界の悪女たち』、『墨子を読む』、『漢詩名句はなしの話』、『遠景と近景 中国・中国文化・日本』、『好色の勧め 杏花天 の話』、『中国古典散歩』、『江戸小咄(古典を読む)』、『中国妖女伝』、『近代奇人伝』、『艶笑動物事典』、『中国書人伝』、『私本・荒淫王伝』、『艶笑植物事典』、『書下し 中国故事はなしの話』、『私本・肉蒲団』、『艶笑人名事典』、『ストリップ一代 浅草駒太夫ひとりがたり』、『艶笑いろはかるた』、『シルクロードをゆく』、『私の中国捕虜体験』、『中国詩人伝』、『三国志故事物語』、『中国の歴史を歩く』、『死を恐れずに生きる』。他に共著等も多数。

小松 重男(こまつ しげお)
1931年、新潟市生まれ。作品は『年季奉公』、『鰈の縁側』、『シベリヤ』、『ずっこけ侍』、『でんぐり侍』、『御庭番秘聞』、『間男三昧』、『桜田御用屋敷』、『旗本の経済学』、など。

小松 茂美(こまつ しげみ)
1925-2010。山口県岩国市生まれ。センチュリー文化財団理事・館長。山口県立柳井中学校卒業。古筆学専攻。著書は『手紙の歴史』、『後撰和歌集・校本と研究』、『平安朝伝来の白氏文集と三跡の研究』、『平家納経の研究』、『古筆学大成』、『小松茂美著作集』、ほか。

小松 恒夫(こまつ つねお)
1925年6月3日長野県生まれ、2000年12月8日歿。東京大学理学部物理学科中退、同文学部国文学科卒業。朝日新聞入社、「週刊朝日」記者、科学部次長、「週刊朝日」編集長を経て、教育雑誌「のびのび」の創刊を提案、休刊まで編集に参加。著書は『百姓入門記』(第28回日本エッセイスト・クラブ賞受賞)、『ぼくはなぜヒマワリなのか』、等。

小松 久男(こまつ ひさお)
1951年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科・教授。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。中央アジア近現代史。著書は『革命の中央アジア』、『中央ユーラシア史』、など。

コリン・コバヤシ
1949年東京生まれ。武蔵野美術大学短期大学中退。渡仏語パリに定住しパリ国立高等美術学校に学ぶ。著書は『ゲランドの塩物語 ―未来の生態系のために―』、ほか。

近藤 晋(こんどう すすむ)
1929年神戸市生まれ。学習院大学政経学部中退。劇団民芸演出部を経てNHKに入局し、テレビドラマにかかわる。昭和55年、第1回松尾芸能賞企画制作賞。昭和58年、日本映画テレビプロデューサー協会賞受賞。

西條 奈可(さいじょう なか)
2005年、北海道生まれ。著書は『金春屋ゴメス』(日本ファンタジーノベル大賞)、『涅槃の雪』(中山義秀文学賞)、『まるまるの毬』(吉川英治文学新人賞)、『千年鬼』、『睦月童』、『ごんたくれ』、『秋葉原先留交番ゆうれい付き』、『九十九藤』、『刑罰0号』、等多数。

最相 葉月(さいしょう はづき)
1963年神戸市生まれ。関西学院大学法学部卒業。会社勤務、編集者を経てフリーランスのライターに。科学と人間を主なテーマに取材及び執筆活動をしてる。著書は『絶対音感』(小学館ノンフィクション大賞)、『青いバラ』、『なんという空』、『あのころの未来 星新一の予言』、『星新一 1001話をつくった人』等多数。
斉藤 健一(さいとう けんいち)
1948年福島県生まれ。翻訳家、元三重大学教授。東北大学大学院修了。『マイロの不思議な冒険』、『ハックルベリー=フィンの冒険』、『さびしい犬』、『クレージーバニラ』、『フリーク・ザ・マイティー』、『見習い物語』、など訳書多数。

齊藤 幸司(さいとう こうじ)
1947年生まれ。日本大学商学部卒業。辻・本郷税理士法人副理事長。税理士。著書は『法人税入門の入門』、『わかりやすい決算書の手引き』、等多数。

斎藤 幸平(さいとう こうへい)
1987年生まれ。大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。哲学博士。専門は経済思想、社会思想。著書は『Karl Marx's Ecosocialism:Capitare,Nature,and the UnfinishedCritique of Political Economy 《邦訳:大洪水の前に》』(ドイッチャー記念賞を歴代最年少で受賞、世界5か国で刊行)、『人新世の「資本論」』、。編著に『未来への大分岐』、など。

斎藤 茂男(さいとう しげお)
1928.3.16-1999.5.28(71歳)。東京都生まれ。ジャーナリスト。著書は『わが亡きあとに洪水はきたれ!』、ほか。

斎藤 茂太(さいとう しげた)
1916年東京生まれ。明治大学文学部、昭和医科大学医学部卒業。慶應義塾大学医学部にて精神医学専攻。主な著書は『茂吉の体臭』、『精神科医三代』、『グズをなおせば人生うまくいく』、『「長男」『』のための本』、『モタさんの快老物語』、『いい言葉は、いい人生をつくる』、『気持ちの整理』、『「なぜか人に好かれる人」の共通点』、『逆境がプラスに変わる考え方』、『「いい人」が損をしない人生術』、などとても多数。

齋藤 孝(さいとう たかし)
1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。主な著書は『声に出して読みたい日本語』、『三色ボールペンで読む日本語』、『子どもの語彙力を伸ばすのは、親の務めです』、『質問力』、『1分で大切なことを伝える技術』、『雑談力が上がる話し方』、『1分間孫氏の兵法』、『知性の磨き方』、『語彙力こそが教養である』、『大人の語彙力ノート』、『読書する人だけがたどり着ける場所』、等 多数。

斎藤 文彦(さいとう ふみひこ)
1962年東京都生まれ。コラムニスト、スポーツ・ライター。オーガスバーグ大学教養部卒業。「週刊プロレス」の記事担当。著書は『テイキング・バンプ』、『デケード』、『プロレス大事典』、など。

佐江 衆一(さえ しゅういち)
1934年、東京生まれ。剣道五段。主な作品は『背』、『繭』、『すばらしい空』、『北の海明け』、『黄落』、『江戸職人奇譚』、『捨剣』、『幸福の選択』、『わが屍は野に捨てよ』など。

佐伯 彰一(さえき しょういち)
1922年4月26日、富山県生まれ。東京帝国大学英文科、同大学院修了。比較文学研究者、文芸評論家。東京都立大学助教授、トロント大学客員教授、東京大学教養学部教授、大学院比較文学比較文化研究室主任、中央大学教授を経て世田谷文学館館長、三島由紀夫文学館初代館長。「三島由紀夫全集」(1973年4月-1976年6月)の編纂をした。2016年1月1日歿、93歳。著書は『現代英米小説の問題点』、『日本を考える』、『伝記と分析の間』、『文学的アメリカ』、『内と外からの日本文学』、『アメリカ文学史』、『内なるアメリカ・外なるアメリカ』、『日本への視点』、『日本人の自伝』、『日本の 私 を索めて』、『評伝 三島由紀夫』、『書いた、恋した、生きた ヘミングウェイ伝』、『物語芸術論 芥川・谷崎・三島』、『狂気の時代』、『外から見た近代日本』、『近代日本の自伝』、『外から見た日本文学』、『日米関係のなかの文学』、『批評家の自伝』、『自伝の世紀』、『神道のこころ 見えざる神を索めて』、『伝記のなかのエロス』、『昭和史のなかの私』、『大世俗化の時代と文学』、『読書という悪徳』、『わが愛する伝記作家たち』、『作家の手紙をのぞき読む』、『回想 私の出会った作家たち』、『作家論集 島崎藤村から安部公房まで』、『作家伝の魅力と落とし穴』、など。他に訳書等も多数。

酒井 啓子(さかい けいこ)
1959年生まれ。アジア経済研究所副主任研究員。東京大学教養学部教養学科卒業。イスラム政治研究。著書は『民族主義とイスラーム』、『国家・部族・アイデンティティー』、『イラクとアメリカ』、など。

坂上 忍(さかがみ しのぶ)
1967年、東京生まれ。3歳から劇団に所属し、天才子役として評価された。以降、TVや映画等で活躍している。現在は多くのTV番組でMCを務めている。著書は『偽悪のすすめ』、『バグゾウくんとシノブくん。』、『力を引き出すヒント』、『おまえの代わりなんていくらだっている』、『かけひきする勇気』、等。

榊 佳之(さかき よしゆき)
1942年、愛知県生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、理学博士。専攻はゲノム科学。九州大学教授、東京大学医学研究所教授、理化学研究所ゲノム科学総合研究センタープロジェクトディレクター等歴任。主な著書は『人間の遺伝子―ヒトゲノム計画のめざすもの』、『ベクターDNA―遺伝子工学入門』、『ヒトゲノム―解読から応用・人間理解へ』、など。

榊原 晃三(さかきばら こうぞう)
フランス文学者、翻訳家。1930年7月30日 - 1996年12月13日。名古屋市生まれ。早稲田大学仏文科修士課程修了。法政大学、共立女子大学などの非常勤講師を勤めた。アルセーヌ・リュパン、メグレ警視などのほか、フランスの推理小説、ジュール・ヴェルヌなどSF、アレクサンドル・デュマ・ペール、ミッシェル・トゥルニエなどを幅広く翻訳した。著書は『ジャンヌ=ダルク』、『コロンブス』、『ダ=ビンチ』、『南海の冒険者たち』、『奇蹟・ルルドの泉 聖母マリアに出会った少女』。他に訳書はとても多数。

坂口 安吾(さかぐち あんご)
1906.10.20-1955.2.17、新潟市生まれ。作品は『風博士』、『黒谷村』、『堕落論』、『白痴』、『外套と青空』、『女体』、『恋をしにいく』、『石の思ひ』、『桜の森の満開の下』、など。

坂本 明(さかもと あきら)
長野県出身。東京理科大学卒業。雑誌「航空ファン」編集部を経てフリーランスのライター・イラストレーターになる。メカニックとテクノロジーに詳しい。主な著書は『最強 世界の潜水艦図鑑』、『最強 世界の歩兵装備図鑑』、『最強 世界の特殊部隊図鑑』、『最強 世界の軍用銃図鑑』、『世界の軍装図鑑』、『完全版最強 世界の戦闘車両図鑑』、『最強 世界の空母・艦載機図鑑』、『対テロ・対犯罪のセキュリティ・システム』、『ミリタリーフォーム大図鑑』、『図解 最強 海兵隊のすべて』、など多数。

坂元 志歩(さかもと しほ)
東京都生まれ。日本女子大学卒業。国立予防衛生研究所研究員、東京大学先端科学研究所助手、「ニュートン」編集部などを経てフリーに。著書は『いのちのはじまり、いのちのおわり』、『誰も知らない地球の素顔―プラネットアースの贈り物』など。NHKの科学番組にも関わった。

坂本 俊夫(さかもと としお)
1954年宇都宮市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。フリーライター。子供の頃からの相撲ファン。著書は『大相撲の道具ばなし』、『シリーズ藩物語 宇都宮藩・高徳藩』、など。

坂本 義和(さかもと よしかず)
1927年生まれ。東京大学名誉教授、国際政治学。著書は『軍縮の政治学』、『地球時代の国際政治』、『相対化の時代』、ほか。

佐木 隆三(さき りゅうぞう)
1937.4.14-2015.10.31(78歳)。朝鮮生まれ。作家。著書は『ジャンケンポン協定』、『復讐するは我にあり』、ほか。

向坂 逸郎(さきさか いつろう)
1897.2.6-1985.1.22(87歳)、大牟田出身。マルクス経済学者、社会主義思想家。東京帝国大学経済学部卒業。九州大学教授、社会主義協会代表等歴任。著書は『経済学方法論』、『マルクス経済学の方法』、『マルクス経済学の基本問題』、『マルクス伝』、など。訳書に『資本論』、『共産党宣言』(大内兵衛と共訳)、などがある。

佐久間 充(さくま みつる)
1937年、千葉県君津市生まれ。東京大学教育学部卒業。専攻は保健社会学。女子栄養大学教授。著書は『健康教育・栄養教育』、『地域保健と住民参加』、『保険・医療・看護調査ハンドブック』、『ああダンプ街道』、『山が消えた』、など。他に訳書も。

さくらももこ
本名は非公開だが旧姓は三浦。1965年5月8日生まれ、静岡市清水区(旧清水市)出身の漫画家、作詞家、脚本家。また、自身の少女時代をモデルとした代表作『ちびまる子ちゃん』の主人公の名前でもある。著書は『もものかんずめ』、『さるここしかけ』、『たいのおかしら』、等。静岡英和女学院短期大学卒業。

桜田 佐(さくらだ たすく)
1901年4月29日東京生まれ。1960年歿。東京帝国大学仏文科卒業。フランス文学者、翻訳家、児童文学作家、法政大学教授。著書は『こどもの朝』、『こどもの旅』、『こどもの道』等。訳書は、『風車小屋だより』、『女生徒 他八篇』、『マルゴ・ミミ・パンソン』、『月曜日物語』、『スガンさんの山羊 風車小屋の物語』、『アルルの女』、『川船物語』、『持参金』、『家なき子』、『最後の授業』、等。

佐々木 邦(ささき くに)
1883-1964。静岡県出身。明治学院大学卒業。マーク・トゥェインの翻訳で有名。

佐々木 信一(ささき しんいち )
1949年、石川県うまれ。フリー写真家。作品は『美しき信州』、『槍穂高 空と雲の間に』、『悠久を旅する信州の街道』、『浪漫あふれる信州の洋館』、『北アルプスの渓谷をゆく』、『山並み大図鑑 信州山座同定』、他。

佐々木 徹(ささき とおる)
英文学者、京都大学名誉教授。1956年5月22日、大阪府生まれ。京都大学文学部英文科卒業、ニューヨーク大学大学院修士課程修了。訳書は『英国古典推理小説集』 など。

佐瀬 稔(させ みのる)
1932〜1998、神奈川県生まれ。東京外国語大学英米学科中退。代表作は『金属バット殺人事件』、『ヒマラヤを駆け抜けた男 山田昇のの青春譜』、など。

佐多 稲子(さた いねこ)
1904.6.1-1998.10.12(94歳)。長崎県生まれ。作家。著書は『キャラメル工場から』、『私の東京地図』、ほか。

佐高 信(さたか まこと)
1945年、山形県生まれ。慶応義塾大学法学部卒業。評論家、東北公益文科大学客員教授。主な著書は『城山三郎の遺志』、『城山三郎の昭和』、『世代を超えて語り継ぎたい戦争文学』、『人間が幸福になれない日本の会社』、『反ー憲法改正論』、『いま、なぜ魯迅か』、『日本のジャーナリズムは崩壊したのか』、『時代を撃つノンフィクション100』、『企業と経済を読み解く小説50』、ほか多数。

佐藤 晃子(さとう あきこ)
愛知県出身。明治学院大学文学部芸術学科卒業、学習院大学大学院人文科学研究科博士前期課程修了。美術史専攻。西洋美術は勿論、日本美術にも詳しい。著書は『常識として知っておきたい世界の絵画50』、『常識として知っておきたい日本の絵画50』、ほか。

佐藤 正午(さとう しょうご)
1955年8月25日、佐世保生まれ。北海道大学文学部中退。著書は『永遠の1/2』(すばる文学賞)、『鳩の撃退法』(山田風太郎賞)、『取り扱い注意』、『彼女について知ることのすべて』、『ジャンプ』、『君は誤解している』、『アリスのすさび』、『放蕩記』、『Y』、『5』、『身の上話』、『アンダーリポート/ブルー』、『小説家の四季』、小説の読み書き『月の満ち欠け』(直木賞)、など。

佐藤 春夫(さとう はるお)
1892.4.9-1964.5.6。和歌山県現新宮市生まれ。昭和20年に現佐久市平根に疎開し、5年間住んだ。主な著書、作品は『田園の憂鬱』、『都会の憂鬱』、『殉情詩集』、『佐久の草笛』、『戦国佐久』、『女人焚死』、など。ほかに随筆多数。

佐藤 優(さとう まさる)
作家、元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科終了。外務省に入省し、在英国日本国大使館、ロシア連邦日本国大使館に勤務した後、外務本省国際情報局分析第一課に勤務。著書は『国家の罠』(毎日出版文化賞特別賞)、『自壊する帝国』(新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞)、『私のマルクス』、『先生と私』、『獄中記』、『同志社大学神学部』、『いま生きる「資本論」』、『「ズルさ」のすすめ』、『プラハの憂鬱』、『組織の掟』、『君たちが知っておくべきこと』、など。

佐藤 隆太(さとう りゅうた)
1980年2月27日生まれ、目黒区出身。俳優、タレント、司会者。日本大学藝術学部映画学科卒業。

里見 ク(さとみ とん)
1888-1983。横浜市生まれ。本名山内英夫。「白樺」の創刊に関わり、短編小説の名手としても評価が高い。作家の有島武郎、画家の有島生馬は兄。著書、作品は『善心悪心』、『多情仏心』、『椿』、『極楽とんぼ』、『母と子』、『晩い初恋』、『秋日和』、など。

佐野 洋子(さの ようこ)
1938年6月28日、北京生まれ。2010年11月5日歿。絵本作家、エッセイスト。武蔵野美術大学デザイン科卒。代表作は『100万回生きたネコ』。

佐原 真(さはら まこと)
1932年、大阪生まれ。2002年7月10日歿。大阪外国語大学でドイツ語、京都大学大学院で考古学を学んだ。国立歴史民俗博物館館長等歴任。著書は『日本人の誕生』、『騎馬民族は来なかった』、『考古学千夜一夜』、『遺跡が語る日本人のくらし』、『食の考古学』、『銅鐸の考古学』、『考古学つれづれ草』、『魏志倭人伝の考古学』、など多数。

沢木 耕太郎(さわき こうたろう)
1947年、東京生まれ。ルポライター、ノンフィクション作家、エッセイスト、インタヴュアー、映画評論家、小説家。横浜国立大学卒業。著書は『一瞬の夏』(新田次郎文学賞)、『彼らの流儀』、『チェーン・スモーキング』、『テロルの決算』(大宅壮一ノンフィクション賞)、『バーボン・ストリート』(講談社エッセイ賞)、『深夜特急』(JTB紀行文学賞)、『凍』(講談社ノンフィクション賞)、『キャパの十字架』(司馬遼太郎賞)、『血の味』、『春に散る』、『若き実力者たち』、『若き実力者たち』、『檀』、『人の砂漠』、『シネマと書店とスタジアム』、『旅する力』、『波の音が消えるまで』、ほか多数。

椎名 誠(しいな まこと)
1994年6月、東京生まれ。東京写真大中退。1979年より、小説、エッセイ、ルポなどの文筆活動家。作品は『さらば国分寺書店のおばば』(デビュー作)、『哀愁の町に霧が降るのだ』、『犬の系譜』(吉川英治文学新人賞)、『岳物語』、『アド・バード』(日本SF大賞)、『中国の鳥人』、『黄金時代』、『あやしい探検隊 焚火酔虎伝』、『あやしい探検隊 台湾ニワトリ島乱入』、『すばらしい黄金の暗闇世界』、『ケレスの龍』、『かぐや姫はいやな女』、『かつをぶしの時代なのだ』、『春画』、『メコン・黄金水道をゆく』、など多数。「本の雑誌」編集長。世界の辺境地区への冒険がライフワークなので、旅の本が多く、モンゴルやパタゴニア、シベリアなどへの探検、冒険ものなどを執筆。映画監督作品に『白い馬』、など

椎名 麟三(しいな りんぞう)
1911.10.1-1973.3.28。現姫路市生まれ。著書、作品は『無花果の樹』、『神の道化師』、『自由の彼方で』、『運河』、『深夜の酒宴』、『重き流れの中へ』、など。

自衛隊の謎研究会
陸海空すべての自衛隊について、その動向や最新装備の情報を集め続けている研究会。ライター、ジャーナリスト、イラストレーター、編集者など複数の職業の者で構成されている。

塩川 治子(しおかわ はるこ)
1942年、東京生まれ。軽井沢在住の作家、歌人。日本ペンクラブ会員、日本劇作家協会会員、軽井沢文化協会理事、など歴任。山室静が興した佐久文化賞を1991年に受賞。著書は『北斎の娘』、『桂ヶ淵物語』、『かげろう火』、『不死鳥』、『旭のぼる』、『軽井沢・山人だより』、『軽井沢・山人だよりU』、『軽井沢・山人だよりV』、『歌集 霧ものがたり』、『歌集 水の火矢』、『歌集 霧無韻』、等。一時期、軽井沢町立図書館々長と軽井沢歴史民俗資料館々長を務めていた。

志賀 直哉(しが なおや)
1883年2月20日、宮城県元石巻市生まれ。1971年10月21日、歿。東京帝国大学英文科卒業。有島武郎、武者小路実篤等と「白樺」創刊。作品は『網走まで』、『豊年虫』、『清兵衛と瓢箪』、『城の崎にて』、『小僧の神様』、『暗夜行路』、『和解』、『留女』、『流行感冒』、など。

重松 清(しげまつ きよし)
1963年3月6日、岡山県 現津山市生まれ。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。作品は、『ビフォア・ラン』(1991年デビュー作)、『ナイフ』(坪田譲治文学賞)、『定年ゴジラ』、『ビタミン7F』(直木賞)、『エイジ』(山本周五郎賞)、『十字架』(吉川英治文学賞)、『ゼツメツ少年』(毎日出版文化賞)、『舞姫通信』、『幼なるわれらに生まれ』、『カカシの夏休み』、『流星ワゴン』、『小さき者へ』、『きよしこ』、『疾走』、『いとしのヒナゴン』、『その日のまえに』、『きみの友だち』、『くちぶえ番長』、『青い鳥』、『ブランケット・キャッツ』、『とんび』、『ステップ』、『あすなろ三三七拍子』、『ファミレス』、『一人っ子同盟』、など多数。

獅子文六(しし ぶんろく)
1893-1969。横浜市生まれ。本名岩田豊雄。代表作は『てんやわんや』、『娘と私』、など。

篠田 節子(しのだ せつこ)
1955年10月23日生まれ。東京学芸大学教育学部卒業。作家。デビュー作は『絹の変容』、代表作は『女たちのジハード』。著作はとても多い。

柴田 鉄治(しばた てつじ)
1935年、東京生まれ。東京大学理学部卒業。朝日新聞東京本社社会部記者、論説委員、科学部長、社会部長、出版局長などを経て朝日カルチャーセンター社長等歴任。科学ジャーナリスト。主な著書は『科学事件』、『ジャーナリズムの原点』、『科学報道』、等。

柴田 元幸(しばた もとゆき)
大田区出身、1954年7月11日生まれ。東京大学文学部英文科卒業。同大学院人文科学課程単位取得、イェール大学大学院修士課程修了。アメリカ文学研究者、翻訳家、東京大学名誉教授。著書、共著書、翻訳書、非常に多数。

渋川 智明(しぶかわ ともあき)
1946年、北九州市生まれ。早稲田大学卒業。毎日新聞入社、地方自治・地方分権問題を担当。著書は『目からウロコの介護保険活用ガイド』、『福祉NPO』、等。

澁澤 龍彦(しぶさわ たつひこ)
1928〜87年、東京生まれ。フランス文学者、エッセイスト、評論家。東京大学仏文科卒業。訳書に『悪魔の栄え』、がある。

渋谷 秀樹(しぶたに ひでき)
1955年、兵庫県加古川市生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程満期退学。立教大学法学部教授。専攻は憲法学。著書は『憲法訴訟要件論』、『リーディングズ現代の憲法』、『憲法1人権』、『憲法2統治』、など。

渋谷 和宏(しぶや かずひろ)
1959年12月8日横浜市生まれ。法政大学経済学部卒業。作家、経済ジャーナリスト。主な編著書は『銹色(さびいろ)の警鐘』、『バーチャルドリーム』、『「狼の果実』、『罪人(とがびと)の愛』、『挑戦者』、等。

島木 赤彦(しまき あかひこ)
1876年12月17日、諏訪郡上諏訪村(現諏訪市)生まれ。1926年3月27日歿。長野尋常師範学校卒業。教職に就きながら短歌を作った。『信濃教育』、の編集を引き受け、白樺運動の先駆ともいえる教育革新論を主張した。

島崎 藤村(しまざき とうそん)
1872年3月25日、旧木曽郡馬籠村・山口村生まれ。1943年8月22日歿。主な作品は、『藁草履』、『若菜集』、『落梅集』、『千曲川のスケッチ』、『破戒』、『春』、『家』、『新生』、『岩石の間』、『夜明け前』、『津軽海峡』、『並木』、『死』、『芽生』、『人形』、『平和の日』、『柳橋スケッチ』、『沈黙』、『ある女の生涯』、『子に送る手紙』、『嵐』、など。

島村 利正(しまむら としまさ)
1912.3.25-1981.11.25。高遠生まれ。著書及び作品は『高麗人』、『草の中』、『仙酔島』、『庭の千草』、など。

清水 潔(しみず きよし)
1958年生まれ、東京都出身。ジャーナリスト。日本テレビ報道局記者、特別解説委員、早稲田大学ジャーナリズム大学院非常勤講師など歴任。新聞社、出版社にカメラマンとして勤務の後、新潮社FOCUS編集部記者を経て日本テレビ社会部へ。雑誌記者時代から事件・事故を中心に調査報道を展開。著書は『桶川ストーカー殺人事件―遺言』、『殺人犯はそこにいるー隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』、ほか。

清水 政彦(しみず まさひこ)
1979年生まれ。歴史研究家、弁護士。本業の金融法務の傍ら航空機・戦史研究に励む。

清水 好子(しみず よしこ)
1921-2004。京都大学文学部国文学科卒業。専攻は中古文学。著書は『源氏の女君』、『源氏物語論』、『源氏物語の文体と方法』、『源氏物語五十四帖』、『王朝女流歌人抄』、『紫式部』、ほか。

将基面 貴巳(しょうぎめん たかし)
1967年横浜市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。英国シェフィールド大学歴史学博士課程修了。ケンブリッジ大学クレア・ホールのリサーチフェロー、英国学士院中世テキスト編集委員会専属研究員を歴任。カナダのトロントで研究・著作に従事。

東海林 さだお(しょうじ)
本名庄司禎雄。1937年、東京生まれ。漫画家、エッセイスト。早稲田大学露文化中退。文藝春秋漫画賞、講談社エッセイ賞、菊池寛賞、紫綬褒章、日本漫画家協会賞大賞受賞。著書は『ショージ君の男の分別学』、『笑いのモツ煮こみ』、『食後のライスは大盛りで』、『ニッポン清貧旅行』、『行くぞ!冷麺探検記』、『ショージ君の漫画文庫傑作選』、『ショージ君の漫画文学全集110選』、『ガン入院オロオロ日記』、『丸かじり』シリーズ、他多数。

白井 將文(しらい まさふみ)
1932年、大阪府生まれ。東北大学大学院医学研究科修了。東邦大学医学部教授等歴任。専攻は泌尿器科学、特にアンドロロジー(男性科学)。著書は『インポテンスの臨床』、『アンドロロジーマニュアル』、『男子性機能障害―正しい知識と診療の実際』、『思春期の男の子を持つ母へ』、『性機能障害』、など。

白石 一文(しらいし かずふみ)
1958年福岡県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。文藝春秋社勤務を経て2000年に『一瞬の光』でデビュー。2008年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で第22回山本周五郎賞、2009年に発表した『ほかならぬ人へ』で第142回直木賞受賞。

白石 光(しらいし ひかる)
戦史研究家。著書は『連合艦隊司令長官山本五十六機撃墜指令』、『第二次大戦の特殊作戦』、『第二次大戦の特殊作戦2、』『第一次大戦小火器図鑑1914〜1918』、『世界の銘艦ヒストリア』、『世界の銘艦ヒストリア2』、『歴群図解マスター・戦闘機』、『歴群図解マスター・戦車』、『歴群図解マスター・潜水艦』、『ヒーローたちのGUN図鑑HYPER』、『決定版・世界の特殊部隊100』、『第2次大戦 海軍と軍人』、『図解でわかる!潜水艦のすべて』、『「図解でわかる!戦車のすべて』、『図解でわかる!空母のすべて』、『図解でわかる!戦闘機のすべて』、など。

白川 英樹(しらかわ ひでき)
1936年、東京都生まれ。東京工業大学理工学部卒業。筑波大学助教授、同教授を経て筑波大学名誉教授。2000年10月、ノーベル化学賞受賞。専攻は高分子化学。著書は『導電性高分子から何が見えるか』、『化学に魅せられて』、ほか。

シロハト 桜(さくら)
元陸上自衛隊女性自衛官(WAC)1980年代後半、高校卒業後に2等陸士として入隊(新隊員WAC46期)。職種は会計科。曹候41期、最終階級は2等陸曹。平成の最後に任期付き自衛官として1年ほど自衛官に復帰した。身長151p、靴のサイズ21.5p。

新宮 一成(しんぐう かずしげ)
1950年、大阪生まれ。京都大学医学部卒業。専攻は精神医学。京都大学大学院・環境学研究科教授等歴任。著書は『無意識の組曲』、『ラカンの精神分析』、『無意識の病理学』、『夢と構造』、『意味の彼方へ』、『夢分析』、など。

神宮 輝夫(じんぐう てるお)
1932年2月26日、高崎市生まれ。2021年8月4日没、89歳。児童文学者、翻訳家、青山学院大学名誉教授。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了。著書は、『世界児童文学案内』、『キャプテン・クック』、『海からきた力もち』、『天をもちあげたヨンジー』、『のらねこたいしょうブー』、『童話への招待』、『たけのこくん』、『児童文学の中の子ども』、『現代日本の児童文学』、『タマタン』、『てのひらのはかせさん』、『ブタがビラをくばるとき』、『現代イギリスの児童文学』、『現代児童文学作家対談』(全10巻)、『児童文学の主役たち』、など。他に訳書も多数。

新宅 広二(しんたく こうじ)
1968年生まれ。上智大学大学院修了。生態科学研究機構理事長。専門は動物行動学で、大学などで20年以上教鞭をとる。多摩動物公園、上野動物園に勤務。国内外のフィールドワークに加え、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫などの約400種類の野生動物の生態知識や飼育方法を習得。監修業では科学番組や動物バラエティなどの企画・出演が300作品を超える。世界最高峰のネイチャードキュメンタリー映画・英国BBCの「ネイチャー」日本語版(2014年)、映画「アマゾン大冒険」(2015年 仏)、WOWOW「BBC EARTH」シリーズの総監督をつとめ、サイエンス・ミュージアム「Orbi横浜」ほか、博物館、動物園、水族館の監修・プロデュースも手がける。著書は『危険動物最恐図鑑』、『ブキミ生物絶叫図鑑』、『すごい動物学』、等。

新藤 兼人(しんどう かねと)
1912年4月22日、広島県生まれ。2012年5月29日歿、100歳。シナリオライター、映画監督。監督作品としては「愛妻物語」、「原爆の子」、「裸の島」、「鬼婆」、「ある映画監督の生涯」、「落葉樹」、「午後の遺言状」ほか多数。著書は『弔辞』、『三文役者の死』、『仕事師列伝』、『午後の遺言状』、『追放者たち』、『愛妻記』、『新藤兼人の足跡』、『小説 田中絹代』、『老人読書日記』、ほか。妻は女優の乙羽信子。

新藤 宗幸(しんどう むねゆき)
1946年、神奈川県生まれ。中央大学大学院修士課程修了。東京市政調査会研究員、専修大学法学部助教授、立教大学法学部教授を経て千葉大学法学部教授。専攻は行政学。著書は『財政破綻と税制改革』、『行政指導』、『福祉行政と官僚制』、『行政ってなんだろう』、『地方分権』、『日本の予算を読む』、『市民のための自治体学入門』、『講義 現代日本の行政』、など。

神野 直彦(じんの なおひこ)
1946年、埼玉県生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。専攻は財政学。大阪市立大学助教授、東京大学助教授、東京大学経済学部・大学院経済学研究科教授等歴任。著書は『システム改革の政治経済学』、『希望の島 への改革』、『二兎を得る経済学』、『人間回復の経済学』、など。

新免 康(しんめん やすし)
1958年生まれ。中央大学文学部教授。東京大学大学院人文科学研究博士課程単位取得退学。中央アジア史研究。著書は『中国少数民族事典』(共著)、など。

菅原 文太(すがわら ぶんた)
1933.8.16-2014.11.28(81歳)。宮城県生まれ。俳優。主演作に「仁義なき戦い」、「トラック野郎」シリーズなど。

杉江 弘充(すぎえ ひろみつ)
1947年、岐阜県生まれ。慶応義塾大学法学部卒業。同大学院博士課程修了。著書は『中国 美時ナス大国への挑戦』、『知っていそうで知らない台湾 日本を嫌わない隣人たち』、など。

杉岡 幸徳(すぎおか こうとく)
作家。兵庫県生まれ。東京外国語大学ドイツ語学科卒業。主な著書は『世界の性習俗』、『大人の探検 奇祭』、『世界寄食大全』。

杉原 達(すぎはら とおる)
1953年、京都市生まれ。京都大学経済学部卒業、大阪市立大学経済学研究科博士前期課程修了。関西大学経済学部教授、大阪大学大学院文学研究科教授等歴任。専攻は日本学、文化交流史。著書は『オリエントへの道 ー ドイツ帝国主義の社会史』、『越境する民 ー 近代大阪の朝鮮人史』、『中国人強制連行』、など。

杉本 苑子(すぎもと そのこ)
1925年、東京生まれ。文化学院卒業。直木賞、吉川英治文学賞、女流文学賞、文化功労者顕彰、文化勲章、菊池寛賞受賞。著書は『孤愁の岸』、『滝沢馬琴』、『穢土荘厳』、『玉川兄弟』、『華の碑文』、『冬の蝉』、『島影の関』、『散華』、『天智帝をめぐる七人』、『悲華 水滸伝』、『山河寂寥』、など。

杉本 貴司(すぎもと たかし)
1975年、大阪府生まれ。京都大学大学院修了。日本経済新聞社に入社後産業部で電機、鉄鋼、自動車などを担当した後、企業報道部へ。著書に『大空に賭けた男たち』、『ホンダジェット誕生物語』、『孫正義300年王国への野望』、がある。

杉本 昌隆(すぎもと まさたか)
1968年11月13日、名古屋市生まれ。振り飛車党。80年、故板谷進九段に入門。90年、プロデビュー。2019年八段昇段。同年B級2組に復帰。22年、通算600勝を達成し、将棋栄誉賞(棋界57人目)。門下に藤井聡太名人、室田伊緒女流二段ら。著書は『弟子・藤井聡太の学び方』、『弟子・藤井聡太が教えてくれた99のこと』、『師匠はつらいよ』、ほか。

鈴木 晃(すずき あきら)
1939年、千葉県生まれ。京都大学大学院理学研究科修了。理学博士。京都大学霊長類研究所を経て、日本・インドネシア オランウータン保護調査委員会代表、国際霊長類保護連盟日本代表等を歴任。著書は『夕陽を見つめるチンパンジー』、『雑食化への道』、『サルの文化史』、『チンパンジー記』、『オランウータンの不思議社会』、ほか。

鈴木 光太郎(すずき こうたろう)
1954年 宮城県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退、新潟大学人文学部教授等を歴任。専門は実験心理学。著書は『オオカミ少女はいなかった』、『ヒトの心はどう進化したのか』、『動物は世界をどう見るか』、など。

鈴木 茂(すずき しげる)
1948年生まれ。東北大学医学部卒業。医学博士、専門は分裂病と境界例の精神病理学。岩手県立南光病院、名古屋市立大学医学部精神科、マールブルク大学医学部客員研究員、静岡県西部浜松医用センター精神科科長、名古屋市立大学医学部非常勤講師等歴任。著書は「境界事象と精神医学」、「境界例VS分裂病」、「人格障害とは何か」など。

鈴木 直(すずき ただし)
東京大学大学院修了。東京医科歯科大学教授、東京経済大学教授等歴任。訳書多数。

鈴木 皇(すずき ただす)
1925年、東京生まれ。東京大学理学部卒業、理学博士。東京大学教養学部、上智大学理工学部、早稲田大学、明治大学で物理の講義を担当した。専門はX線・電子線散乱の実験を手段にした物性物理と原子物理。著書は「物理の小事典」、「電磁気学」、「化学と物理の基本法則」ほか。

鈴木 ユータ(すずき)
1982年、木更津市生まれ。全国各地を巡り実地取材をするライター。

須藤 靖貴
1964年、東京都生まれ。駒澤大学文学部卒業。製薬会社の営業マン、スポーツ紙の編集者などを経てデビュー。主な著書は『俺はどしゃぶり』、『フルスウィング』、『押し出せ青春』、『セコンドアウト』、『リボンステークス』、『スクールセイバー』、『3年7組食物調理科』、『抱きしめたい』、『池波正太郎を歩く』、『どまんなか』、『力士ふたたび』、『デッドヒート』、『大関の消えた夏』、『おれ、力士になる』、など多数。

住井 すゑ(すみい すえ)
1997年1月7日、奈良県生まれの小説家。1997年6月16日歿、享年95歳。夫は編集者・農民文学者の犬田卯。ジャーナリスト・エッセイストの増田れい子は実娘。画家のHATAOは孫であり、その妻は絵本作家の永田萠。代表作は『橋のない川』。他に『八十歳の宣言 人間を生きる』、『九十歳の人間宣言』、『人間みな平等』、『野づらは星あかり』、等多数。

住野 よる(すみの よる)
高校時代より執筆活動を開始。大阪府在住。作品は『君の膵臓をたべたい』(本屋大賞第2位・Yahoo!検索大賞【小説部門賞】)、『よるのばけもの』、『か く し ご と』、『青くて痛くて脆い』、『また、同じ夢を見ていた』、など。

諏訪 兼位(すわ かねのり)
1928年鹿児島市生まれ。東京大学理学部地質学科卒業。名古屋大学理学部地球科学教室教授、名古屋大学理学部長、日本福祉大学学長を経て、現在名古屋大学・日本福祉大学名誉教授。日本アフリカ学会元会長。日本地質学会賞、渡邉萬次郎賞(日本岩石鉱物鉱床学会)、朝日花壇賞を受賞。著書は『裂ける大地アフリカ大地溝帯の謎』、『偏光顕微鏡と岩石鉱物』、『斜長石光学図表』、など。

諏訪原 研(すわはら けん)
1954年、鹿児島県生まれ。予備校講師。大阪大学文学部卒業。著書は『ちょっと気の利いた漢文こぼればなし集』、『漢語の語源ものがたり』、ほか。

瀬尾 まいこ(せお まいこ)
1974年、大阪生まれ。大谷女子大学国文科卒業。作品は『卵の緒』(坊っちゃん文学賞大賞)、『幸福な食卓』(吉川英治文学新人賞)、『戸村飯店 青春100連発』(坪田譲治文学賞)、『図書館の神様』、『優しい音楽』、『温室デイス』、『僕の明日を照らして』、『おしまいのデート』、『僕らのごはんは明日で待ってる』、など。

瀬川 至朗(せがわ しろう)
1954年、岡山県生まれ。東京大学教養学部卒業。毎日新聞社大阪社会部、大阪科学部、東京科学部、ワシントン特派員、東京科学環境部副部長など歴さ任。著書は『心臓移植の現場』、『カードの科学』、『これからのメディアとネットワークがわかる事典』、『大学病院ってなんだ』、『健康食品ノート』など多数。

関川 夏央(せきかわ なつお)
1949年、新潟県生まれ。上智大学外国語学部中退。作家。早稲田大学客員教授。著書は『司馬遼太郎の「かたち」』、『二葉亭四迷の明治四十一年』、『戦中は天才老人・山田風太郎』、『昭和時代回想』、『豪雨の前兆』、『砂のように眠る』、など。

瀬田 貞二(せた ていじ)
1916年東京生まれ、1979年歿。翻訳家。東京大学で国文学を専攻。企画編集した『児童百科事典』やライフワークの『落穂ひろい』で児童文化史に大きな足跡を残した。トールキン『ホビットの冒険』、『指輪物語』、ルイス『ナルニア国ものがたり』など、訳書多数。

瀬戸 賢一(せと けんいち)
1951年、京都市生まれ。大阪市立大学大学院後期博士課程修了。文学博士。大阪市立大学大学院文学研究科教授等歴任。専門は英語学・レトリック。著書は『空間のレトリック』、『認識のレトリック』、『ことばは味を超える 美味しい表現の探求』、『メタファー思考』、『日本語のレトリック』、ほか。

瀬戸内 寂聴(せとうち じゃくちょう)
1922年5月15日、徳島生まれ。2021年11月9日歿(99歳)。作家、僧侶。東京女子大学卒業。著書・作品は『女子大生・曲愛玲』(新潮社同人雑誌賞)、『出村俊子』(出村俊子賞)、『夏の終わり』(女流文学賞)、『花に問え』(谷崎潤一郎賞)、『白道』(芸術選奨)、『場所』(野間文芸賞)、『風景』(泉鏡花文学賞)、『源氏物語』(現代語訳)、『かの子繚乱』、『美は乱調にあり』、『諧調は偽りなり』、『遠い声』、『余白の春』、『花に問え』、『青鞜』、ほか多数。

芹沢 俊介(せりざわ しゅんすけ)
1942年東京都生まれ。上智大学経済学部卒業。評論家。文学、教育、家族、宗教、犯罪など幅広い分野で評論活動をしている。主な著書は『現代 子ども 暴力論』、『主題としての吉本隆明』、『子どもたちはなぜ暴力に走るのか』、『ついていく父親』、『事件論』、など。

扇田 昭彦(せんだ あきひこ)
1940年6月26日、東京生まれ。 2015年5月22日歿(74歳)。東京大学文学部西洋史学科卒業。演劇評論家、静岡文化芸術大学文化政策学部特任教授。朝日新聞学芸部で、長く演劇記者として活動した。1960年代以降の小劇場運動を高く評価し、積極的に紹介し続けた。1989年に『現代演劇の航海』で芸術選奨新人賞受賞。1997年以降、NHK衛星第二放送の深夜番組『80年代演劇大全集』、『20世紀演劇カーテンコール』、『新世紀演劇パレード』で長く司会を務めた。2003〜2006年まで国際演劇評論家協会(AICT)日本センター会長。主な著書は『開かれた劇場』、『世界は喜劇に傾斜する』、『ビバ!ミュージカル!」』、『日本の現代演劇』、『劇談 現代演劇の潮流』、『舞台は語る 現代演劇とミュージカルの見方』、『才能の森 現代演劇の創り手たち』、『唐十郎の劇世界』、『蜷川幸雄の劇世界』、など。

千田 嘉博
1963年、愛知県生まれ。文学博士、城郭考古学者、学芸員、奈良大学文学部文化財学科教授。日本と世界の城を城郭考古学の立場から研究している。著書は『城郭考古学の冒険』、『信長の城』、『石垣の名城完全ガイド』、『日本の城事典』、『地図で旅する!日本の名城』、など。

染井 為人
1983年、千葉県生まれ。作品は『悪い夏』(横溝正史ミステリ大賞優秀賞)、『正義の申し子』、『震える天秤』、など。

平 安寿子(たいら あすこ)
1953年、広島市生まれ。作品は『素晴らしい一日』(オール読物新人賞)、『ぱーとたいむ・パートナー』、『グッドラックららばい』、『明日、月の上で』、『もっと、わたしを』、『なんにもうまくいかないわ』、『くうねるところすむところ』、など。

高木 仁三郎
1938.7.18-2000.10.8(62歳)。群馬県生まれ。原子力資料情報室創設者。著書は『市民科学者として生きる』、ほか。

高倉 健
1931年2月16日生まれ、福岡県中間市出身。2014年11月10日歿。俳優、歌手。紫綬褒章、文化功労者、文化勲章受章。著書は『あなたに褒められたくて』、『南極のペンギン』、『旅の途中で』、『想 俳優生活五〇年』、『私の八月十五日』、『少年時代』、など。

タカクラ・テル
本名は高倉輝。1891年4月14日高知県生まれ、1986年4月2日歿。京都大学英文科卒業。作品は『蒼空』、『阪』、『高瀬川』、『百姓の唄』、『狼』、『大原幽学』、『ハコネ用水』、等。

高崎 宗司
1944年、茨城県生まれ。津田塾大学教授。日本近現代史、朝鮮近現代史専攻。東京教育大学大学院文学研究科修士課程中退。主な著書は『朝鮮の土となった日本人 浅川巧の生涯』、『「妄言」の原型 日本人の朝鮮観』、『「反日感情」韓国・朝鮮人と日本人』、『中国朝鮮族 歴史・生活・文化・民族教育』、『検証 日韓会談』、『植民地朝鮮の日本人』、等。

高田 宏
1932年8月24日生まれ、2015年11月24日歿。京都出身加賀市育ち。京都大学文学部仏文科卒業。編集者、作家、随筆家。著書は『言葉の海へ』、『本のある生活』、『おや、旅だ!』、『われ山に帰る』、『五十歳、いざ!』、『言葉の影法師』、『エッセーの書き方』、『雪日本心日本』、『冬の花びら 雪博士中谷宇吉郎の一生』、『遊びをせんとや』、『歩く旅風まかせ年まかせ』、『海上の王国』、『雪古九谷』、『雪恋い』、『ときどき旅びと』、『八ヶ岳・森の時間』、『木に会う』、『もう一度読む』、『ふるさと再び』、『花のあるミュージアム』、『日本語への処方箋』、『山へ帰った猫』、『森が消えるとき』、『面白い本ならある 本から本へ』、「森物語」、「夜明け」、「物と心の履歴書」、「野ゆき山ゆき海辺ゆき」、「日本海繁盛記」、「大長編小説礼讃」、「ほどよい距離の別天地 環東京十二景」、「和紙千年」、「子供誌」、「田舎者の東京暮らし」、「変身」、「岬へ」、「自然誌 (ネイチャーライティング)」、「小さな博物館」、「信州すみずみ紀行」、「草木虫魚録」、「旅・忘れ残り」、「花散歩?美術館・博物館・植物園」、「もの 物語」、「水物語」、「木遊び 10人の木のおもちゃ作家との対話から」、「ウェストンの森 上高地・島々谷の朝と夜」、「こころの詩たましいの歌」、「海と川の物語」、「生命のよろこび ドリトル先生にまなぶ」、「森へ行く日」、「にっぽん風景紀行」、「島焼け」、「雪を読む 『北越雪譜』に沿いながら」、「荒ぶる自然 日本列島天変地異録」、「本との日々」、「出会う」、「島へ 12の旅の物語」、「生きるよろこび 若い人たちへの21のメッセージ」、「森に通う」、「ゆっくりと、旅」、「祈りの木」、「旅の図書館」、「山川草木紀行」、「還暦後」、「猫のしっぽ」、「東海道五十三次紀行 四〇〇年街道のドラマ 現代歴史視考」、「NHKシリーズ・カルチャーアワー 北国名作探訪」、「北国のこころ」、「大空と大地へ還りゆく日は」、「アジア気持ちの楽な旅」、「木のことば森のことば」、「大いなる人生」など多数。

高輪編集室(たかなわへんしゅうしつ)
有限会社高輪編集室。〒248-0011、鎌倉市扇ガ谷1-3-10。

高野 義郎(たかの よしろう)
1925年、大阪生まれ。京都大学理学部卒業。理論物理学専攻。横浜国立大学教育学部、工学部教授を経て同大学名誉教授、理学博士。著書は『力学』、『物理学の再発見T物質から空間へ、U素粒子と時間空間』、『ヨーロッパ科学史の旅』、『古代ギリシアの旅』、など。

高橋 昭男(たかはし あきお)
1936年、山形県生まれ。テクニカルライター。東京電機大学卒業。著書は『仕事文の書き方』、『ザ・テクニカルライティング』、『技術系の文章作法』、『PL法があなたを守る』、『わかりやすいマニュアルの作成法』、『仕事文をみがく』、ほか。

高橋 勝雄(たかはし かつお)
1938年生まれ。2011年歿、73歳。NHK「趣味の園芸」に講師として出演。毎日新聞でエッセイ『野の花に親しむ』を担当。著書は『野草の名前(全3巻)』、『日本エビネ花譜』、『夏の山野草100』、『春の山野草100』、『秋の山野草100』など多数。

高橋 玄一郎(たかはし げんいちろう)
1904.3.31-1978.1.31。現輪島市生まれ。父の出身地本郷村(現浅間温泉)の尊重となる。作品は『無宗教葬儀』、ほか。

高橋 敏(たかはし さとし)
1940年、静岡県生まれ。江戸時代が専門の歴史学者、国立歴史民俗博物館・総合研究大学院大学名誉教授。東京教育大学文学部卒、同大学院文学研究科修士課程修了。1990年「近世村落生活文化史序説 上野国原之郷村の研究」で筑波大学文学博士。群馬大学教育学部助教授、教授、国立歴史民俗博物館教授、総合研究大学院大学教授歴任。著書は『日本民衆教育史研究』、『民衆と豪農 幕末明治の村落社会』、『近世村落生活文化史序説 上野国原之郷村の研究』、『国定忠治の時代 読み書きと剣術』、『江戸の訴訟 御宿村一件顛末』、『清水次郎長 幕末維新と博徒の世界』、『国定忠治』、『家族と子供の江戸時代』、等多数。

高橋 千劔破(たかはし ちはや)
1943年1月15日、東京生まれ。著作家、文芸評論家、日本ペンクラブ副会長。埼玉県立浦和西高等学校卒業、立教大学日本文学科卒業。人物往来社に勤務し、『歴史読本』編集長、取締役、編集局長等を経て、1996年退社。日本ペンクラブ常務理事、大衆文学研究会幹事長。 著書は『ゾルゲ事件研究』、『花鳥風月の日本史』、『赤穂浪士[親子で楽しむ歴史と古典 17]』、『歴史を動かした女たち』、『歴史を動かした男たち 古代・中近世篇』、『歴史を動かした男たち 近世・近現代篇』、『江戸の旅人 大名から逃亡者まで30人の旅』、『名山の日本史』、『名山の文化史』、『名山の民俗史』、『江戸の食彩春夏秋冬』、『海と日本人の歴史』、等多数。

高橋 輝和(たかはし てるかず)
1944年、香川県生まれ。文学博士、岡山大学教授、専攻はドイツ・ゲルマン言語文化論。主な著書は『ゴート語入門』、『古高独語詩「ゲオルクの歌」の研究』、『古期ドイツ語文法』、『シーボルトと宇田川榕菴』、ほか。

高橋 敏夫(たかはし としお)
1952年4月3日、香川県生まれ。文芸評論家。早稲田大学文学部教授等歴任。専攻は日本近・現代文学、文学理論研究。著書は『多様性の秩序』、『文化としてのエイズ』、『文学のミクロポリテイクス』、『ゴジラが来る夜に』、『嫌悪のレッスン』、『絶滅以後』、『それは危機からはじまった』、『ゴジラの謎』、『理由なき殺人の物語』、『藤沢周平』、『周五郎流』、『人生のことは、小説が教えてくれた』、『藤沢周平と山本周五郎』、『この小説の輝き!』、『藤沢周平という生き方』、『ホラー小説でめぐる現代文学論』、『時代小説に会う!』、『藤沢周平と江戸を歩く』、『井上ひさし 希望としての笑い』、『時代小説が来る! 広く、深く、にぎやかに』、『ホラー王国日本』、『時代小説がゆく!』、『高橋敏夫批評選集』、『松本清張』、『抗う』、など多数。

高橋 英夫(たかはし ひでお)
1930年、東京生まれ。東京大学独文科卒業。文芸評論家。主な著書は『西行』、『偉大なる暗闇』、『ミクロコスモス』、『疾走するモーツァルト』、『ブウーノ・タウト』、『志賀直哉』、『濃密な夜』、『小林秀雄』、『花から花へ』、『ドイツを読む愉しみ』、ほか。他に訳書として『ホモ・ルーデンス』、『神話と古代宗教』、など。

橋 昌明(たかはし まさあき)
1945年、高知市生まれ。同志社大学大学院文学研究科修士課程修了。滋賀大学教育学部教授、神戸大学大学院人文学研究科教授、神戸大学名誉教授等を歴任。主な著書は『武士日本史』、『武士の成立』、『平清盛』、『平家の群像』、『清盛以前』、『平家と六波羅幕府』、『京都の歴史』、『洛中洛外』、『東アジア武人政権の比較史敵研究』、など多数。

高浜 虚子(たかはま きょし)
1874.2.22-1959.4.8。松山市生まれ。「ホトトギス」の編集を引き受け、写実主義を広めた。戦時中は小諸に疎開していた。作品は『小諸雑記』、『小諸百句』、『虹』、など。

高見 浩(たかみ ひろし)
翻訳家。本名は高野紘一。1941年2月19日、東京生まれ。年東京外国語大学マレー・オランダ語科卒業。光文社編集部勤務を経てフリーの翻訳家になった。主な訳書は『老人と海』、『ヘミングウェイ前短編』、『日はまた昇る』、『武器よさらば』、『誰がために鐘は鳴る』、『移動祝祭日』、『羊たちの沈黙』、『ハンニバル』、『ホット・ゾーン』、『眺めのいい部屋売ります』、など。著書に『ヘミングウェイの源流を求めて』、がある。

高見沢 佳秀(たかみざわ よしひで)
1941年、東京生まれ。佐久穂町在住。旧八千穂村の健康管理事業に尽力し、演劇を通じて地域文化の創造と保健や家庭問題解決のための啓蒙に努めた。

田河 水泡
1899年2月10日、現在の墨田区生まれ。1989年12月12日歿、90歳。本名は高見澤仲太郎。ペンネームは本名をもじったもの。数代前の江戸時代には臼田の北川に住んでいたとのこと。主な作品は「のらくろ」シリーズのほか「目玉のチビちゃん」、「人造人間」、「蛸の八ちゃん」など。落語作家でもあった。

滝川 一廣
1947年名古屋生まれ。名古屋市立大学医学部卒業後同精神医学教室入局、岐阜精神病院(現・岐阜病院)赴任、名古屋市立大学医学部精神科助手、名古屋市児童福祉センター勤務、同センター児童相談所部門医師および情緒障害児短期治療施設長、東京都青木病院勤務、愛知教育大学障害児教育教室及び同治療教育センター助教授等歴任。著書は「家庭の中の子ども 学校の中の子供」、「青年期の精神医学」、「治療のテルモピュライ」ほか。

滝沢 秋暁
1875年3月3日、小県郡塩尻村(現上田市)生まれ。1957年2月27日歿。主な作品は、「透骨恨」、「再考・春松露」、「有明月」、「寄書家月旦」、「司令塔」、など。

田口 洋美
東北芸術工科大学教授。

竹内 健(けん)
1935年3月2日、名古屋生まれ。2015年12月23日逝去。劇作家、演出家、翻訳家、怪奇小説作家、偽史研究家、神代文字研究家、古代信仰研究家。劇団「表現座」主宰。日本オリエント学会会員。著書は「竹内健戯曲集」、「竹内健怪奇幻想シリーズ」、「世界でいちばん残酷な話:薔薇の天使」、「世界でいちばんコワイ話:薔薇の悪魔」、「世界でいちばん奇妙な話:薔薇の半神」、「世界でいちばん孤独な話:薔薇の埋葬」、「ランボーの沈黙」、「図解ポーカー入門」、「邪神記」、「津軽夷神異文抄:竹内健史劇集」、他に翻訳書等あり。

竹内 政明
1955年、神奈川県生まれ。北海道大学文学部哲学科宗教学専攻卒業。読売新聞入社。長野支局を経て東京本社経済部で財政、金融などを担当。その後論説委員会に移り2001年7月から朝刊コラム「編集手帳」を担当。日本記者クラブ賞受賞。著書は「名文どろぼう」、「名セリフどろぼう」、「『編集手帳』の文章術」等。

竹内 好(よしみ)
1910年10月2日生まれ、1977年3月3日歿。東京大学卒業。中国文学者、文芸評論家。魯迅の研究・翻訳。日中関係や日本文化に関して評論活動をした。

武田 砂鉄
1982年、東京生まれ。出版社勤務の後フリーライター。著書は『芸能人寛容論―テレビの中のわだかまり』、『紋切型社会―言葉で固まる現代を解きほぐす』、『コンプレックス文化論』、『日本の気配』、他。

竹西 寛子
1929年4月11日、広島市生まれ。早稲田大学第一文学部国文科卒業。著書は『往還の記 日本の古典に思う』、『源氏物語論』、『儀式』、『道づれのない旅』、『人と軌跡 9人の女性に聴く』、『式子内親王・永福門院』、『紀貫之 土佐日記 日本の旅人』、『ものに逢える日』、『古典日記』、『鶴』、『現代の文章』、『青葉の時へ』、『管絃祭』、『月次抄』、『歌の王朝』、『愛するという言葉』、『空に立つ波 古今和歌集』、『古語に聞く』『落伍者の行方』、『春』、『兵隊宿』、『私の平安文学』、『ひとつとや』正続、『音のパレット』、『時のかたみ』、『読書の歳月』、『ものに逢える日』、『山川登美子 「明星」の歌人』、『道づれのない旅』、『句歌春秋』、『日本の恋歌』、『王朝文学とつき合う』、『俳句によまれた花』、『比叡の雪』、『湖 自選短篇集』、『日本の女歌』、『百人一首』、『丘の上の煙』、『朝の公園』、『水の断章』、『挨拶』、『太宰府の秋』、『古今和歌集(古典を読む)』、『詞華断章』、『長城の風』、『国語の時間』、『日本の文学論』『春・花の下』、『竹西寛子著作集』全5巻、『庭の恵み 古人とともに』、『海からの風』、『山河との日々』、『文学私記』、『哀愁の音色』、『贈答のうた』、『自選竹西寛子随想集』、『虚空の妙音』、『陸は海より悲しきものを 歌の与謝野晶子』、『蘭 自選短篇集』、『京の寺奈良の寺 自選随想集』、『「いとおしい」という言葉』、『言葉を恃む』、『望郷』、『五十鈴川の鴨』、『一瞬の到来』、『「あはれ」から「もののあはれ」へ』、『神馬/湖-竹西寛子精選作品集』、『伽羅を焚く』。他に共編著等多数。

武野 要子
1929年、静岡県生まれ、長崎市育ち。九州大学経済学部卒業。兵庫大学教授、福岡大学名誉教授等歴任。専攻は日本経済史。主な著書は『藩貿易史の研究』、『博多の豪商』、『博多町人 栄華と経営手腕』、『神屋宗湛』、『悲劇の豪商・伊藤小左衛門』、『博多』、ほか。

武光 誠(たけみつ まこと)
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。専攻は日本古代史、歴史哲学。著書は『日本人なら知っておきたい神道』、『意外と知らない迷走の近代日本史』、『日本地図から歴史を読む方法』、ほか多数。

竹山 道雄(たけやま みちお)
1903年7月17日、大阪市生まれ。1984年6月15日没、80歳。著書は『ビルマの竪琴』。評論家、ドイツ文学者、小説家。日本芸術院会員。第一高等学校教授、東京大学教養学部教授などを歴任した。

多岐 祐介(たぎ ゆうすけ)
文芸批評家。日本大学芸術学部文芸学科講師。1949年、新潟県柏崎市生れ。早稲田大学第一文学部日本文学科卒業。

太宰 治(だざい おさむ)
明治44(1909)年、青森県の大富豪の家に生まれた。本名は津島修治。二十歳の時、芸者と心中を図るが未遂に終わった。東京帝国大学仏文学科中退。在学中に左翼運動に加わったが転向し、青森中学、弘前高校時代に始めていた小説に専念するようになった。昭和10年、『逆行』が第1回芥川賞候補となり、翌年第一作品集『晩年』が刊行された。佐藤春夫、檀一雄らと親交があり、特に井伏鱒二には長く師事した。麻薬中毒に悩んだが、石原美知子と結婚していた頃は平静を保ち、『富嶽百景』、『走れメロス』などの優れた作品を書いた。戦後は『斜陽』などを発表して作家としての地位を築いたが、1948(昭和23)年玉川上水で山崎富栄と入水自殺をとげた。著書、作品は他に『津軽』、『人間失格』、『ヴィヨンの妻』、『眉山』、『グッド・バイ』、『如是我聞』、『魚服記』、『思ひ出』、『桜桃』、『八十八夜』、『女生徒』、『お伽草紙』、『畜犬談』、『竹青』、など。

多田 蔵人(ただ くらひと)
国文学研究資料館研究部准教授。東京大学文学部言語文化学科卒業、同大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。

辰濃 和男(たつの かずお)
1930年、東京生まれ。東京商科大学(現一橋大学)卒業。朝日新聞社入社。ニューヨーク特派員。社会部次長、編集委員、論説委員、編集局顧問を歴任。この間「天声人語」を担当。著書は『文章の書き方』、『漢字の楽しみ方 悪字の数々を弁護する』、『辰濃和男の天声人語〈人物編〉』、『辰濃和男の天声人語〈自然編〉』、『歩けば、風の色』、『断章・20世紀』、『四国遍路』、など。

巽 孝之(たつみ たかゆき)
1955年、東京生まれ。コーネル大学大学院博士課程修了。慶應義塾大学文学部教授。アメリカ文学専攻。主な著書は、『サイバーパンク・アメリカ』(日米友好基金アメリカ研究図書賞)、『ニュー・アメリカニズム』(福沢賞)、『日本SF論争史』(日本SF大賞)、など。

立石 勝規(たていし かつのり)
1943年、弘前市生まれ。東北大学卒業。毎日新聞の記者から編集委員、論説委員等に。著書は『東北人』、『国税局調査部』、『東京国税局』、『国税局査察部』、『東京国税局 政界伏流マネー』、『児玉誉士夫のダイヤモンド』、『東京国税局査察部』、など。

館野 之男(たての ゆきお)
1934年、栃木県生まれ。千葉大学大学院研究科修了。放射線医学総合研究所客員教授等歴任。専攻は放射線医学、核医学。主な著書は『放射線医学史』、『放射線と人間』、『核医学 管理と法規制』、『核医学概論』、『原典放射線障害』、『放射線応用技術ハンドブック』、『医用X線像のコンピュータ診断』、『放射線と健康』、ほか多数。他に訳書あり。

田中 淳夫(たなか あつお)
1959年、大阪府生まれ。静岡大学農学部林業科卒業。出版社、新聞社を経てフリーランスの森林ジャーナリストになった。森林や林業、山村問題の他、自然科学をテーマに執筆活動をしている。主な著書は『「森を守れ」が森を殺す』、『伐って燃やせば「森は守る」』、『チモール 知られざる虐殺の島』、『日本の森はなぜ危機なのか』、など 。

田中 充子(たなか あつこ)
兵庫県生まれ。京都女子大学東洋史学科卒業。京都精華大学助教授等歴任。専攻は建築史。著書は、『プラハのアール・ヌーボー』、『プラハ・建築博物館の街』、『五重塔はなぜ倒れないか』、『プラハ・建築の森』、『鎮守の森は甦る』、『プラハを歩く』、など。

田中 げんごろう(たなか)
1965年、横浜市生まれ、北杜市在住。げんごろう工房主宰、八ヶ岳の自然情報誌「だたら八つ」発行。著書は『小海線・ひと駅の旅』。

田中 貢太郎(たなか こうたろう)
1880年、高知県生まれ。1941年歿。著作は、『旋風時代』、『志士伝奇』、『怪談全集』、『山の怪』、など。

田中 富次郎(たなか とみじろう)
1908年7月23日松本市生まれ、1985年2月21日歿。東京帝国大学文学部卒業。野沢中学校教諭、信州大学教育学部教授、教養学部教授等歴任後信州大学名誉教授。臼井吉見、北沢喜代治らと同人誌「鳰の巣」を創刊。島崎藤村の研究にも注力し、論文多数。作品は『仏壇』、ほか。

田中 伸尚(たなか のぶなお)
1941年、東京都生まれ。慶応義塾大学卒業。ノンフィクションライター。主な著書は『遺族と戦後』(共著)、『日の丸・君が代の戦後史』、『政教分離』、『ドキュメント 憲法を獲得する人びと』、『自衛隊よ、夫を返せ』、『ドキュメント 昭和天皇』、『戦争の記憶 その隠蔽の構造』、『大正天皇の「国葬」 国家行事の周辺で』、『一九二八年、「御大典」の裏側で』、『反忠 神坂哲の72万字』、『さよなら、「国民」』、『天皇をめぐる物語』、『教育の靖国』(共著)、『生と死の肖像』、等。

田中 美代子(たなか みよこ)
1936年10月18日 埼玉県秩父市生まれ。本名 木暮美代子。文芸評論家。早稲田大学文学部仏文科卒業。1965年 「三島由紀夫小論」で注目される。主な著書は『ロマン主義者は悪党か』、『若き女たちの主題』、『天使の幾何学』、『女こそは花の花』、『小説の悪魔 鴎外と茉莉』、『三島由紀夫神の影法師』。

田中 素香
1945年、福岡県生まれ。九州大学卒業。東北大学大学院経済学研究科教授。専攻はヨーロッパ経済論及び経済統合論。著書は『EC統合の新展開と欧州再編成』、『現代ヨーロッパ経済』、『EMS 欧州通貨制度』、『単一市場・単一通貨とEU経済改革』、『ゼミナール ECの財政と経済政策』、ほか。

谷川 浩司
1962年生まれ、神戸市出身。5歳で将棋を覚える。73年4月、5級で若松政和八段に入門。76年12月四段。82年八段。83年6月、加藤一二三名人を4勝2敗で破り、史上最年少の21歳2ヵ月で名人位を獲得。84年九段著書は「谷川浩司全集」、「谷川流寄せの法則」、「光速の詰将棋」、「谷川浩司詰将棋作品集・月下推敲」、「集中力」、「構想力」、「常識外の一手」、「中学生棋士」、「藤井聡太論」など多数。

谷川 俊太郎
1931年東京生まれ。第一詩集「二十億光年の孤独」で注目され多くの詩集を発表した。「ことばあそびうた」、「みみをすます」などの子供向けの作品も多い。イギリスの伝承わらべ唄「マザー・グース」や「スヌーピー」の翻訳など、幅広い領域で多彩な活動をしている。父は哲学者の谷川徹三。

谷川 徹三
1895年5月26日、愛知県常滑市生まれ。1989年9月27日歿。京都帝国大学哲学科卒業。哲学者。法政大学総長などを務めた。日本芸術院会員。ジンメル、カントの翻訳や、文芸、美術、宗教、思想などの幅広い評論活動を行った。詩人の谷川俊太郎は長男。作曲家の谷川賢作は孫。スタイリストの谷川夢佳は曾孫。林達夫、三木清とは同期の友人。著書は「感傷と反省」、「享受と批評」、「生活・哲学・芸術」、「思想遠近」、「内部と外部」、「文学の世界」、「展望」、「文学の周囲」、「日本人のこころ」、「東洋と西洋」、「私は思ふ」、「支那知識人の動向」、「哲学的文学」等多数。

谷口 由美子
山梨県生まれの児童文学翻訳家。訳書にワイルダー「ローラ物語」、ウェブスター「あしながおじさん」、ポーター「少女ポリアンナ」、アンダーソン「ローらからのおくりもの」、「ローラの思い出アルバム」など。

谷崎 潤一郎
1886年7月24日、日本橋生まれ。1965年7月30日歿。東京帝国大学文科大学国文科中退。文化勲章受章。主な作品は「痴人の愛」、「刺青」、「麒麟」、「秘密」、「春琴抄」、「陰翳礼讃」、「猫と庄造と二人の女」、「吉野葛」、「盲目物語」、「蓼食う虫」、「卍」、「少将滋幹の母」、「細雪」、「鍵」、「瘋癲老人日記」など多数。

谷村 志穂
1962年10月29日、札幌市生まれ、東京都在住。北海道大学農学部卒業。著書は「アクアリウムの鯨」、「フレンズ」、「十四歳のエンゲージ」、「蜜柑と月」、「ハウス」、「眠らない瞳」、「シティ」、「エデンの旅人たち」、「ナチュラル」、「自殺倶楽部」、「僕らの広大なさびしさ」、「君はなぜ泳ぐのをやめるんだ」、「ジョニーになった父」、「十六歳たちの夜」、「アリスの旅行小説集」、「助教授ルリ子の恋」、「なんて遠い海」、「今日もブランコと泣く」、「シュークリアの海」、「妖精愛」、「レッスンズ」、「海猫」、「ベリーショート」、「カーテン」、「アイ・アム・ア・ウーマン」、「黒い天使になりたい」ほか、とても多数。他にエッセイも多数。

谷本 誠剛
1939年2月15日、兵庫県生まれ。日本イギリス児童文学会会長なども務めた児童文学研究者、文学博士。東京教育大学大学院英米文学科修士課程修了。静岡大学、筑波大学、関東学院大学で教授を付き、在職中の2005年1月22日歿。

種村 季弘(たねむら すえひろ)
1933年3月21日、豊島区生まれ。2004年8月29日歿。東京大学文学部独文科卒業。独文学者、評論家、エッセイスト。著書は『怪物のユートピア 評論集』、『ナンセンス詩人の肖像』、『吸血鬼幻想 薔薇十字社』、『薔薇十字の魔法 薔薇十字社』、『アナクロニズム』、『怪物の解剖学』、『失楽園測量地図』、『詐欺師の楽園』、『壺中天奇聞』、『パラケルススの世界』、『山師カリオストロの大冒険』、『ザッヘル=マゾッホの世界』、『箱の中の見知らぬ国』、『書物漫遊記』、『黒い錬金術』、『悪魔禮拝』、『影法師の誘惑』、『夢の舌』、『ヴォルプスヴェーデふたたび』、『愚者の機械学』、『食物漫遊記』、『夢の覗き箱』、『謎のカスパール・ハウザー』、『ぺてん師列伝 あるいは制服の研究』、『贋物漫遊記』、『書国探検記』、『器怪の祝祭日 種村季弘文芸評論集』、『ある迷宮物語』、『迷宮の魔術師たち 幻想画人伝』、『一角獣物語』、『贋作者列伝』、『迷信博覧会』、『魔術的リアリズム メランコリーの芸術』、『小説万華鏡』、『日本漫遊記』、『晴浴雨浴日記』、『箱抜けからくり綺譚』、『ハレスはまた来る 偽書作家列伝』、『遊読記 書評集』、『澁澤さん家で午後五時にお茶を』、『人生居候日記』、『魔法の眼鏡』、『不思議な石のはなし』、『泉鏡花「海の鳴る時」の宿 晴浴雨浴日記・辰口温泉篇』、『徘徊老人の夏』、『夢の覗き箱 種村季弘の洋画劇場』、『死にそこないの美学 私の日本映画劇場』、『奇想の展覧会―戯志画人伝』、『東海道書遊五十三次』、『土方巽の方へ 肉体の60年代』、『江戸東京《奇想》徘徊記』、『畸形の神 あるいは魔術的跛者』、『楽しき没落 種村季弘の綺想の映画館』、『断片からの世界 美術稿集成』、『雨の日はソファで散歩』、『種村季弘と美術のラビリントス―イメージの迷宮へようこそ』、『東海道寄り道紀行』、『水の迷宮』、『ビンゲンのヒルデガルトの世界』、等多数。

田原 総一郎(たはら そういちろう)
1934年、彦根市生まれ。早稲田大学文学部卒業。60年、岩波映画製作所入社。64年、東京12チャンネル(現テレビ東京)入社、ドキュメンタリー番組を手がける。77年にフリー。以後、雑誌・テレビ等で活躍。主な著書は『テレビディレクター』、『原子力戦争』、『日本の官僚』、等。

田部井 淳子(たべい じゅんこ)
1939年、福島県生まれ。昭和女子大学英米文学科卒業、九州大学大学院比較社会文化研究科修士課程修了。女性初のエヴェレスト・七大陸最高峰登頂者。著書は『エベレスト・ママさん』、『さわかに山へ』、『エプロンはずして夢の山』、『山の頂の向こうに』、『七大陸最高峰に立って』、『はじめての山歩き』、『山を楽しむ』、など。

田谷 禎三(たや ていぞう)
1945年、埼玉県生まれ。立教大学社会学部卒業。UCLA博士課程修了。大和総研常務理事、日本銀行政策委員会審議委員等歴任。共著に『世界経済図説』、他に英文著書複数あり。

玉木 正之(たまき まさゆき)
1952年、京都市生まれ。スポーツ評論家。東京大学教養学部中退。主な著書は『タイガースへの鎮魂歌』、『クラシック道場入門』、『スポーツとは何か』、『スポーツ解体新書』、『「大相撲八百長批判」を嗤う』、等。

田村 源二
1947年、東京生まれ。クランシーのジャック・ライアン・シリーズのほか、ボチコ『デス・バイ・ハリウッド』やフォードの文学刑事サーズデイ・ネクストシリーズなど訳書多数。

田山 花袋
1872年1月22日、栃木県邑楽郡館林町生まれ。1930年5月13日歿。作品は『重右衛門の最期』、『露骨なる描写』、『女教師』、『布団』、『生』、『田舎教師』、『時は過ぎゆく』、『百夜』、等

多和田 葉子
1960年3月23日、中野区生まれ。早稲田大学第一文学部ロシア文学科卒業。ハンブルク大学大学院修了・チューリヒ大学大学院博士課程修了、博士号(ドイツ文学)取得。代表作は『犬婿入り』、『容疑者の夜行列車』、『雪の練習生』、『雲をつかむ話』、『献灯使』等で、受賞歴も数多い。またドイツ語でも多くの著書が出版されている。

檀 一雄
1912.2.3-1976.1.2。山梨県生まれ。東京帝国大学経済科卒業。作品は『此家の性格』、『花筐』、『リツ子・その愛』、『リツ子・その死』、『火宅の人』、ほか。

千頭(ちがみ)一郎
1968年、大阪市生まれ。鹿児島大学大学院理学研究科物理学専攻修士課程修了。鹿児島県の加治木養護学校教諭を経て、鹿児島県立沖永良部高等学校教諭等歴任。JAHOUのTRA。沖永良部島よりインターネットでウミガメライブの発信等をした。

近村 博
1946年4月12日生まれ。山口県出身、吹田市在住。著書は『危められた日日』。

千野 帽子
文芸評論家、エッセイスト、俳人。本名・岩松 正洋、フランス文学者、関西学院大学商学部教授。探偵小説研究会会員。1965年、福岡市生まれ。九州大学大学院修士課程修了(仏文学専攻)、パリ第4大学博士課程修了。関西学院大学商学部教授等歴任。著書は『文藝ガーリッシュ 素敵な本に選ばれたくて。』、『文學少女の友』、『世界小娘文學全集 文藝ガーリッシュ 舶来篇』、『読まず嫌い。』、『俳句いきなり入門』、『人はなぜ物語を求めるのか』、『物語は人生を救うのか』、ほか。

ちば てつや
1939年1月11日生まれ。日本大学第一高等学校卒業。代表作は『ちかいの魔球』、『紫電改のタカ』、『ハリスの旋風』、『あしたのジョー』、『おれは鉄兵』、『のたり松太郎』、『あした天気になあれ』、等。

茶木(ちゃき) 則雄
1957年、広島県庄原市生まれ。書評家、書店員。日本推理作家協会会員。『このミステリーがすごい!』。青山学院大学中退。ときわ書房本店・聖蹟桜ヶ丘店・いわき店の兼任店長。

張 競
1953年9月13日、上海生まれ。比較文学・文化史学者。華東師範大学卒業、東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化専攻博士課程修了。著書は『恋の中国文明史』(読売文学賞)、『近代中国と「恋愛」の発見 西洋の衝撃と日中文学交流』(サントリー学芸賞)、『中華料理の文化史』、『美女とは何か 日中美人の文化史』、『天翔るシンボルたち』、『アジアを読む』、『中国人の胃袋 日中食文化考』、『「情」の文化史 中国人のメンタリティー』、『文化のオフサイド/ノーサイド』、『海を越える日本文学』、『本に寄り添う Cho Kyo's Book Reviews 1998-2010』、『異文化理解の落とし穴 中国・アメリカ・日本』、『張競の日本文学診断』、『夢想と身体の人間博物誌:綺想と現実の東洋』、『詩文往還 戦後作家の中国体験』、『時代の憂鬱 魂の幸福−文化批評というまなざし』、など。

塚田 孝雄
1934年、横浜市生まれ。東京大学法学部卒業。渋沢倉庫株式会社入社。1984年渋沢資料館主任研究員。1989年和光大学講師としてギリシア・ローマ風俗史を担当。主な著書は『食悦奇譚』等。

塚原 健二郎
1895年2月16日、現長野市生まれ。1965年8月7日歿。作品は『初旅』、『血につながる人々』、『風と花の輪』、『よい匂いの町』、『七階の子どもたち』、など。

塚谷 裕一
1964年、鎌倉市生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、東京大学分子細胞生物学研究上を経て、岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所及び総合バイオサイエンスセンター助教授、総合研究大学院大学助教授等歴任。著書は『果物の文学誌』、『秘境・ガネッシュヒマールの植物』、『植物の形を決める分子機構』、『生物の小辞典』、『植物のこころ』、等。他に訳書あり。

月村 了衛(りょうえ)
1963年生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒業。主な作品は『機龍警察』、『機龍警察 自爆条項』、『機龍警察 暗黒市場』、『一刀流無想剣 斬』、『黒警』、『コルトM1851残月』、『土獏の花』、等。

辻 敢
1937年生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。辻・本郷税理士法人会長。公認会計士、税理士。著書は『決算書入門の入門』、『わかりやすい決算書の読み方』、等多数。

辻 秀雄
1951年10月25日、島根県生まれ。ジャーナリスト。月刊誌の取材・執筆活動、単行本の執筆・編集等を行っている。そのほか、企業のコミュニケーション・広報戦略、地域社会をテーマにした調査・分析レポートも実施。英語での取材もある程度可能。著書は『インターネット・スキル』、『危ない金融機関の見分け方』、『企業研究・富士ゼロックス』。他に、『昭和のニッポン』等共著も多数。

辻井 喬
1927年、東京生まれ。詩人、小説家、セゾン文化財団理事長。東京大学経済学部卒業。著書は『わたつみ』、『呼び声の彼方』、『西行桜』、『虹の岬』、『沈める城』、『風の生涯』、『ユートピアの消滅』、ほか。

辻井 啓作(つじい けいさく)
1969年、京都府生まれ。立命館大学法学部卒業。有限会社ともえ産業情報取締役社長。大和証券、東京都中小企業振興公社をて、1997年に中小企業診断士として独立開業、1999年中小企業、産業分野にかかわる調査研究を目的に会社設立。調査業務のかたわら、中小企業の経営支援、まちづくり、商店街振興、創業支援に関する業務等を手掛けている。

槌屋 治紀(つちや はるき)
1943年、千葉県生まれ。東京大学工学部機械工学科卒業、同大学院博士課程修了。工学博士。システム技術研究所長等歴任。エネルギー・資源分析、情報科学の手法を使い、持続可能な社会への道筋を提案し続けている。著書は『エネルギー耕作型文明』、『調べてみよう エネルギーのいま・未来』、ほか。

土屋 健(つちや けん)
サイエンスライター。埼玉県生まれ。金沢大学大学院自然科学研究科修了。著書は『恋する化石』、『地球生命 水際の興亡史』、『こっそり楽しむ うんこ化石の世界』、『生命の大進化40億年史』シリーズ、ほか多数。

土屋 政雄(つちや まさお)
1944年1月10日、松本市生まれ。東京大学教養学部教養学科中退。翻訳家。東大在学中に現クレアモント・マッケナ大学に留学。はじめ技術翻訳で生計を立て、その後はイギリス・アメリカのミステリー、文学作品などを数多く翻訳する他、トークライブイベント等の講演会も行っている。

筒井 康隆(つつい やすたか)
1934年、大阪市生まれ。同志社大学文学部卒業。1960年に弟3人とSF同人誌NULLを創刊し、江戸川乱歩に認められた。著書と作品はとても多いが代表的な著書(作品)は、『お助け』、『東海道戦争』、『虚人たち』(泉鏡花文学賞)、『夢の木坂分岐点』(谷崎潤一郎賞)、『ヨッパ谷への降下』(川端康成文学賞)、『朝のガスパール』(日本SF大賞)、『わたしのグランパ』(読売文学賞)、『モナドの領域』(毎日芸術賞、菊池寛賞)、『家族八景』、『敵』、『銀齢の果て』、『ダンシング・ヴァニティ』、『アホの壁』、『現代語裏辞典』、『聖痕』、『世界はゴ冗談』、『ジャックポット』、『旅のラゴス』、『おれに関する噂』、『笑うな』、『エロチック街道』、『くたばれPTA』、『最後の喫煙者』、『傾いた世界』、『ロートレック荘事件』、『七瀬ふたたび』、『エディプスの恋人』、『富豪刑事』、『虚航船団』、『パプリカ』、『懲戒の部屋』、『夢の検閲官・魚籃観音記』、『アフリカの爆弾』、『時をかける少女』、『文学部唯野教授』、『活劇映画と家族』、ほか。

都出 比呂志(つで ひろし)
1942年、大阪生まれ。京都大学文学部卒業。大阪大学大学院文学研究科教授。著書は『日本農耕社会の成立過程』、『古墳時代の王と民衆』、『』古代国家はこうして生まれた、『王陵の考古学』、など。

坪田 譲治(つぼた じょうじ)
1890年6月3日-1982年7月7日。岡山県生まれ。早稲田大学卒業。著書、作品は『正太の馬』、『河童の話』、『お化けの世界』、『子供の四季』、『野尻娘』、など。

津村 記久子(つむら きくこ)
小説家。1978年1月23日、大阪市生まれ。 大谷大学文学部国際文化学科卒業。著書は『君は永遠にそいつらより若い』、『カソウスキの行方』、『ミュージック・ブレス・ユー!!』、『婚礼、葬礼、その他』、『アレグリアとは仕事はできない』、『八番筋カウンシル』、『ポトスライムの舟』、『ワーカーズ・ダイジェスト』、『まともな家の子供はいない』、『とにかくうちに帰ります』、『ウエストウイング』、『小説トリッパー』、『これからお祈りにいきます』、『ポースケ』、『エヴリシング・フロウズ』、『この世にたやすい仕事はない』、『浮遊霊ブラジル』、『ディス・イズ・ザ・デイ』、『サキの忘れ物』、『つまらない住宅地のすべての家』、『現代生活独習ノート』、など。他にエッセイなど多数。

津村 信夫(つむら のぶお)
1909年1月5日、神戸市生まれ。1944年6月27日、享年36歳で夭折。慶應義塾大学経済学部卒業。著書、作品は『愛する神の歌』(処女詩集)、『戸隠の絵本』(散文集)、『冬の旅』、ほか。

津本 陽(つもと よう)
1929年、和歌山市生まれ。作品は『深重の海』、『明治撃剣会』、『下天は夢か』、『夢のまた夢』、『柳生兵庫助』、『新陰流 小笠原長治』、『鬼の冠』、『千葉周作』、『人切り剣奥義』、『勝海舟』、など。

都留 重人(つる しげと)
1912年〈明治45年〉3月6日-2006年〈平成18年〉2月5日。日本の経済学者、一橋大学名誉教授。公害の政治経済学を提唱し、雑誌『公害研究』(現『環境と公害』)創刊。初代一橋大学経済研究所長、第6代一橋大学学長、ハーバード大学客員教授、イェール大学客員教授、国際経済学連合会長(日本人初)を歴任、日本学士院会員に選出された。日本人として2人目のハーバード大学名誉学位保持者。国民経済計算における三面等価の原則の考案・命名などをおこなった。大分県生まれ名古屋市育ち。第八高等学校(現・名古屋大学)に入学したが、日本の中国侵入に反対して欠席届を出さずにストライキを起こしたため(反帝同盟事件)、宮崎辰雄(元神戸市長)、田中文雄(元王子製紙社長)、河本敏夫(元通産大臣)らとともに除籍された。日本の大学に進学できなくなったため、アメリカウィスコンシン州のローレンスカレッジに1年間留学し、ハリー・ホワイトなどの授業を受けた。その後ハーバード大学の学部に入学し、優等賞を取得し卒業、同期でただ一人大学院に進学した。大学院では後に高名を馳せたポール・サミュエルソンが同窓生。同大大学院で修士号取得後結婚。その後、同大大学院で博士号を取得。博士論文は“Development of capitalism & business cycles in Japan, 1868-1897”。そのままハーバード大学講師となった。以降第二次大戦を挟んで様々な要職についた。著書は、『米国の政治と経済政策――ニューディールを中心として』、『戦後日本のインフレイション』、『アメリカの資本主義』、『アメリカ遊学記』、『アメリカ経済の発展』『自由と平和のために』、『国民所得と再生産』、『日本経済の内と外』、『経済を見る眼』、『経済を動かすもの』、『経済の論理と現実』、『経済と現代――経済学を常識とするために』、『近代経済学の群像――人とその学説』、『日本の設計』、『物価を考える』、『現代経済学――経済学の今日的課題』『公害の政治経済学』、『経済学はむずかしくない』、『経済学入門』、『師友雁信録』、『日本経済の奇跡は終わった』、『マルクス 人類の知的遺産50』『さあ、人間の出番だ――日本の活路を考える』、『体制変革の政治経済学』、『現代経済学の群像』、『経済の常識と非常識』、『地価を考える』、『なぜ今、日米安保か』、『日米安保解消への道』、『科学的ヒューマニズムを求めて』、『いくつもの岐路を回顧して――都留重人自伝』、『21世紀日本への期待――危機的現状からの脱却を』、『体制変革の展望』、『科学と社会――科学者の社会的責任』、『市場には心がない――成長なくて改革をこそ』、など。他に編著書、訳書等多数。

鶴見 俊輔(つるみ しゅんすけ)
1922.6.25-2015.7.20(93歳)。東京都生まれ。批評家。著書は『戦後期日本の精神史』、ほか。

出口 治明(でぐち はるあき)
1948年、三重県生まれ。京都大学法学部卒業。立命館アジア太平洋大学学長、ライフネット生命創業者。著書は『人生を面白くする本物の教養』、『全世界史』、『人類5000年史』、『座右の書 貞観政要』、『哲学と宗教全史』、『還暦からの底力』、『自分の頭で考える日本の論点』、など多数。

出口 汪(でぐち ひろし)
1955年8月21日生まれ。水王舎会長、東進ハイスクールおよびS.P.S.(スーパー・プレップ・スクール)の現代文・小論文講師、広島女学院大学客員教授、NPO法人BURNING MIND理事長。著書は多数で、殆どは小学生、中学生、高校生の国語参考書。

出久根 達郎
1944年茨城県生まれ。主な著書は『本のお口よごしですが』(講談社エッセイ賞)、『佃島ふたり書房』(直木賞)、『本の気つけ薬』、『逢わばや見ばや 完結編』、『隅っこの「昭和」 モノが語るあの頃』、『かわうその祭り』、等。

手塚 治虫
1928年、大阪生まれ。大阪大学医学部専門部卒。1947年に「新宝島」を発表し、映画の手法で描かれたドラマとして注目される。学生時代に学業の傍らで流行作家となり、児童雑誌に進出してストーリー漫画の世界を開拓した。1961年手塚治虫プロダクション動画部(のち虫プロ)を設立してアニメーションの分野でも活躍。作品は子供漫画だけでなく、大作「火の鳥」では自らの宇宙観、生命観を余すところなく展開し、漫画の読者層を広げた。『手塚治虫漫画全集』(講談社)は400巻にも及び、質、量ともに戦後漫画界を牽引してきた第一人者。1985年に60歳で亡くなった。

寺山 修司
1935年12月10日、青森県生まれ。1983年5月4日逝去、47歳。早稲田大学中退。1967年、演劇実験室『天井桟敷』を設立。演劇・映画・短歌・詩・評論などで活躍。著書は『田園に死す』、『書を捨てよ、町へ出よう』、『家出のすすめ』、『ポケットに名言を』、ほか多数。

塔山 郁(かおる)
1962年12月26日、千葉県生まれ。小説家、推理作家、会社員(ホテルマン)。著書は『薬も過ぎれば毒となる 薬剤師・毒島花織の名推理』、『甲の薬は乙の毒 薬剤師・毒島花織の名推理』、『毒をもって毒を制す 薬剤師・毒島花織の名推理』、『病は気から、死は薬から 薬剤師・毒島花織の名推理』、『薬は毒ほど効かぬ 薬剤師・毒島花織の名推理』、『毒殺魔の教室』、『悪霊の棲む部屋』、『ターニング・ポイント』、『人喰いの家』、『F 霊能捜査官・橘川七海』、『「舌」は口ほどにものを言う・漢方薬局てんぐさ堂の事件簿』、等。

時武 里帆
1971年、神奈川県生まれ。明治大学文学部卒業。海上自衛隊幹部候補生学校に入校し、任官後女性自衛官として初めて練習航海に参加した。練習艦「みねぐも」に勤務後退職。著書は『ウェーブ 小菅千春三尉の航海日誌』(ゴールデン・エレファント賞大賞)、『就職先は海上自衛隊 女性「士官候補生」誕生』、『就職先は海上自衛隊 文系女子大生の逆襲篇』、『護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧』、『試練 護衛艦あおぎり艦長 早乙女碧』、『大角先生よろず覚え書き』、など。

徳富 蘆花
1968年12月8日、水俣生まれ。1927年9月18日歿。兄は徳富蘇峰。作品に『除夜物語』、『不如帰』、などがある。

徳永 直(すなお)
1899.1.20-1958.2.05。熊本県生まれ。作品は『太陽のない街』、『八年制』、『妻よねむれ』、『静かなる山々』、など。

徳永 康元
1912年、東京生まれ。東京帝国大学卒業。関西外国大学教授、東京外国語大学名誉教授。専門はハンガリー語、ハンガリー文学。著書に『ブダペストの古本屋』、『ブダペスト回想』、訳書に『リリオム』、『青ひげ公の城』、『ハンガリー民話集』、『ラチとらいおん』、など。

床呂 郁哉(ところ いくや)
1965年生まれ。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所・助教授。東京大学大学院博士課程中退。文化人類学・東南アジア島嶼部研究。著書は『越境-スールー海域世界から』、など。

戸瀬 信之
1959年、富山県生まれ。東京大学理学部卒業。理学博士。専攻は代数解析学。慶應大学経済学部教授等歴任。著書は「経済数学」、「分数ができない大学生」(共編)、「少数ができない大学生」(共編)、「算数ができない大学生」(共編)、「大学生に学力を診断する」(共著)ほか。

戸 一成
1948年、宮崎県生まれ。多摩美術大学卒業。海軍史研究家。財団法人資料調査会主任司書、同財団理事、厚生労働省所管「昭和館」図書情報部長、呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)館長等を歴任。戦艦大和復元プロジェクトを率い、同名の著書を著す。他に著書「戦艦大和に捧ぐ」、共著「零戦と戦艦大和」、他に共編あり。

利根川 進(とねがわ すすむ)
1939年、愛知県生まれ。京都大学理学部卒業。カリフォルニア大学サンディエゴ校博士課程修了。マサチューセッツ工科大学教諭等歴任。1987年、ノーベル生理学医学賞受賞。著書は「精神と物質」、「私の脳科学講義」ほか。

鳥羽 亮(とば りょう)
1946年埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。小学校教員在職中に執筆を始め。デビュー作「剣の道殺人事件」で第36回江戸川乱歩賞を受賞。著書は「警視庁調査一課南平班」、「鬼隼人」、「七人の死角」、「闇烏」、「闇地蔵」、「柳生十兵衛」、「非情住人切り」、「万両倦」、「用心棒」、「三鬼の剣」、「かくれ蓑」、「弦月の風」、「逢魔時の賊」など多数。

戸部 民夫(とべ たみお)
1947年、群馬県生まれ。美術関係出版社勤務の後著述家。法政大学卒業。著書は『武器と防具 日本編』、『日本の神々』、『「日本の神様」がよくわかる本』、『ツキを呼ぶ「神社・仏閣」徹底ガイド』、『図解「武器」の日本史』、『本当は怖い日本の神さま』、『神社でわかる日本史』、『日本の武器・甲冑 全史』、など。

友野 正幸(ともの まさゆき)
1936年、佐久穂町余地生まれ。長野県野沢北高等学校卒業。佐久穂町議会議員等歴任。

豊島 与志雄(とよしま よしお)
1890年福岡県生まれ、1955年没。東京大学仏文科卒業。在学中に芥川龍之介らと第三次「新思潮」を始め、鈴木三重吉主宰の「赤い鳥」に創作童話を寄稿した。翻訳は『レ・ミゼラブル』、『ジャン・クリストフ』、など。

鳥越 信(とりごえ しん)
1929年12月4日、神戸市生まれ。2013年2月14日歿、83歳。早稲田大学国文科卒業。児童文学研究者。岩波書店編集部退社後、早稲田大学教授等歴任。編著書は『ケンタッキーの勇者』、『豪勇保安官』、『児童文学入門 世界名作の子どもたち』、『児童文学概論』、『日本児童文学案内』、『児童文学への招待』、『児童文学と文学教育』、『3歳から6歳までの絵本と童話』、『日本児童文学史研究』、『子どもの本の選び方・与え方』、『児童文学の世界』、『子どもと文化・子どもと文学」』、『日本児童文学史年表 1』、『日本児童文学史研究 2」』、『戦後児童文学への証言』、『四季の童話』、『桃太郎の運命』、『世界名作の子ども像』、『子どもが選んだ子どもの本』、『子どものとき、この本と出会った』、『絵本の歴史をつくった20人』、『近代日本児童文学史研究』、『児童文学の大人たち 物語の中の名脇役』、『日本児童文学』、『子どもの本のカレンダー』、『子どもの替え歌傑作集』、『子どもの本との出会い』、など多数。

鳥山 明(とりやま あきら)
1955年4月5日、愛知県生まれ。漫画家。『ワンダー・アイランド』でプロデビュー。『Dr.スランプ』、『ドラゴンボール』を「週刊少年ジャンプ」に長期連載。

豊竹 呂太夫(とよたけ ろだゆう、6代)
1947年4月16日、現岸和田市生まれ。文楽大夫。本名は林雄治。祖父は10代目豊竹若太夫(3代目豊竹呂太夫)。3代目竹本春子太夫に入門し内弟子となり、祖父の幼名英太夫を3代目豊竹英太夫として名乗った。初舞台は1968年「戻り橋」の左源太役。春子太夫の死去に伴い4代目竹本越路太夫に入門して内弟子となる。その後2017年に六代豊竹呂太夫を襲名。襲名披露狂言は『菅原伝授手習鑑』「寺子屋の段」。受賞歴多数。

内藤 誠(ないとう まこと)
1936年、愛知県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。映画監督、中部大学人文学部教授。映画監督作品に『番格ロック』、『時の娘』、『俗物図鑑』、『スタア』、など。著書に『ヘボン博士のカクテル・パーティ』、『映画百年の事件簿』、『シネマと銃口と怪人』、などがある。

直木 三十五(なおき さんじゅうご)
1891年2月12日、大阪市生まれ。1934年2月24日歿、44歳。早稲田大学文学部予科除籍。作品は『仇討十種』、『仇討浄瑠璃坂』、『由比根元大殺記』、『南国太平記』、など。死後、菊池寛により直木賞が制定された。

直島 翔(なおしま しょう)
1964年、宮崎市生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業。新聞社勤務。社会部時代、警察庁など司法を担当。著書は『転がる検事に苔むさず』(デビュー作)。

中 勘助(なか かんすけ)
1885(明治18)年、神田生まれ。一高を経て東京帝国大学英文科入学、その後国文科に転科。高校、大学時代に漱石の教えを受け、後には野尻湖畔で生活した。作品は『銀の匙』、『提婆達多』、『犬』、『しずかな流』、『街路樹』ほか。

中井 久夫(なかい ひさお)
1934年、奈良県生まれ。京都大学医学部卒業。東大文院精神科、東京都下青木病院、名古屋市立大学医学部、神戸大学医学部精神神経科を経て、神戸大学名誉教授、甲南大学文学部人間科学科教授。著書は『分裂病と人類』、『記憶の肖像』、『家族の深淵』、『最終講義』、ほか。

中井 均(なかい ひとし)
1955年9月18日生まれの考古学者。専門は中・近世城館遺跡、近世大名墓。滋賀県立大学人間文化学部地域文化学科教授。NPO法人城郭遺産による街づくり協議会理事長。織豊期城郭研究会代表。大名墓研究会代表。

永井 均(ながい ひとし)
1951年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得。千葉大学教授、日本大学文理学部哲学科教授等歴任。著書は『<私>のマタフィジックス』、『<私>の存在の比類なさ』、『<子ども>のための哲学』、『これがニーチェだ』、『私・今・そして神』、『ウィトゲンシュタイン入門』、『西田幾多郎』、『なぜ意識は実在しないのか』、『マンガは哲学する』、ほか。

仲井戸 麗市(なかいど れいち)
1950年、新宿生まれ。ギタリスト。古井戸、RCサクセションを経て、麗蘭、CHABO BAND、ソロで活躍。著書は『一枚のレコードから』、『ロックの感受性 ビートルズ、ブルース、そして今 』など。

中江 克己(なかえ かつみ)
1935年生まれ。著書は『海の日本史』、『邪馬台国と卑弥呼の謎』、『日本史 怖くて不思議な出来事』、『日本史 謎の人物の意外な正体』、『忠臣蔵と元禄時代』、『忠臣蔵の収支決算』、『江戸の定年後』、『江戸の遊び方』、『お江戸の意外な生活事情』、『江戸城大奥の謎』、『色の名前で読み解く日本史』、『日本史の中の女性逸話事典』、など。

中尾 佐助(なかお さすけ)
1916年生まれ、1993年歿。京都帝国大学農学部農林生物学科卒業。専攻は遺伝育種学、栽培植物学。京都大学農学部副手、蒙古善隣協会西北研究所主事、木原生物学研究所食卓を経て大阪府立大学名誉教授。著書は『秘境ブータン』、『ヒマラヤの花』、『ニジェールからナイルへ』、『アジア文化探検』、『料理の起源』、『現代文明ふたつの源流』、『栽培植物の世界』、『花と木の文化史』、『分類の発想』、『栽培植物と農耕の起源』、など。

長尾 和宏(ながお かずひろ)
1958年、香川県生まれ。東京医科大学卒業、医学博士。長尾クリニック院長、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本内科学会認定医、日本在宅医学会専門医、労働衛生コンサルタント、日本ホスピス・在宅ケア研究会理事、日本尊厳死協会副理事長、全国在宅療養支援診療所連絡会世話人、関西国際大学客員教授。著書は『病気の9割は歩くだけで治る!』。

長尾 真(ながお まこと)
1936年生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程修了。京都大学工学部教授、同大学院工学研究科長、工学部長、総長等を歴任。専攻は情報科学。著書は『人工知能と人間』、『電子図書館」』、『「わかる」とは何か』、ほか。
中川 李枝子(なかがわ りえこ)
1935年9月29日、札幌市生まれ。児童文学者。東京都立高等保母学院(現・都立高等保育学院)卒業。著書・作品は『いやいやえん』(厚生大臣賞・サンケイ児童出版文化賞・野間児童文芸推奨作品賞・NHK児童文学奨励賞)、『ぐりとぐら』、『そらいろのたね』、『ももいろのきりん』、『本・子ども・絵本』、など。作詞家としても『となりのトトロ』のオープニングテーマ『さんぽ』や『まいご』等数曲のイメージソングの作詞を手掛けた。

中里 介山(なかざと かいざん )
1885年4月4日、神奈川県西多摩郡羽村(現東京都)生まれ。1944年4月28日歿。作品は『大菩薩峠』(未完)。

中沢 孝夫(なかざわ たかお)
1944年、群馬県生まれ。全逓労組中央本部勤務を経て立教大学法学部卒業。姫路工業大学環境人間学部教授、経済評論家。著書は『「中小企業新時代』、『良質な社会と自己訂正能力』、『起業家新時代』、『働き者たちの同時代』、『』ヨタを知るということ等多数。

中島 京子(なかじま きょうこ)
1964年3月23日生まれ。東京都出身。東京女子大学文理学部史学科卒業。小説家・エッセイスト。父はフランス文学者で中央大学名誉教授の中島昭和。母はフランス文学者で明治大学元教授の中島公子。姉はエッセイストの中島さおり。作品は『「FUTON』、『イトウの恋』、『さようなら、コタツ』、『ツアー1989』、『均ちゃんの失踪』、『桐畑家の縁談』、『冠・婚・葬・祭』、『平成大家族』、『ハブテトル ハブテトラン』、『「エ/ン/ジ/ン』、『女中譚』、『小さいおうち』(直木三十五賞)、『エルニーニョ』、『花桃実桃』、『東京観光』、『眺望絶佳』、『のろのろ歩け』、『妻が椎茸だったころ』、『かたづの!』(「河合隼雄物語賞・歴史時代作家クラブ作品賞・柴田錬三郎賞)、『パスティス』、『長いお別れ』(中央公論文芸賞・日本医療小説大賞)、『彼女に関する十二章』、『ゴースト」』、『樽とタタン』、等多数。

中嶋 豊(なかじま ゆたか)
1952年生まれ。佐久穂町出身。長野県警察山岳遭難救助隊第9代隊長、長野県山岳遭難防止対策協会山岳遭難防止アドバイザー。著書は『信州山歩き地図』T〜W、『長野県の名峰百選』上・下、『いざ登る!信濃の山城』。

中田 考(なかた こう)
1960年生まれ。山口大学教育学部助教授。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。イスラーム地域・思想研究。著書は『ビンラディンの論理』、『イスラームのロジック』、など。

なかにし 礼(なかにし れい)
小説家、作詞家。本名中西禮三。1938年9月2日、満州国生まれ。2020年12月23日歿、82歳。立教大学文学部仏文科卒業。作詞での代表作は『天使の誘惑』、『今日でお別れ』、『北酒場』、『石狩挽歌』、『時には娼婦のように』。小説は『兄弟』、『長崎ぶらぶら節』(直木賞)、『赤い月』、『夜の歌』。オペラは『天国と地獄』、『ワカヒメ』、『静と義経』。日本レコード大賞(3回)、日本作詩大賞(2回)。

中野 重治(なかの しげはる)
1902.1.25-1979.8.24。福井県生まれ。東京帝国大学独文科卒業。著書、作品は『夜明け前のさよなら』、『歌』、『村の家』、『歌のわかれ』、『むらぎも』、『梨の花』、『第三班長と木島一等兵』、『米配給所は残るか』、など。

中野 民夫(なかの たみお)
1957年、東京生まれ。東京大学文学部宗教学科卒業。ワークショップ企画プロデューサー。著書は『宗教でない宗教』、『ワークショップ』、ほか。

中野 美代子(なかの みよこ)
1933年、札幌市生まれ。北海道大学文学部卒業。北海道大学教授等歴任。専攻は中国文学。著書は『孫悟空の誕生』、『西遊記の秘密』、『孫悟空はサルかな?』、『カスティリオーネの庭』、『三蔵法師』、『天竺までは何マイル?』、『西遊記−トリックワールド・探訪』、ほか多数。訳書は『西遊記』、『龍とドラゴン』、『中国のテナガザル』、『風水 欲望のランドスケープ』、ほか。

中村 勝美(なかむら かつみ)
ルポライター。元産経新聞編集委員。臼田在住。著書は『もう一つの五稜郭』、『松代大本営』、『小諸城』、『佐久鉄道と小海線』、『疾風 武田軍団』、『碓氷アプト鉄道』、『信州岩村田藩物語』、『佐久の代議士』、『信州南北戦争』、『抵抗の佐久人』、『近代佐久を開いた人たち』、『警廃事件』、『野辺山海軍航空隊 』、など。

中村 計(なかむら けい)
1973年、船橋市生まれ。同志社大学法学部卒業。著作に『甲子園が割れた日』(ミズノスポーツライター賞最優秀賞)、『佐賀北の夏』、『歓声から遠く離れて 悲運のアスリートたち』、共著に『早実 VS 駒大苫小牧』、がある。

中村 千秋(なかむら ちあき)
1958年、東京生まれ。ミシガン州立大学大学院卒。アフリカゾウ研究者。NPO法人サラマンドフの会代表理事、酪農学園大学特任教授、放送大学非常勤講師、アフリカゾウ国際保護基金客員研究員等歴任。東アフリカのケニヤのツァボ地域を拠点に、野生のアフリカゾウと地域住民の共存をテーマに現地研究調査。現地の女性たちの会へのボランティア支援活動を20年以上継続。専攻はワイルドライフ・マネージメント、自然保護学、栄養学、環境社会学、環境思想。著書は『アフリカで象と暮らす』、『アフリカゾウから地球への伝言』。

中村 徹(なかむら とおる)
1974年、千葉県生まれ。「週刊文春」記者。全国賃貸住宅新聞社、編集プロダクションなどを経て「週刊エコノミスト」編集部に。2008年より現職。将棋の外、医療や経済関連の記事を執筆。

中村 康彦(なかむら やすひこ)
1935年、仙台生まれ。東北大学文学部卒業。著書は『狂牛病』、『コメ開放』、『ニッポン食卓新事情』、『日記が語る日本の農村』、『コンビニ ファミレス 回転寿司』、『遺伝子組み換え食品を検証する』、ほか。

中村 雄二郎(なかむら ゆうじろう)
1925年東京生まれ。東京大学文学部卒業。明治大学教授を経て哲学者に。著書は『問題群』、『哲学の現在』、『述語集』、『述語集U』、『臨床の知とは何か』、『知の旅への誘い』、他。

中村 好文(なかむら よしふみ)
1948年生まれ。武蔵野美術大学卒業。建築家。吉村順三設計事務所を経て独立。「一連の住宅作品」で吉田五十八賞。2007年、伊丹十三記念館を設計。

中谷 宇吉郎(なかや うきちろう)
1900年、現加賀市生まれ。1962年歿。東京大学理学部理学科卒業。低温物理専攻、理学博士、北海道大学教授。著書は『冬の華』、『立春の卵』、『地球の丸い話』、『雪』、『雷』、『科学と社会』、『科学の方法』、ほか。

中山 和子(なかやま かずこ)
1931年10月16日、諏訪市生まれ。旧姓は永井。日本近代文学研究者。明治大学名誉教授。明治大学文学部国文科卒業、同大学院修士課程修了。同大学文学部助手、専任講師、助教授、教授を務めた。平野謙に師事し、女性近代文学の大学教授の草分け。著書は『平野謙論 文学における宿命と革命』、『昭和文学の陥穽 平野謙とその時代』、『平林たい子』、『中山和子コレクション』、等。共編著に『ジェンダーで読む「或る女」 総力討論』(江種満子共編) 、『ジェンダーの日本近代文学』(江種満子、藤森清共編)、等。

中山 茂(なかやま しげる)
1928年、兵庫県生まれ。東京大学理学部天文学科卒業。ハーバード大学大学院博士課程修了。神奈川大学教授等歴任。科学史専攻。著書は『科学と社会の現代史』、『歴史としての学問』、『科学技術の戦後史』、『大学生になるきみへ』、ほか。

中山 佑次郎(なかやま ゆうじろう)
1980年神奈川県生まれ。鹿児島大学医学部卒業。都立駒込病院大腸外科医、福島県広野町・高野病院長を経て、郡山市・総合南東北病院外科医長。著書は『泣くな研修医』、『逃げるな新人外科医 泣くな研修医2』、『医者の本音』、『ガン外科医の本音』、『幸せな死のために一刻も早くあなたにお伝えしたいこと』、『走れ外科医 泣くな研修医3』、など。

長與 善郎(ながよ よしろう)
1888.8.6-1964.10.29、麻布生まれ。著書、作品は『項羽と劉邦』、『聖堂の基督』、『わが心の遍歴』、『戸隠』、など。

南木 佳士(なぎ けいし)
佐久市在住。1951年、群馬県嬬恋村生まれ。都立国立高校、秋田大学医学部卒業。佐久総合病院に内科医として勤務をしながら執筆活動をしていた。主な著書は『破水』(文學界新人賞)、『ダイヤモンドダスト』(芥川賞)、『草すべり その他の短編』(泉鏡花文学賞・芸術選奨文部科学大臣賞)、『阿弥陀堂だより』、『普通の医者たち』、『医学生』、『トラや』、『生きてるかい?』、『陽子の一日』、『薬石としての本たち』、『ふいに吹く風』、『エチオピアからの手紙』、『冬物語』、『家族』、『山中静夫氏の尊厳死』、『海へ』、『神かくし』、『急な青空』、『こぶしの上のダルマ』、『からだのままに』、『生きのびる からだ』、『信州に上医ありー若月俊一と佐久病院』、『臆病な医者』、『トラや』、『根に帰る落葉は』、『小屋を燃す』、ほか。

名越 健郎(なごし けんろう)
1953年、岡山県生まれ。ジャーナリスト、拓殖大学海外事情研究所教授、国際教養大学東アジア調査研究センター特任教授、元時事通信社外信部長。東京外国語大学ロシア語科卒業後、時事通信社入社。バンコク支局特派員、モスクワ支局特派員、ワシントン支局長、モスクワ支局長、外信部長、仙台支社長を務めた後、2011年(平成23年)に退社。著書は「メコンのほとりで」、「クレムリン秘密文書は語る 闇の日ソ関係史」、「ジョージ・ブッシュの華麗なユーウツ」、「ジョークで読む国際政治」、「独裁者プーチン」、「北方領土の謎」、「北方領土はなぜ還ってこないのか 安倍・プーチン日露外交の誤算」、「秘密資金の戦後政党史 米露公文書に刻まれた『依存』の系譜」、「ジョークで読む世界ウラ事情」、など。

なだいなだ
1929年、東京生まれ、慶應義塾大学医学部卒業。作家、精神科医。フランス留学の後、慶応病院神経科や国立療養所久里浜病院名地に勤務するとともに小説、エッセイ評論を発表。主な著書は『権威と権力』、『民族という名の宗教』、『いじめを考える』、『親子って何だろう』、『アルコール問答』、『神、この人間的なもの』、ほか多数。

夏目 漱石(なつめ そうせき)
1867年生まれ、1916年歿。江戸の牛込馬場下横町(現在の新宿区喜久井町)出身。本名は金之助。大学時代に正岡子規と出会い、俳句を学んだ。俳号は愚陀佛。大学卒業後、東京高等師範学校、松山中学、第五高等学校で教師生活を送る。その後、官費留学生として二年間イギリスに留学し、帰国後は東京帝国大学で教鞭をとりながら『吾輩は猫である』を雑誌「ホトトギス」に発表した。今日職を辞した後は、朝日新聞社に入社し『虞美人草』、『三四郎』などを連載した。晩年は持病の胃潰瘍が悪化した。『こころ」、『道草』などを発表するも、『明暗』執筆中に49歳で他界した。他に『坊ちゃん』、『倫敦塔』、『それから』、『門』、などがある。

奈良 貴史(なら たかし)
1960年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部史学科操業、同大学大学院修士課程修了。フランス・ボルドー大学理学部博士課程修了。東北大学医学部助手、慶應大学、立教大学、仙台医療技術専門学校非常勤講師等歴任。専門は古人類学。著書は『ネアンデルタール人類のなぞ』ほか。他に共著書及び共訳書あり。

成田 善弘(なりた よしひろ)
1941年生まれ。名古屋大学医学部卒業。精神医学専攻。名古屋大学医学部助手、社会保険中京病院精神科部長を経て、椙山女学園大学人間関係学部教授。著書は『精神療法の第一歩』、『心身症と心身医学』、『青年期境界例』、『逆転移と精神療法の技法』、など。

成田 龍一(なりた りゅういち)
1951年11月20日、大阪市生まれ。歴史学研究者。早稲田大学第一文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士後期課程修了。専門は日本近現代史、都市社会史。日本女子大学人間社会学部教授等歴任。著書は『加藤時次郎』、『「故郷」という物語 都市空間の歴史学』、『〈歴史〉はいかに語られるか 1930年代「国民の物語」批判』、『歴史学のスタイル 史学史とその周辺』、『近代都市空間の文化経験』、『司馬遼太郎の幕末・明治「竜馬がゆく」と「坂の上の雲」を読む』、『「大菩薩峠」論』、『歴史学のポジショナリティ 歴史叙述とその周辺』、『戦後思想家としての司馬遼太郎』、『「戦争経験」の戦後史-語られた体験/証言/記憶』、『近現代日本史と歴史学 書き替えられてきた過去』、『歴史学のナラティヴ 民衆史研究とその周辺』、『戦後日本史の考え方・学び方 歴史って何だろう?』、『加藤周一を記憶する』、『「戦後」はいかに語られるか』、など多数。

新津 きよみ(にいつ)
1957年、長野県生まれ。青山学院大学文学部仏文科卒業。著書は『両面テープのお嬢さん』、『イヴの原罪』、『殺意が見える女』、『そばにいさせて』、なととても多数。

新見 南吉(にいみ なんきち)
1913年生まれ、1943年歿、享年29。愛知県出身。鈴木三重吉主宰の雑誌「赤い鳥」に『ごん狐』をはじめ多くの作品を発表。18歳で上京し精力的に執筆活動に取り組んだが、結核のため帰郷を余儀なくされた。作品は他に『牛をつないだ椿の木』、『花のき村と盗人たち』、『鍛冶屋の子』、『おじいさんのランプ』、『百姓の足、坊さんの足』、『和太郎さんと牛』、『てぶくろを買いに』、『きつね』、『うた時計』、『いぼ』、『屁』、『鳥右エ門諸国をめぐる』、など多数。

二階堂 善弘(にかいどう よしひろ)
1962年東京都生まれ。茨城大学人文学部助教授。東洋大学文学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科東洋哲学専攻博士課程単位取得退学。著書は『封神演義の世界』、『電脳中国学U』(共著)、『三国志平話』(翻訳)、『中国の神さま』、ほか。

西 加奈子(にし かなこ)
1977年、テヘラン生まれ。カイロ・大阪育ち。2004年、『あおい』でデビュー。他の著書は『通天閣』(織田作之助賞)、『ふくわらい』(河合隼雄物語賞)、『さくら』、『円卓』、『漁港の肉子ちゃん』、『ふる』、『まく子』、『おまじない』。絵本に『めだまとやぎ』、『きみはうみ』など、多数。

西沢 康夫(にしざわ やすお)
主な著書は「壁を越えられないときに教えてくれる一流の人のすごい考え方」、「夜、眠る前に読むと心がほっとする50の物語」、「伝説のクイズ王も驚いた予想を超えてくる雑学の本」、「朝礼・スピーチ・雑談 そのまま使える話のネタ100」、「心がワクワクして元気が出る!37の旅の物語」、「マジどん(マジで、どん底!)から抜け出す、一流の人のすごい考え方」、「大切なことに気づかせてくれる33の物語と90の名言」、「コーヒーと楽しむ心がホッと温まる50の物語」。

西谷 修
1950年生まれ。東京外国語大学大学院教授、思想文化論。著書は「戦争論」、「夜の鼓動にふれる」、「世界史の臨界」、ほか。

西村 和雄
1946年、北海道生まれ。東京大学農学部卒業。ロチェスター大学Ph.D取得。専攻は複雑系経済学。京都大学経済研究所教授等歴任。編著書は「ミクロ経済学入門」、「複雑系経済学とその周辺」、「分数ができない大学生」(共編)、「少数ができない大学生」(共編)、「算数ができない大学生」(共編)、「教育が危ない1〜3」(編著)、「大学生の学力を診断する」(共著)ほか。

西村 京太郎
本名矢島喜八郎。1930年9月6日、品川区生まれ。推理作家でトラベルミステリーの第一人者。十津川警部の生みの親として知られている。著書は「変身願望」等非常に多数。

西村 孝次
1907年11月17日生まれ。2004年6月29日歿。英文学者、文芸評論家、元明治大学教授。小林秀雄の従弟。弟の西村貞二は西洋史学者で東北大学教授を務めた。

西村 まさゆき
1975年、鳥取県生まれ。主にインターネットサイトで、地図や地名、県境など地理に関する記事や国語辞典に関する記事を書いている。著書は『「ファミマ入店者」の正式なタイトルは「大盛況」に決まりました。』、『鳥取「地理・地名・地図」の謎』、『不思議な県境』、等。

新田 鉦三(しょうぞう)
1920年岐阜県生まれ。師範学校卒業。41年間教職に携わり、その間に太平洋戦争に行き怪我をした。全日本写真連盟会員。著書は『積乱雲』、『おかあちゃんのしわのばし』、『昭和の子ども、田舎の暮らし』、他。

新田 潤
1904.9.18-1978.5.14。上田市出身。東京帝国大学英文科卒業。著書、作品は『煙管』、『片意地な街』、『崖』、『映画館のある街』、『禁断の木の実』、『妻の行方』、など。

新田 次郎
1912年6月6日、諏訪市角間新田生まれ。本名藤原寛人、旧制諏訪中学校、無線電信講習所を卒業後、1932年、中央気象台(現気象庁)に入庁。1935年、電機学校卒業。富士山気象レーダーの建設責任者を務めたことでも知られる。著書は『強力伝』(直木賞)、『武田信玄』、『八甲田山死の彷徨』、『孤高の人』、『アラスカ物語』、『富士山頂』、『怒る富士』、『剱岳<点の記>』、『聖職の礎』、『霧の子孫たち』、『槍ヶ岳開山』、『芙蓉の人』、『アルプスの谷 アルプスの村』、等多数。1979年2月15日歿、享年68歳。気象学者藤原咲平は叔父、作家藤原ていは妻、次男に数学者の藤原正彦。

日本書票協会
自分の書物であることを明示する雅趣溢れる小版画、「蔵書票」。その普及と愛好家のための団体。オリジナル蔵書票付きの卓上カレンダー「書評暦」(志茂太郎が昭和18年から開始)の制作頒布を行うほか、情報誌「日本書票協会通信」を発行、愛好家や制作作家の交流の場となる全国大会も開催し、蔵書票を広めるべく活動している。編著書に『書物愛 蔵書票の世界』、がある。

丹羽 宇一郎
1939年、愛知県生まれ。名古屋大学法学部卒業。公益社団法人日中友好協会会長。元中華人民共和国駐箚特命全権大使。伊藤忠商事株式会社に入社し社長に就任すると、約4000億円の不良債権を一括処理しながらも、翌年度の決算で同社の史上最高益を計上し、世間を瞠目させた。内閣府経済財政諮問会議議員、地方分権改革推進委員会委員長、日本郵政取締役、国際連合世界食糧計画(Wfp)協会会長などを歴任の後、民間出身では初の駐中国大使に就任。現在、早稲田大学特命教授、伊藤忠商事名誉理事。

沼田 まほかる
小説家、僧侶。1948年大阪府生まれ、奈良県在住。著書は『九月が永遠に続けば』(ホラーサスペンス大賞)、『ユリゴコロ』(大藪春彦賞)、『彼女がその名を知らない鳥たち』、『猫鳴り』、『アミダサマ』、『痺れる』、など。

沼野 允義(ぬまの みつよし)
1954年6月8日、大田区生まれ。スラヴ文学者。東京大学名誉教授。名古屋外国語大学世界教養学部教授。放送大学客員教授。専門はロシア・ポーランド文学。現代日本文学など世界文学にも詳しく、その文芸評論は文芸誌・新聞などでしばしば見られる。東京大学教養学部教養学科ロシア分科卒業、同大学院人文科学研究科露語露文学専門課程修士課程修了、フルブライト奨学生としてハーヴァード大学大学院スラヴ語スラヴ文学専攻博士課程へ留学、東京大学大学院人文科学研究科露語露文学専門課程博士課程単位取得満期退学、ハーヴァード大学大学院スラヴ語スラヴ文学専攻博士課程単位取得・博士論文提出資格取得。著書は『屋根の上のバイリンガル』、『永遠の一駅手前 現代ロシア文学案内』、『夢に見られて ロシア・ポーランドの幻想文学』、『スラヴの真空』、『モスクワ-ペテルブルグ縦横記』、『W文学の世紀へ 境界を越える日本語文学』、『亡命文学論 徹夜の塊』、『ユートピア文学論 徹夜の塊2』、『世界文学から/世界文学へ 文芸時評の塊 1993-2011』、『チェーホフ 七分の絶望と三分の希望』、『世界文学論 徹夜の塊3』など。他に共著、編著も多数。

野上 弥生子(のがみ やえこ)
1885.5.6-1985.3.30、大分県生まれ。明治女学校普通科卒業。著書、作品は『蝙蝠』、『縁』、『海神丸』、『真知子』、『迷路』、『秀吉と利休』、など。

野口 悠紀雄(のぐち ゆきお)
1940年、東京生まれ。東京大学工学部卒業。大蔵省を経てエール大学Ph.D.(経済学博士号)、一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院教授、一橋大学名誉教授など歴任。専攻は日本経済論。著書は『日本が先進国から脱落する日』、『どうすれば日本の賃金は上がるのか』、『円安と補助金で自壊する日本』、『2040年の日本』、『日銀の責任』、『プア・ジャパン 気がつけば「貧困大国」』、『「超」創造法 生成AIで知的活動はどう変わる?』、はか多数。

野澤 亘伸(のざわ ひろのぶ)
1968年、栃木県生まれ。上智大学法学部法律学科卒業。著書は『美しすぎるカブトムシ図鑑』、『この世界を知るための大事な質問』、『師弟 棋士たち 魂の伝承』、など。

野中 恵子(のなか けいこ)
1965年生まれ。フリー研究者。関西学院大学文学部英米文学科卒業。トルコ研究。著書は『ドイツのなかのトルコ-移民社会の証言』、『ゾーリンゲンの悲劇-トルコ人移民放火殺人』、など。

乃南 アサ(のなみ あさ)
1960年東京生まれ。早稲田大学中退の後、広告代理店勤務等を経て作家になる。著書は『幸福な朝食』(日本推理サスペンス大賞優秀賞)、『凍える牙』(直木賞)。他に『団欒』、『風紋』、『鎖』、『未練』、『晩鐘』、『二十四時間』、『ボクの町』、『5年目の魔女』、等多数。

延原 謙(のぶはら けん〈本名読み:ゆずる〉)
1892.9.1-1977.6.21。編集者、翻訳家。早稲田大学理工学部卒業。訳書多数。

野町 和嘉(のまち かずよし)
1946年、高知県生まれ。フリーカメラマン。高知工業高校卒業。土門拳賞、芸術選奨文部大臣新人賞、講談社出版文化賞、大同生命地域研究特別賞受賞。著書及び写真集は『サハラ悠遠』、『モロッコ』、『サハラ縦走』、『ナイル』、『チベット』、『メッカ巡礼』、『神よ、エチオピアよ』、『ヴァチカン』、『メッカ』、ほか。

野村 克也(のむら かつや)
1935年、京都府生まれ。2020年2月歿、享年84。プロ野球評論家。1954年に府立峰山高校から南海へテスト入団。3年目に正捕手の座を確保し、57年に30本塁打で初タイトル。65年に戦後初の三冠王。通算記録で本塁打657,安打2901,打点1988はいずれも歴代2位。監督としてもリーグ優勝5回、日本一3回。

野本 陽代(のもと はるよ)
1948年東京生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。サイエンスライター。著書は『ハッブル宇宙望遠鏡が見た宇宙』、『宇宙はどこまで見えてきたか』、『ドキュメント超新星爆発』、『あなたも宇宙人』、『宇宙の果てにせまる』、等多数。

灰谷 健次郎(はいたに けんじろう)
1934.10.31-2006.11.23(72歳)。兵庫県生まれ。作家。著書は『兎の目』、『太陽の子』、ほか。

萩尾 望都
1949年5月12日、大牟田市生まれ。漫画家。女子美術大学客員教授。作品は『ポーの一族』、『トーマの心臓』、『11人いる!』、『残酷な神が支配する』、『バルバラ異界』、等多数。

萩原 朔太郎
詩人、評論家。1886年11月1日、現前橋市生まれ。1942年5月11日歿、55歳。慶應義塾大学予科中退。詩集は『月に吠える』、『蝶を夢む』、『青猫』、『純情小曲集』、『萩原朔太郎詩集』、『氷島』、『定本青猫』、『宿命』。他に、随筆、小説、評論、等多数。

萩原 さちこ
1976年、東京都生まれ。青山学院大学卒業。小学二年の時に訪れた松本城に魅せられた。大学卒業後、制作会社や広告代理店を経てフリーの城郭ライター、編集者。執筆を中心にメディア・イベント出演、講演、講座、城フェス実行委員等。公益財団法人日本城郭協会理事・学術委員会学術委員。著書は『わくわく城めぐり』、『戦国大名の城を読む』、『日本100名城めぐりの旅』、『お城へ行こう!』、『図説・戦う城の科学』、『江戸城の全貌』、『城の科学』、など。

萩原 恭男
国文学者、大東文化大学名誉教授。1934年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、同大大学院文学研究科を経て、1976年大東文化大学文学部教授。近世文学特に松尾芭蕉の研究が専門。

橋本 武
1912年7月11日、京都府宮津市生まれ。2013年9月11日、神戸市にて歿、101歳。東京高等師範学校(現筑波大学)卒業。国語教師、国文学者。元灘校(灘中学校・高等学校)教頭。中学の3年間をかけて中勘助の『銀の匙』を1冊読み上げる国語授業「『銀の匙』授業」で知られる。

蓮見 圭一
1959年、秋田市生まれ。立教大学卒業後、新聞社、出版社に勤務。主な著書は「水曜の朝、午前三時」、「八月十五日の夜会」、「かなしぃ」。

長谷川 眞理子
1952年生まれ。東京大学大学院理学系研究科人類学専攻博士課程修了。理学博士。総合研究大学院大学学長等歴任。専門は行動生態学、自然人類学、進化生物学。主な著書は「進化とは何だろうか」、「科学の目 科学のこころ」、「クジャクの雄はなぜ美しい?」、「私が進化生物学者になった理由」など。訳書に、「恋人選びの心」、「人間の由来」など。

秦 郁彦
1932年生まれ。日本大学講師。著書に『現代の虚実』、『昭和史の謎を追う』、共著に『零戦と戦艦大和』など。

花園 誠
1960年、函館市生まれ。明治大学卒業後名古屋大学大学院に進学。専門は動物繁殖学。農学博士。特殊法人理化学研究所、帝京大学医学部、農林水産省招聘研究員、帝京科学大学アニマルサイエンス学科助教授等勤務・歴任。編著書は『動物とふれあう仕事がしたい』。

花田 清輝(きよてる)
1909.3.29-1974.9.23(65歳)。福岡県生まれ。作家、評論家。著書は『復興期の精神』、『アヴァンギャルド芸術』、ほか。

羽根田 治
1961年、さいたま市出身。那須塩原市在住。山岳遭難や登山技術に関する記事を山岳雑誌や書籍などで発表する一方、沖縄、自然、人物などをテーマに執筆を続けている。長野県の山岳遭難防止アドバイザーを務め、講演活動も行っている。日本山岳会会員。主な著書は『ドキュメント生還』シリーズ、『ロープワーク・ハンドブック』、『野外毒本』、『パイヌカジ 小さな鳩間島の豊かな暮らし』、『トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか』(共著)、『山の遭難 あなたの山登りは大丈夫か』、『生死を分ける、山の遭難回避術』、『十大事故から読み解く山岳遭難の傷跡』、『人を襲うクマ 遭遇事例と生態』、など。

濱田 純一
1950年3月14日、明石市生まれ。東京大学法学部卒業。法学博士。東京大学総長等歴任。灘中学在学中に橋本武先生の『銀の匙』授業を受けた。

浜辺 祐一(はまべ ゆういち)
1957年兵庫県生まれ。東京大学医学部卒業。医師。東京都立墨東病院救命救急センター部長。東大病院救急部を経て国立水戸病院外科に勤務。救命救急センター開設と同時に都立墨東病院勤務。著書は『救命センターからの手紙』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)、『Dr.Hamabeの病棟こぼれ話 第1-2部』、『こちら救命センター』、『救命センターからの手紙 ドクター・ファイルから』、『救命センター当直日誌』、『救命センターからの手紙 再び』、『救命センター部長ファイル』、ほか。

林 克己(はやし かつみ)
医師、翻訳家。1913年生まれ。英米の推理小説、エッセイなどの訳書がある。

林 芙美子(はやし ふみこ)
1903.12.31-1951.6.28、下関市生まれ。著書、作品は『放浪記』、『風琴と魚の町』、『杜鵑』、『魚介』、『晩菊』、『浮雲』、『馬乃文章』、など。戦時中は長野県上林温泉、角間温泉に疎開し、北信濃を舞台にした小説を18編残している。

葉山 嘉樹(はやま よしき)
1894年3月12日、福岡県生まれ。1945年10月18日歿。作品は『淫売婦』、『海に生くる人々』、『セメント樽の中の手紙』、『山谿に生くる人々』、『濁流』、など。

原 武史(はら たけし)
1962年8月29日生まれ、渋谷区出身。政治学者。放送大学教授、明治学院大学国際学部付属研究所所長等歴任。専攻は日本政治思想史。近現代の天皇・皇室や神道の研究を専門とする。また、鉄道や団地、広場の研究を進めるなかで、抽象的な言説ではなく、具体的な場所に着目する「空間政治学」を提唱している。阪急電鉄の小林一三、東急電鉄の五島慶太、西武鉄道の堤康次郎といった鉄道事業家たちに強い関心を示している。早稲田大学政治経済学部卒業、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程中退。著書は『「民都」大阪対「帝都」東京 思想としての関西私鉄』(サントリー学芸賞社会・風俗部門)、『大正天皇』(毎日出版文化賞)、『滝山コミューン一九七四』(講談社ノンフィクション賞)、『昭和天皇』(司馬遼太郎賞)、『直訴と王権 朝鮮・日本の「一君万民」思想史』、『直訴と王権 韓国と日本の民主主義思想史比較」』、『〈出雲〉という思想 近代日本の抹殺された神々』、『可視化された帝国 近代日本の行幸啓』、『皇居前広場』、『鉄道ひとつばなし』、『鉄道ひとつばなし2』、『鉄道ひとつばなし3』、『昭和天皇 未卸下的神性光芒』、『鉄道から見える日本』、『「鉄学」概論 車窓から眺める日本近現代史』、『松本清張の「遺言」「神々の乱心」を読み解く』、『沿線風景』、『震災と鉄道』、『影の磁力』、『団地の空間政治学』、『レッドアローとスターハウス もうひとつの戦後思想史』、『知の訓練 日本にとって政治とは何か』、『思索の源泉としての鉄道』、『皇后考』、『潮目の予兆』、『「昭和天皇実録」を読む』、『日本政治思想史』、『〈女帝〉の日本史』、『平成の終焉 退位と天皇・皇后』、『天皇は宗教とどう向き合ってきたか』、『地形の思想史』、『「松本清張」で読む昭和史』、『「線」の思考 鉄道と宗教と天皇と』、『一日一考 日本の政治』、『歴史のダイヤグラム』など、多数。

原 哲夫
1961年9月2日渋谷区生まれ越谷市育ち。小池一夫主催の劇画村塾出身。漫画家のほかデザイナーとしても活躍。代表作に『北斗の拳』、『花の慶次』などがある。

原田 泰治
1940年諏訪市生まれ。武蔵野美術大学商業デザイン科卒業。73年複十字シールデザインコンクール」特選。80年第29回小学館絵画賞を受賞。82年4月より朝日新聞日曜版に「原田泰治の世界」を127週に亘って連載。94年芸術文化功労で長野県知事表彰。98年長野県諏訪市に「諏訪市原田泰治美術館」が開館。著書は『原田泰治自選画集』、『原田泰治の世界・ふるさとの詩』、『とうちゃんのトンネル』、等多数。

原田 正純
1934年9月14日、鹿児島県生まれ、2012年6月11日歿、77歳。医師。熊本大学医学部大学院修了。専攻は臨床脳波、中毒性神経精神障害に関する研究。著書は『水俣病』、『水俣病は終わっていない』、『水俣が映す世界』(大佛次郎賞)、『水俣・もう一つのカルテ』、『裁かれるのは誰か』、『炭鉱の灯は消えても』、『三池炭鉱 1963年炭じん爆発を追う』、など。

張本 勲(はりもと いさお)
1940年、広島県生まれ。1959年に東映入団。76年、トレードで巨人へ。80年にロッテへ移籍し、翌年引退。16度のシーズン打率3割超。首位打者タイトルは7度獲得。NPB唯一の500本塁打300盗塁達成者。通算安打3085本の日本記録を持ち、「安打製造機」と称された。現在は「球界ご意見番」として活躍。

半藤 一利(はんどう かずとし)
1930年、東京向島生まれ。東京大学文学部卒業。昭和史研究家、作家。著書に『昭和史』、『ノモンハンの夏』、『歴史をあるく、文学をゆく』、共著に『零戦と戦艦大和』、『風の名前 風の四季』、ほか。

ビートたけし
1947年1月18日、足立区生まれ。漫才師、映画監督、俳優、画家、作家、歌手。明治大学工学部名誉卒業。著書は『ビートたけしの世紀末毒談』、『結局わかりませんでした』、『アナログ』、ほか多数。

東 栄蔵(ひがし えいぞう)
1924年10月、長野市生まれ。早稲田大学専攻科修了。信濃毎日新聞社文化部記者、長野県高等学校長、長野女子短期大学教授、長野市民教養講座運営委員会代表兼講師、長野県国語国文学会会長、日本社会文学会理事、東日本部落解放研究所副理事長などを歴任。島崎藤村研究会主宰、「信州文学館」設立発起人代表。部落解放文学賞評論部門賞及び山室静佐久文化賞受賞。

東 雅夫(ひがし まさお)
1958年、神奈川県生まれ。編著書は『遠野物語と怪談の時代』(日本推理作家協会賞)、『百物語の怪談史』、『文豪たちの怪談ライブ』、『文豪怪談傑作選』、『文豪怪奇コレクション』、『山怪実話大全』、など。

東野 圭吾(ひがしの けいご)
1958年大阪生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業。エンジニアとして勤務しながら85年「放課後」でデビューし、88年に第31回江戸川乱歩賞、99年「秘密」で第52回日本推理作家協会賞、2006年「容疑者χの献身」で第134回直木賞と第6回本格ミステリ大賞を受賞。著書は「プラチナデータ」、「歪笑小説」、「殺人の門」、「鳥人計画」、「さまよう刃」、「夜明けの街で」、「新参者」、「カッコウの卵は誰のもの」等多数。

樋口寛(ひぐち ひろし)
1913.3.28-1955.8.7。東京生まれだが本籍は」富士見町。東京帝国大学国文科卒業。『信州人物記作家伝』等を編集した。作品は『風に立つ人』ほか。

樋口 裕一(ひぐち ゆういち)
1951年大分県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、立教大学大学院博士課程修了。京都産業大学客員教授等歴任。著書は「ホンモノの文章力」、「読むだけ小論文」、「人の心を動かす文章術」、「頭がいい人、悪い人の話し方」、「頭がいい人、悪い人の<言い訳>」、「頭がよくなるクラシック入門」、「頭がいい人、悪い人の<口ぐせ>」ほか。他に訳書あり。

久生 十蘭(ひさお じゅうらん)
1950年生まれ、北海道出身。1957年歿。作品は『葡萄蔓の束』、『鈴木主水』、『顎十郎捕物帳』、『魔都』、『キャラコさん』、など。

日 敏隆
1930年、東京生まれ。2009年11月歿。動物行動学者。東京大学理学部動物学科卒業。東京農工大学教授、京都大学教授、滋賀県立大学初代学長、総合地球環境学研究所所長などを歴任。動物行動学を日本に紹介し、日本動物行動学会を設立し、初代会長。南方熊楠賞受賞、瑞宝重光章受章。主な著書は『チョウはなぜ飛ぶか』、『人間は遺伝か環境か』、『ネコはどうしてわがままか』、『動物と人間の世界認識』、『生きものの流儀』、『人間はどこまで動物か』、『春の数え方』(日本エッセイスト・クラブ賞)、『世界を、こんなふうに見てごらん』、など。

左 幸子
1930.6.29-2001.11.7(71歳)。富山県生まれ。俳優。出演作品に「にっぽん昆虫記」、「飢餓海峡」がある。

火野 葦平
1907年、福岡県生まれ。1960年歿。著作は『糞尿譚』(芥川賞)、『麦と兵隊』、『花と龍』、『革命前後』(芸術院賞)、『千軒岳にて』、など。

百田 尚樹
1956年、大阪生まれ。同志社大学中退。著書は『永遠の0』、『海賊と呼ばれた男』(本屋大賞)、『輝く夜』、『風の中のマリア』、『影法師』、『ボックス!』、『錨を上げよ』、『夢を売る男』、ほか。

兵頭 二十八(にそはち)
1960年生まれ。軍学者。共著に『零戦と戦艦大和』、『技術としての第二次世界大戦』、など。

平井 正穂(まさお)
1911年12月10日、久留米市生まれ。2005年2月24日歿。英文学者。旧制第八高等学校から東京帝国大学英文科、大学院へと進んだ。助手、助教授、教授を経て1969年から71年まで文学部長、72年定年退官後は武蔵大学教授。日本英文学会会長を務めた。東京大学名誉教授。日本学士院会員。著書は『ルネサンスの人間像』、『John Milton』、『イギリス文学試論集』、『ミルトンとその時代』、『イギリス文学ノート 思索と体験』、『イギリス文学論集』、等。翻訳は『ロビンソン・クルーソー ダニエル・デフォー』、『ペスト ダニエル・デフォー』、『ロミオとジューリエット シェイクスピア』、『失楽園 ジョン・ミルトン』、『オセロー シェイクスピア』、『ガリヴァー旅行記 ジョナサン・スウィフト』、『イギリス名詩選』等、多数。

平木 靖成
岩波書店 辞典編集部。

平澤 正夫
1929年、京都府生まれ。フリーランス・ジャーナリスト。京都大学文学部卒業。著書は『食卓のおとし穴』、『だめな歯医者はすぐ削る』、『動物に何が起きているか』、『通じる英語・上達のコツ』、『超薬アスピリン』、など。他に訳書も。

平野 勝重
1932年、上田市生まれ。上田市立図書館、博物館、山本鼎記念館、信濃国分寺資料館館長等を歴任。主な著書には『信州上田街角の大正ロマン』、『小説の楽しみ 平野勝重の文学講義』がある。また、共著として『上田の風土と近代文学』、『千曲川ものがたり』。更に「片桐京介」のペンネームで、『忘れ草 信州上田藩足軽ものがたり』、『石を投げる女 幕末・上田藩足軽異聞』、がある。

平林 たい子
1905年10月3日現諏訪市生まれ、1972年2月17日歿。作品は『嘲る』、『施療室にて』、『一人行く』、『こういう女』、『私は生きtる』、『殴る』、『没落の系図』、等。

平松 園枝
国際キリスト教大学で学んだのち、アメリカ留学を経て京都大学医学部卒業。京大病院、虎ノ門病院で内科研修、また、東大文院で心療内科で研修、内科専門医として内科外来、健康管理に携わった。その傍ら「サイコシンセシス」研究会代表を務めるとともにその視点から教育への発信をめざし「good willネットワーク」に従事。共訳書に『意志の働き』、『人間性の最高表現』など、著書に『サブパーソナリティがたくさん』がある。

平山 蘆江(ひらやま ろこう)
1882年神戸うまれ。1953年歿。日露戦争中に満州で放浪したのち「都新聞」の記者になって演芸蘭や花柳欄で健筆をふるう。大衆文芸の振興にも寄与し、都々逸や小唄の作詞も数多く手がけた。小説『唐人船』や随筆集『東京おぼえ帳』など著書多数。

広川 隆一(ひろかわ りゅういち)
1943年生まれ。早稲田大学卒業。著書は『パレスチナ』、『ユダヤ国家とアラブゲリラ』、『パレスチナ難民キャンプの瓦礫の中で』、『日本のエイズ』、『破断層』、『チェルノブイリの真実』、『原発被爆』、など。

深津 貴之(ふかつ たかゆき)
1979年生まれ。武蔵工業大学(現東京都市大学)卒業後イギリス留学でプロダクトデザインを学んだあと、株式会社thaを経てFlashコミュニティで活躍。独立以降は活動の中心をスマートフォンアプリのUI設計に移し、クリエイティブファームTHE GUILDを設立。著書は『先読みIT×ビジネス講座 画像生成AI』(共著)、『Generative Design-Procwssingで切り拓く、デザインの新たな地平』(監修)、『UI GRAPHICS 世界の成功事例から学ぶ、スマホ以降のインターフェースデザイン』(共著)、など。

福島 良一(ふくしま よしかず)
1956年、千葉県生まれ。中央大学商学部卒業。高校在学中に渡米して以来、大リーグに熱中。週刊誌への大リーグ関連記事の執筆や大リーグのTV中継の解説などをしている。大リーグ各球団のフロントスタッフなどに知人多数。マイナーリーグの球団オーナーになることが夢だそうだが・・・。

福田 和也(ふくだ かずや)
1960年生まれ。文芸評論家、慶応義塾大学教授。著書に『山下奉文 昭和の悲劇』、共著に『零戦と戦艦大和』など。

福田 恆存(つねあり)
1912年8月25日生まれ、1994年11月20日歿。評論家、翻訳家、劇作家、演出家。1981年より日本芸術院会員。

福田 直子
1960年、東京生まれ。上智大学文学部卒業後、ドイツの大学で学んだ。帰国後新聞社、出版社の勤務し雑誌編集者となった。フリーになり、幅広いジャンルに興味を抱いている。

福田 宏年
1927年8月31日生まれ、1997年6月8日歿。香川県出身の文芸評論家、ドイツ文学者。東京大学文学部独文科卒業。著書は『山の文学紀行』、『バルン氷河紀行 あるヒマラヤ小登山隊の記録』、『現代文学の運命』、『井上靖の世界』、『山のこころ』、『永遠と現実 死の作家と生の作家論』、『井上靖評伝覚』、『時刻表地図から消えた町』、『ウィーンの錠開け屋 出会いの三十有余年』、『時が紡ぐ幻 近代藝術観批判』。他に訳書等多数。

復本 一郎
1943年愛媛県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。俳文学専攻、文学博士。静岡大学文学部教授、神奈川大学経営学部教授、神奈川大学全国高校生俳句大賞選考委員等歴任。俳号は鬼ヶ城。著書は『俳句実践講座』、『佐藤紅緑 子規が愛した俳人』、『俳句と川柳』、『青春俳句をよむ』、など。

藤田 香織
1968年3月28日、三重県生まれ。著書は『だらしな日記 - 食事と体脂肪と読書の因果関係を考察する』、『やっぱりだらしな日記 + だらしなマンション購入記』、『ホンのお楽しみ』、『東海道でしょう! 』、など。

藤田 真一
1949年、京都市生まれ。大阪大学大学院博士後期課程国文学専攻終了。文学博士。京都府立大学教授。日本近代文学(俳諧)専攻。編著書は『蕪村集』、『与謝蕪村・小林一茶』、『蕪村全集』、『風呂でよむ 蕪村』、『蕪村 俳諧遊心』、『蕪村全句集』、『蕪村』、など。

藤田 剛
『イリューム』(東京電力)編集長。

藤田 裕之
1961年東京生まれ。ジャーナリスト。上智大学外国語学部比較分化学科中退。日本銀行。外務省などで英語教師。日本外国特派員協会などで活躍。

藤本 和子
1939年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。渡米してニューヨークの日本領事館に勤務した後。イェール大学のドラマ・スクールで学ぶ。そこで滞日経験のあったデイヴィッド・グッドマンと知り合い結婚。リチャード・ブローティガンの「アメリカの鱒釣り」の翻訳が絶賛され、ブローティガン作品の多くを翻訳した。著書に『砂漠の教室 イスラエル通信』、『リチャード・プローティガン』、『塩を食う女たち』、翻訳は『西瓜糖の日々』、『芝生の復讐』、等多数。

藤森 成吉(ふじもり せいきち)
1892年8月28日、現諏訪市生まれ。1977年5月26日歿。作品は『若き日の悩み』、『山』、『娘』、『磔茂左衛門』、『何が彼女をそうさせたか』、等。

藤森 照信(ふじもり てるのぶ)
1946年、長野県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。近代建築、都市史研究の第一人者として活躍。東京大学名誉教授。86年赤瀬川源平、南伸坊らと路上観察学会を結成。自宅や赤瀬川邸のほか、神長官守矢資料館など独創的な建築も手がける。『ラ コリーナ近江八幡 草屋根』で日本芸術院賞受賞。著書は『藤森照信作品集』、『茶室学講義』、『藤森照信 現代住宅探訪記』、など。

藤原 帰一(ふじわら きいち)
1956年、東京生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得中退。東京大学大学院法学政治学研究科教授。専攻は国際政治。編著書は『戦争を記憶する』、『20世紀システム』、『テロ後 世界はどう変わったか』、『デモクラシーの帝国』、など。

藤原 正彦(ふじわら まさひこ)
1943年、旧満州新京生まれ。東京大学理学部数学科大学院修士課程修了。お茶の水女子大学理学部教授等歴任。故新田次郎と藤原ていの次男。主な著書は『若き数学者のアメリカ』(日本エッセイストクラブ賞)、『遥かなるケンブリッジ』、『数学者の休憩時間』、『父の威厳 数学者の意地』、『心は孤独な数学者』、『古風堂々数学者』、など。

布施 英利(ふせ ひでと))
1960年4月2日、群馬県生まれ。美術評論家、解剖学者。東京芸術大学美術学部芸術学科卒業、同大学院博士後期課程修了。著書は『脳の中の美術館』、『ハイパーアートの解剖学』、『電脳美学』、『脳裏一体』、『死体を探せ! バーチャル・リアリティ時代の死体』、『図説・死体論』、『布施英利の 死体CD-ROM 死体読本』、『電脳的』、『電脳版文章読本』、『禁じられた死体の世界 東京大学・解剖学教室でぼくが出会ったもの』、『ポスト・ヒューマン』、『美術館には脳がある』、『生命の記憶 海と胎児の世界』、『死体の見方』、『森のBライフ』、『インターネットで 作家 になる方法 ひとりで 作家・編集者・出版社・書店 ができる』、『電脳博士の田舎暮らし』、『理科系の脳みそ 生命・自然・脳をめぐるキーワード集』、『純文学殺人事件』、『ラビット』、『絵筆のいらない絵画教室』、『体の記憶』、『ダ・ヴィンチ博士 海にもぐる』、『自然の中の絵画教室』、『鉄腕アトム55の謎』、『鉄腕アトムは電気羊の夢を見るか』、『マンガを解剖する』、『君はレオナルド・ダ・ヴィンチを知っているか』、『はじまりはダ・ヴィンチから−50人の美術家を解剖する』、『君はピカソを知っているか』、『体の中の美術館−EYE, BRAIN, and BODY』、『京都美術鑑賞入門』、『モナリザの微笑み 顔を美術解剖する』、『美の方程式』、『構図がわかれば絵画がわかる』、『色彩がわかれば絵画がわかる』、『子どもに伝える美術解剖学 目と脳をみがく絵画教室』、『進撃の巨人と解剖学 その筋肉はいかに描かれたか』、『パリの美術館で美を学ぶ ルーブルから南仏まで』、『美術的に正しい 仏像の見方 : 30歳からの仏像鑑賞入門』、『遠近法がわかれば絵画がわかる』、『人体 5億年の記憶 ー解剖学者・三木成夫の世界』、『わかりたい! 現代アート』、『藤田嗣治がわかれば絵画がわかる』、『ヌードがわかれば美術がわかる』、『洞窟壁画を旅して』、など多数。

舟崎 克彦(ふなざき よしひこ)
1945年、豊島区生まれ。学習院大学卒業。『ぽっぺん先生物語』シリーズで路傍の石文学賞、『ぽっぺん先生と帰らずの沼』で赤い鳥文学賞、『雨の動物園』で国際アンデルセン賞優良作品賞等を受賞。作品は『黒猫ジルバ』、『なぞのマメずきん』、『ポッケはべんりやくん』、、『ピカソ君の探偵ノート』などのシリーズ他多数。

船戸 与一(ふなど よいち)
1944年、山口県生まれ。早稲田大学法学部卒業。『山猫の夏』(吉川英治文学新人賞)、『伝説なき地』(日本推理作家協会賞)、『砂のクロニクル』(山本周五郎賞)、『虹の谷の五月』(直木賞)、『蝦夷地別件』、『流沙の塔』、『三都物語』。

文本 力雄(ふみもと りきお)
瀬戸市で「ふみもと子供将棋教室」を開いている。藤井聡太が幼少の頃、将棋を教えた。

古川 日出男(ふるかわ ひでお)
小説家、劇作家。1966年7月11日、郡山市生まれ。早稲田大学第一文学部中退。『砂の王(ウィザードリィ外伝)』でデビュー。他に『アラビアの夜の種族』(日本推理作家協会賞・回日本SF大賞)、『ベルカ、吠えないのか?』、『LOVE』(三島由紀夫賞)、『冬眠する熊に添い寝してごらん』、『女たち三百人の裏切りの書』(野間文芸新人賞・読売文学賞小説部門受賞)、『13』、『沈黙』、『アビシニアン』、『中国行きのスロウ・ボートRMX』、『サウンドトラック』、『ボディ・アンド・ソウル』、『gift』、『ロックンロール七部作』、『ルート350』、『僕たちは歩かない』、『サマーバケーションEP』、『ハル、ハル、ハル』、『ゴッドスター』、『聖家族』、『MUSIC』、『4444』、『ノン+フィクション』、『TYOゴシック』、『馬たちよ、それでも光は無垢で』、『春の先の春へ 震災への鎮魂歌 宮澤賢治「春と修羅」をよむ』、『舗装道路の消えた世界』、『南無ロックンロール二十一部経』、『女たち三百人の裏切りの書』、『あるいは修羅の十億年』、『ミライミライ』、等 多数。

古厩 忠夫(ふるまや ただお)
1941年、長野県生まれ。東京大学文学部東洋史学科卒業。専攻は中国近現代史。新潟大学教授等歴任。著書に『新潟県の百年』、『東北アジア史の再発見』、『裏日本』、等。

武論尊(ぶろんそん)
1947年6月16日佐久市生まれ。漫画の原作者で、他に史村翔(ふみむら しょう)というペンネームを持っている。本名は岡村善行。武論尊としての代表作は『ドーベルマン刑事』、『北斗の拳』、ほか多数。史村翔としての代表作も『ファントム無頼』、等多数。

法坂 一広(ほうさか いっこう)
1973年、福岡県生まれ。京都大学法学部卒業。弁護士。著書は『弁護士探偵物語 天使の分け前』、『弁護士探偵物語 完全黙秘の女』、ほか。

星 新一(ほし しんいち)
1926年9月6日東京生まれ、1997年12月30日歿、71歳。東京大学農学部卒業。1957年、日本最初のSF同人誌「宇宙塵」の創刊に参画して、ショートショートという分野を開拓し、ショートショートの第一人者として1001本を超える作品を発表。1968年「妄想銀行」で第21回日本推理作家協会賞受賞。著書は『ボッコちゃん』、『悪魔のいる天国』、『きまぐれロボット』、『声の網』、『気まぐれ学問所』、『つぎはぎプラネット』、など、とても多数。

星野 源(ほしの げん)
1981年埼玉県生まれ。音楽家、俳優、文筆家。著書は『星野源雑談集』、『地平線の相談』、『いのちの車窓から』、『そして生活は続く』、『働く男』、『よみがえる変態』、など。

細谷 亮太(ほそや りょうた)
1948年、山形県生まれ。小児科医、文筆家であり俳人。東北大学医学部卒業。聖路加国際病院小児科勤務。専門は小児がん。著書は『句集 桜桃』、『句集二日』、『パパの子育て歳時記』、『おめでたを知ったあなたへの手紙』、『川の見える病院から がんとたたかう子どもたちと』、『医師としてできることできなかったこと 川の見える病院から』、『よくわかるはじめての育児』、『ほんとうに大切なことがわかる育児の絵本 0〜2才』、『赤ちゃんとの時刻』、『いのちを見つめて』、『「ぼくのいのち』、『小児病棟の四季』、『おっぱいはごちそう』、『おにいちゃんがいてよかった』、『ちちちマン』、『いつもいいことさがし 小児科医が見た日本の子どもたちとおとなたち』、『命のノート ぼくたち、わたしたちの「命」についての12のお話』、『生きるために、一句』、『生きようよ 死んじゃいけない人だから』、『いい日にしよう、ね! いのちを見つめるドクターの"ほのぼの日記"』、『なみだ』、等多数。ほかに共編著、訳書も多数。

保立 道久(ほたて みちひさ)
東京都出身、1948年11月28日生まれ。日本中世史の歴史学者で東京大学史料編纂所名誉教授。国際基督教大学卒業、東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。「九条科学者の会」呼びかけ人を務めている。著書は『中世の愛と従属 絵巻の中の肉体』、『平安王朝』、『物語の中世 神話・説話・民話の歴史学』、『中世の女の一生』、『黄金国家 東アジアと平安日本』、『歴史学をみつめ直す 封建制概念の放棄』、等多数。

堀 辰雄(ほり たつお)
1904年12月28日生まれ、1953年5月28日歿。麹町生まれ。東京帝国大学国文科卒業。高校時代から芥川龍之介、室生犀星に師事し、生涯こよなく愛した軽井沢を知ったのも、この二人の紹介によるもの。結核のため長い療養生活を送り、富士見療養所に入院するなどした。晩年は軽井沢の追分で過ごした。作品は『ルウベンスの偽絵』、『窓』、『聖家族』、『美しい村』、『晩夏』、『風立ちぬ』、など。

堀 由紀子(ほり ゆきこ)
1940年、東京生まれ。立教大学社会学部卒業。株式会社江の島水族館代表取締役社長・館長等歴任。

堀尾 輝久(ほりお てるひさ)
1933年福岡県生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学教授、中央大学教授等歴任。主な著書は『教育入門』、『現代教育の思想と構造』、『現代日本の教育思想』、『天皇制国家と教育』、『子供を見直す』、『教育基本法はどこへ』、『子どもの権利とは何か 人権思想の発展のために』、『対話集 教育を支える思想』、『人権としての教育』、『人間形成と教育』、『日本の教育』、『現代社会と教育』、等。

堀口 大學(ほりぐち だいがく)
1892.1.8-1981.3.15。文京区本郷生まれ。詩人、歌人、フランス文学者。文化勲章受章。慶應義塾大学文学部予科中退。詩集、歌集、評論、随筆、訳書等、とても多数。

本郷 和人(ほんごう かずと)
1960年、東京生まれ。東京大学創業。同大学院で日本中世史を学ぶ。中世政治史、古文書学専攻。東京大学史料編纂所教授。著書は「天皇はなぜ生き残ったか」、「戦国武将の明暗」ほか。

本庄 真(ほんじょう まこと)
1948年、秋田県生まれ。早稲田大学理工学部卒業。大和総研理事等歴任。著書は「日本経済図説 第三版(共著)」ほか。

本多 勝一(ほんだ かついち)
1933年、長野県生まれ。朝日新聞記者。主な著書は「NHK受信料拒否の論理」、「中国の旅」、「殺される側の論理」、「日本語の作文技術」、「事実とは何か」、「極限の民族」、「戦場の村」、「アメリカ合州国」。

本堂 平四郎(ほんどう へいしろう)
1870年、岩手県生まれ。1954年歿。地元警察署の巡査を皮切りに出世を重ね、警視庁に移って都内の警察署長を歴任。退官後は実業界に転身。文筆家としても活動し、俳句や刀剣研究、犯罪実話などの著作を残した。

前間 孝則(まえま たかのり)
1946年生まれ。ノンフィクションライター。著書に「戦艦大和の遺産」、共著に「零戦と戦艦大和」 など。

正岡 容(まさおか いるる)
1904-1958。神田生まれ。寄席随筆や芸人小説を多数発表し、評価も高かった。著書、作品は『黄表紙・江戸再来記』、『置土産』、『寄席』、『円朝』、『日本浪曲史』、『新堀端』、『東海道宿場しぐれ』、など。

正岡 子規(まさおか しき)
1867年10月14日、現愛媛県松山市生まれ。1902年9月19日歿、満34歳。俳人、歌人、国語学研究家。俳句、短歌、新体詩、小説、評論、随筆など多方面にわたり創作活動を行い、日本の近代文学に多大な影響を及ぼした、明治を代表する文学者の一人である。著書は『墨汁一滴』、『病?六尺』、『仰臥漫録』。

正木 健雄(まさき たけお)
1930年、和歌山県新宮市生まれ。東京大学大学院博士課程(体育学)修了。日本体育大学教授等歴任。著書は『子どもと体力』、『希望の体育学』、『いきいき体調トレーニング』、ほか。

正木 不如丘(まさき ふじょきゅう)
1887年2月26日、長野市生まれ。1962年7月30日、歿。東京帝国大学医学部卒業。作品は『木賊の秋』、『診療簿余白』、『思われ人』、など。

正宗 白鳥(まさむね はくちょう)
1979年12月3日、岡山県 現備前市生まれ。1962年10月28日、歿。東京専門学校卒業。一時期軽井沢に住んだ。作品は『江島の墓』、『塵埃』、『入江のほとり』、『人を殺したが』、『作家論』、など。

真杉 静枝(ますぎ しずえ)
1901.10.3-1955.6.29、福井県生まれ。著書、作品は『小魚の心』、『松山氏の下駄』、『ながれ』、『役割』、『天龍川の力士』、ほか。

増田 義郎(ますだ よしお)
1928年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学名誉阿教授等歴任。専攻は文化人類学・イベリア及びイベロアメリカ文化史。著書は『インカ帝国探検記』、『インディオ文明の興亡』、『古代アンデス美術』、ほか。

俣野 敏子(またの としこ)
1932年京都市生まれ。京都大学農学部卒業。京都大学大学院農学研究科卒業。農学博士。信州大学名誉教授。著書に『そば学大全』、共著書に『自然と共存」』、『畑作文化の誕生』、等。

又吉 直樹(またよし なおき)
1980年、大阪府寝屋川市生まれ。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人でコンビ名は「ピース」。キングオブコント2010準優勝。舞台の脚本も手がける。著書は『火花』(芥川賞)、『第2図書係補佐』、『東京百景』、『カキフライが無いなら来なかった』、『劇場』、『人間』。

町田 康(まちだ こう)
1962年1月15日、堺市生まれ。大阪府立今宮高等学校卒業。詩人、小説家、ミュージシャン、俳優。著書は『くっすん大黒』(野間文芸新人賞、ドゥマゴ文学賞)、『きれぎれ』(芥川賞)、『土間の四十八滝』(詩集、萩原朔太郎賞)、『権現の踊り子』(川端康成文学賞)、『告白』(谷崎潤一郎賞)、『パンク侍 切られて候』、『夫婦茶碗』、『供花』、『壊色』、『俺、南進して。』(共著)、『耳そぎ饅頭』、『へらへらばっちゃん』、『つるつるの壺』、『宿屋めぐり』、『ホサナ』、『町田康全歌集1977-1997』、など多数。

松井 茂記(まつい しげき)
1955年、愛知県生まれ。京都大学法学部卒業、専攻は憲法学。大阪大学法学部教授等歴任。著書は『日本国憲法』、『アメリカ憲法入門』、『司法審査と民主主義』、『二重の基準論』、『裁判を受ける権利』、『マス・メディア法入門』、ほか。

松井 やより(まつい)
1934年4月12日京都生まれ、東京育ち、 2002年12月27日、68歳歿。ジャーナリスト、フェミニスト。本名は松井耶依。1961年東京外国語大学英米科を卒業して朝日新聞社に入社。社会部記者、立川支局長、編集委員シンガポール・アジア総局員。アジア女たちの会、アジア女性資料センター等の設立に関わった。著書は『女性解放とは何か』、『女たちのアジア』、『市民と援助』、ほか多数。

松家 仁之(まついえ まさし)
1958年生まれ。小説家、編集者。『火山のふもとで』で読売文学賞受賞。『光の犬』で芸術選奨文部科学大臣賞、河合隼雄物語賞受賞。

松浦 寿輝(まつうら ひさき)
1954年、東京生まれ。詩人・小説家・フランス文学者・批評家。東京大学卒業。東京大学名誉教授。毎日出版文化賞、高見順賞、読売文学賞選考委員。日本芸術院会員。 『折口信夫論』などの評論、『冬の本』などの詩集があり、小説では『花腐し』で芥川賞を受賞している。

松下 竜一(まつした りゅういち)
1937.2.15-2004.6.17(67歳)。大分県生まれ。作家。著書は『豆腐屋の四季』、『ルイズ 父に貰いし名は』、ほか。

松島 令(まつしま りょう)
1957年2月2日、宮城県生まれ。東北学院大学卒業。大蔵省とその関係機関に勤務。退官後、会社員を経て、作家活動に入る。代表作は『証券検査官』。日本推理作家協会会員。

松永 泰行(まつなが やすゆき)
1963年生まれ。日本大学国際関係学部専任講師。ニューヨーク大学大学院政治学博士課程修了。中東・国際政治。

松野 正子(まつの まさこ)
1935.7.12-2011.12.21。愛媛県出身の児童文学作家、翻訳家。早稲田大学第一文学部卒業、コロンビア大学大学院修了。著書は『ふしぎなたけのこ』、『ぼくのきんぎょ』、『なきたろう』、『かくれんぼうさぎ』、『かみなりのちびた』、『こぎつねコンとこだぬきポン』、『あるくのがきらいな王さまのはなし』、『かぎのすきな王さま』、『らいおんごうがんばれ!』、『こうさぎけんたとホットケーキ』、『ももとこだぬき』、『ガムをたべたかばのはな』、『ねこ』、『りんご』、『ちょこまかくまさんとのっそりくまさん』、『がらくたひめ』、『ありがとうを三つ』、『おしょうがつ』、『キクときくちゃん』、『こうさぎけんたのたからさがし』、『こうさぎけんたのへんそう』、『ねんどのぞうのはなくらべ』、『しゃぼんだまにのって』、『どろたぬきゆきうさぎ』、ほか。訳書は、『ちいさな騎士』、『すてきなうちはないかしら』、『はじめてのおてつだい』、『ジェイコブとフクロウ』、『ゴリラが1ぴき』、『ギルガメシュ王ものがたり』、『ロージー、いえでをする』、『となかいはなぜサンタのそりをひく?』、『時の旅人』、『すえっこメリーメリー』、『農場にくらして』、ほか。

松原 仁(まつばら ひとし)
1959年、東京都生まれ。東京大学理学部情報科学科卒業、同大学院工学系研究科博士課程修了。工学博士。はこだて未来大学教授等歴任。著書は『鉄腕アトムは実現できるか?』、『将棋とコンピュータ』、『AIに心は宿るのか』、など。

松見 勝弥
1942年、熊本県生まれ。広告社退職後イラストレターに。
高橋勝雄の著書15冊程度のイラスト担当。名古屋市東山植物園講師等を務める。絶滅危惧植物の増殖や実生にも挑戦している。

松本 栄一
1948年、神奈川県生まれ。写真家。主な著書・写真集は『極限の高地チベット世界』、『KAILAS』、『ダライ・ラマ』、『チベット・クエスト』、『チベット 生と死の知恵』、など。

松本 博文
1973年、山口県生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学将棋部OB。在学中より将棋書籍の編集に従事。名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力し、「青葉」の名で中継記者を務めた。著書は『ルポ電王戦』、『東大駒場寮物語』、『棋士とAIはどう戦ってきたか』、『藤井聡太』、ほか。

松本 幸夫
1958年、東京生まれ。人材育成コンサルタント。著書は『仕事は水曜日までに終わらせなさい』、『いちばん効率的に仕事を進める!技術』、『アガリ病を7日間で克服する本』、『話ベタを7日間で克服する本』、『1日を2倍に使う!すごい時間術』、ほか。

丸岡 明
1907.6.29-1968.8.24、東京生まれ。著書、作品は『マダム・マルタンの涙』、『生きものの記録』、『静かな影絵』、ほか。

丸木 俊
1912.2.11-2000.1.13(87歳)。北海道生まれ。画家。夫の丸木位里とともに「原爆の図」、「沖縄戦の図」などを発表した。

丸山 宗利
1974年生まれ、農学博士。北海道大学大学院農学研究科博士課程卒業。国立科学博物館、フィールド自然史博物館研究員を経て九州大学総合研究博物館助教。著書は、『ツノゼミ ありえない虫』、『森と水辺の甲虫誌』、『アリの巣をめぐる冒険』、『アリの巣の生きもの図鑑』、『昆虫はすごい』、など。

美宅 成樹
1949年、三重県生まれ。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。東京大学工学部助手、東京農工大学工学部助教授、同教授等歴任。理学博士。専攻は生物学、バイオインフォマティクス、分子生物学。著書は『分子のひもの謎を解く 生体をつくる力』、『子どもにきちんと答えられる遺伝子Q&A100』、『分子生物学入門』、など。訳書に『ヒトゲノム計画とは何か』、など。

三浦 しをん
1976年、東京生まれ。父は三浦祐之。著書は『格闘するものに〇』、『まほろ駅前多田便利軒』(直木賞)、『舟を編む』(本屋大賞)、『あの家に暮らす四人の女』(小田作之助賞)、『風が強く吹いている』、『きみはポラリス』、『仏果を得ず』、『神去なあなあ日常』、『天国旅行』、『木暮荘物語』、『政と源』、『あやつられ文楽鑑賞』、『悶絶スパイラル』、『ふむふむ教えて、お仕事!』、『本屋さんで待ちあわせ、』、『ぐるぐる??博物館』、『広辞苑をつくるひと』、『私が語りはじめた彼は』、『光』、『お友だちからお願いします』、『ののはな通信』、『のっけから失礼します』、など多数。

三浦 佑之(すけゆき)
1946年8月21日、三重県の生まれ。成城大学文芸学部卒業、同大学院博士後期課程単位取得退学。日本文学者。千葉大学教授等歴任。専門は古代文学・伝承文学。三浦しをんの父。著書は、『村落伝承論』(上代文学会賞)、『浦島太郎の文学史−恋愛小説の発生』、『古代叙事伝承の研究』、『昔話にみる悪と欲望』、『万葉びとの家族誌』、『神話と歴史叙述』、『口語訳 古事記』(角川財団学芸賞)、『古事記講義』、『日本古代文学入門』、『金印偽造事件 漢委奴國王のまぼろし』、『古事記のひみつ 歴史書の成立』、『古事記を旅する』、『日本霊異記の世界 説話の森を歩く』、『古事記を読みなおす』(古代歴史文化賞みやざき賞・立正大学蘊奥本賞)、『あらすじで読み解く古事記神話』、『古代研究 列島の神話・文化・言語』、『風土記の世界』、『古事記・再発見。神話に隠された神々の痕跡』、『古事記学者 コジオタノート』、『出雲神話論』、『読み解き古事記 神話篇』、『「海の民」の日本神話』、ほか。

三浦 俊章
1957年生まれ。朝日新聞ワシントン総局記者。著書は『日米同盟半世紀』、ほか。

三木 蒐一(しゅういち)
1907.9.8-1966.12.27。東京生まれ。早稲田大学英文科卒業。作品は『千曲旅情』、ほか。

三島 正之
1955年生まれ。成城大学文芸学部文化史学科卒業。中世 城郭研究会会員。

三島 由紀夫
本名 平岡公威(きみたけ)。1925年 東京四谷生まれ、1970年11月25日 自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。東京大学法学部卒業。大蔵省に努めたが翌年退職して執筆活動に入った。主な作品は『花ざかりの森』(処女作)、『憂国』、『愛の渇き』、『盗賊』、『禁食』、『鏡子の家』、『潮騒』(新潮社文学賞)、『金閣寺』(読売文学賞)、『美徳のよろめき』、『永すぎた春』、『』沈める滝、『獣の戯れ』、『美しい星』、『仮面の告白』、『鹿鳴館』、『サド侯爵夫人』(芸術祭賞)、『愛の疾走』、『絹と明察』(毎日芸術賞)、『豊饒の海』、『夏子の冒険』、『肉体の学校』、『反貞女大学』、『命売ります』、『夜の支度』、ほか。

水上 勉
1919.3.8-2004.9.8(85歳)。福井県生まれ。作家。著書は『飢餓海峡』、『はなれ瞽女おりん』、ほか。

水溜 真由美(みずたまり)
1972年生まれ。東京大学大学院(総合文化研究課博士課程)卒業。北海道大学文学研究院教授。

三角 寛(かん)
1903.6.2-1971.11.8。大分県生まれ。日本大学法学部卒業。著書、作品、論文は『怪奇の山窩 』、『情炎の山窩』、『純情の山窩』、『山窩血笑記』、『犬娘お千代』、『山窩社会の研究』、など。

三井 秀樹
1942年、東京都生まれ。東京教育大学教育学部卒業、同大学教育学専攻科芸術学専攻終了。構成学、メディアアート専攻。著書は『フラクタル造形』、『テクノロジー・アート』、『美の構成学』、『ガーデニングの楽しみ』、『美のジャポニズム』、『形の美とは何か』、『形とデザインを考える60章』、など。

三石 巌
1901年12月29日 - 1997年1月17日。物理学者、児童文学者。現・文京区本郷。東京帝国大学理学部物理学科入学、同工学部大学院卒。物理学者として、日本大学、慶応義塾大学、武蔵大学、津田塾大学、清泉女子大学の教授を歴任。東京タイムズに「ビタミン大量投与の是非をめぐって」を寄稿して以来、分子生物学や栄養学での研究も行った。その後、独自に編み出した分子栄養学を提唱し、健康自主管理運動の拠点としてメガビタミン協会(現三石理論研究所)、株式会社メグビーを設立した。急性肺炎のため95歳で逝去。 著書は『医学常識はウソだらけ 分子生物学が明かす「生命の法則」』、『脳細胞は甦る ボケ、老化を防ぐ「脳の健康法」』、『健康自主管理システム1 健康自主管理のための栄養学』、『健康自主管理システム2 健康自主管理と食品の常識』、『健康自主管理システム3 老化と寿命』、『健康自主管理システム4 ガンは予防できる』、健康自主管理システム5 成人病は予防できる『5分で好きになる理科 3年生』、『5分で好きになる理科 4年生』、『21世紀への遺書』、『ロウソクの科学』(翻訳)。

光野 有次
1949年、長崎県生まれ。金沢美術工芸大学卒業。工業デザイナー。著書に『生きるための道具づくり』、『無限のモノづくりと仲間たち』、『バリアフリーをつくる』、等。

三橋 規宏
1940年神奈川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。日本経済新聞社経済部記者を経て、ブリュッセル特派員、ロンドン支局長、日経ビジネス編集長、科学技術部長、出版局次長、論説副主幹などを歴任、マクロ経済、環境問題などを担当した。主な著書は『先端技術と日本経済』、『サッチャリズム』、等多数。

皆川 博子
1930年旧朝鮮京城市生まれ。東京女子大学英文科中退。「アルカディアの夏」(小説現代新人賞)、「壁ー旅芝居殺人事件」(日本推理作家協会賞)、「恋虹」(直木賞)、「薔薇忌」(新発田錬三郎賞)、「死の泉」(吉川英治文学賞)。

ミニマル
「食」、「カルチャー」から「マナー」、「教育」まで、さまざまなテーマのコンテンツ制作を行っている編集プロダクション。丸茂アンテナ、萩原あとり、森美和子、瀧澤麻里絵が編集・執筆を担当。

峯 陽一
1961年熊本県天草生まれ。京都大学文学部史学科卒業、京都大学大学院経済学研究博士課程単位取得退学。中部大学国際関係学部助教授。専攻は世界経済論、アフリカ地域研究。著書は「ポスト・アパルトヘイト」 ほか。他に論文、訳書多数。

宮川 花子
漫才師。元大阪城東警察交通第一係の婦警。

宮崎 勇
1923年、佐賀県生まれ。東京大学経済学部卒業。経済企画庁事務次官、大和総研理事長、経済企画庁長官、大和総研特別顧問等歴任。著書は「日本経済図説 第二版」、「軍縮の経済学」、「人間の顔をした経済政策」、「世界経済図説 第二版(共著)」、「日本経済」、「宮崎勇集」、「日本経済図説 第三版(共著)」ほか。

宮崎 嶺雄(みやざき みねお)
1908年、東京生まれ。東京帝大心理学科中退。岸田国士に師事、バルザック、サンド、メリメ、カミュ等、多くの仏文学を翻訳紹介した。1941年、フランス文学賞受賞。戦後創元社編集長を務めた。1980年歿。

宮沢 賢治(みやざわ けんじ)
1896年生まれ、岩手県は現・花巻市出身。盛岡高等農林学校(現岩手大学農学部)に首席で入学。卒業後は現・花巻農業高等学校に着任。この頃、詩集『心象スケッチ 春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』などを刊行した。作品に『銀河鉄道の夜』、『口語詩稿(詩集)』などがある。

宮田 珠己(みやた たまき、男性 )
1964年、兵庫県生まれ。旅行エッセイスト、小説家、朝日新聞書評委員。大阪大学工学部土木工学科卒。著書、作品は『旅の理不尽』(処女作)、『東南アジア四次元日記』(酒飲み書店員大賞受賞)、『旅の理不尽 アジア悶絶篇』、『東南アジア四次元日記』、『ウはウミウシのウ シュノーケル偏愛旅行記』、『わたしの旅に何をする。』、『ジェットコースターにもほどがある』、『52%調子のいい旅』、『晴れた日は巨大仏を見に』、『勝手に関西世界遺産』、『ふしぎ盆栽ホンノンボ』、『ポチ迷路』、『なみのひとなみのいとなみ』、『スットコランド日記』、『スットコランド日記 深煎り』、『だいたい四国八十八ヶ所』、『四次元温泉日記』、『日本全国津々うりゃうりゃ』、『はるか南の海のかなたに愉快な本の大陸がある』、『おかしなジパング図版帖』、『日本全国もっと津々うりゃうりゃ』、『いい感じの石ころを拾いに』、『アジア沈殿旅日記』、『日本ザンテイ世界遺産に行ってみた。』、『日本全国津々うりゃうりゃ 仕事逃亡編』、『私なりに絶景 ニッポンわがまま観光記』、『東京近郊スペクタクルさんぽ』、『無脊椎水族館』、『ニッポン47都道府県正直観光案内』、『ニッポン脱力神さま図鑑』、『アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険』、など。

宮田 登(みやた のぼる)
1936年、神奈川県生まれ。東京教育大学大学院博士課程修了。民俗学専攻。神奈川大学教授、江戸東京博物館客員教授等歴任。著書は『ミクロ信仰の研究』、『歴史と民族のあいだ』、『ヒメの民俗学』、『終末観の民俗学』、『怖さはどこからくるのか』、『老人と子供もの民俗学』、『妖怪の民俗学』、『日本人と宗教』、『冠婚葬祭』、など多数。

宮田 八郎(みやた はちろう)
1966年4月4日、神戸生まれ。学生の頃から穂高を訪れ穂高岳山荘スタッフを経て10年余り支配人を務め、遭難救助にも多数出動した。小屋番の傍ら映像制作会社ハチプロダクションを設立して山岳映像を撮り続け、穂高の四季を多くの作品に残した。2018年4月5日、南伊豆においてのシーカヤック中に落命。享年52。著書は『穂高小屋番レスキュー日記』。

宮田 光雄(みやた みつお)
1928年、高知県生まれ。東京大学法学部卒業。東北大学名誉教授。著書は『ナチ・ドイツの精神構造』、『政治と宗教倫理』、『われここに立つ』、『聖書の信仰』、『キリスト教と笑い』、『きみたちと現代』、『生きるということ』、『大切なものは目に見えない』、『いま人間であること』、『十字架とハーケンクロイツ』、『嵐を静めるキリスト』、『信仰への旅立ち』、『御言葉はわが光の道』、『日本の政治宗教』、『ナチ・ドイツと言語』、など。

宮原 安春(みやばら やすはる)
1942年、長野県生まれ。早稲田大学文学部中退。ニューヨーク日本倶楽部勤務の後、週刊誌、新聞のフリーランスライター、アンカーマンを経てノンフィクション作家に。主な著書は『軽井沢物語』、『家族の原風景』、『神谷美恵子 聖なる声』、『祈り 美智子皇后』、『信濃に生きる 長寿の里を訪ねて』、『リゾート軽井沢の品格 軽井沢は、なぜ高級別荘地になったか』、など。

宮部 みゆき(みやべ)
1960年、東京生まれ。主な著書は『我らが隣人の犯罪』(オール読物推理小説新人賞)、『魔術はささやく』(日本推理サスペンス大賞、『龍は眠る』(日本推理作家協会賞)、『本所深川ふしぎ草紙』(吉川英治文学新人賞)、『火事』山本周五郎賞、『蒲生邸事件』(日本SF大賞)、『理由』、(直木賞)『模倣犯』、『名もなき毒』、『ソロモンの偽証』、『英雄の書』、『悲嘆の門』、『小暮写真館』、『荒神』、『この世の春』、『堪忍箱』、ほか多数。

見山 博(みやま ひろし)
1952年7月31日、愛媛県生まれ。画家。昆虫を中心に標本絵、漫画、イラストなどを手掛ける。チビシデムシの新種を3種発見し命名。常に多数の虫と暮らしている。作品には新潟県黒川村の[昆虫の家]壁画、絵本『虫のみつけかた かいかた』(全4巻)などがある。

宮本 百合子(みやもと ゆりこ)
1899年2月13日生まれ、1951年1月21日歿。作品は『貧しき人々の群』、『伸子』、『杉垣』、『三月の第四日曜』、等。

宮脇 昌三(みやわき まさかず)
1915年生まれ、2,001年歿。著書は『ソ連抑留と日本回帰』、『井月の俳境』など。

三好 行雄(みよし ゆきお)
1926年1月2日福岡県飯塚市生まれ、1990年歿。国文学者、専門は近代文学。第五高等学校理科卒業、九州帝国大学理学部入学ののち、新制東京大学文学部国文学科に入学。同大学大学院修了後、共立女子大学専任講師、助教授、立教大学助教授を経て、東大国文科助教授・教授。文学部長を定年退官後は大妻女子大学教授、昭和女子大学教授となる。1989年11月3日に開館した山梨県立文学館の初代館長を務めるが、在任中に急逝する。主な著書は『島崎藤村論』、『作品論の試み』、『日本文学の近代と反近代】、『日本の近代文学』、『芥川竜之介論』、『鴎外と漱石 明治のエートス』、『近代の抒情』、『近現代文学への証言 三好行雄対談集』、『代文学研究とは何か 三好行雄の発言』、他。

椋 鳩十(むく はとじゅう)
1905.1.22-1987.12.27。喬木村生まれ。法政大学国文科卒業。著書は『山窩調』、『鷲の唄』、『山窩譚』、『山の天幕』、『山の太郎熊』、『金色の足跡』、『片耳の大鹿』、『孤島の野犬』、ほか。

虫明 亜呂無(むしあけ あろむ)
1923〜1991年、東京生まれ。評論家、翻訳家。早稲田大学仏文科卒業。主な作品は『シャガールの馬』、『スポーツへの誘惑』、『時さえ忘れて』、他。

むの たけじ
1915.1.2-2016.8.21(101歳)。秋田県生まれ。ジャーナリスト。著書は『たいまつ十六年』、『希望は絶望のど真ん中に』、ほか。

村上 貴史(むらかみ たかし)
1964年、東京生まれ。慶應義塾大学卒。 創作集団「逆密室」所属。1994年ごろより主にミステリー書評で活躍し、雑誌・ムックのほか、瀬戸川猛資編『ミステリ・ベスト201』、『ミステリ絶対名作201』、池上冬樹編『ミステリ・ベスト201 日本篇』、扶桑社編『現代ミステリ・スタンダード』、権田萬治・新保博久監修『日本ミステリー事典』などに寄稿している。

村上 春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。作品・著書はとても多いが主な著書を挙げると、『風の歌を聴け』(デビュー作)、『羊をめぐる冒険』、『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』、『ノルウェイの森』、『ねじまき鳥クロニクル』、『IQ84』、『東京奇譚集』、『蛍・納屋を焼く・その他の短編』、『神の子どもはみな踊る』、『海辺のカフカ』、『騎士団長殺し』、『アフターダーク』、等。

村上 龍(むらかみ りゅう)
1952年、長崎県生まれ。武蔵野美術大学中退。著書は『限りなく透明に近いブルー』(群像新人文学賞・芥川賞)、『コインロッカー・ベイビーズ』(野間文芸新人賞)、『村上龍映画小説集』(平林たい子文学賞)、『イン ザ・ミソスープ』(読売文学賞)、『共生虫』(谷崎潤一郎省)、『半島を出よ』(野間文芸賞・毎日出版文化賞)、ほか多数。文学以外でも様々な分野で活躍。

紫式部(むらさきしきぶ)
970(天禄元)年に、藤原為時の次女として生まれた。没年は2016年という説もあるが詳細不明。1001年秋頃から『源氏物語』の執筆を始め、1005年12月25日に中宮彰子のもとに出仕した。その後、『源氏物語』は宮中で評判となった。藤原宣孝との間に娘賢子をもうけている。

村山 亜土(むらやま あど)
1925-2002。東京生まれ。児童劇作家。両親は劇作家の村山知義と童話作家の村山籌子。高校在学中から劇作を発表し、『新猿蟹合戦』で日本児童演劇協会賞。

村山 槐多(むらやま かいた)
1896年、横浜生まれ。京都で青春期を送り画家を志して上京し、フォービズム風の油絵が院展に連続入選して注目を集めた。文学にも非凡な才能を発揮し、詩歌や『悪魔の舌』などの怪奇小説を精力的に執筆するが1919年に結核のため夭逝した。

村山 知義(むらやま ともよし)
1901-1977。東京生まれ。東京大学哲学科中退。学生時代から「子供乃友」に動画・童話を発表し、多くの童話集を出版した。劇作家・演出家・小説家として活躍し、小説としては『忍びの者』5部作がある。

村山 斉(むらやま ひとし)
1964年生まれ。東京大学卒業、東京大学大学院博士課程修了。専門は素粒子物理学。カリフォルニア大学バークレイ校教授、東京大学数物連携宇宙研究機構長等歴任。主な研究テーマは超対称性理論、ニュートリノ、初期宇宙、加速器実験の現象論など。世界第一線級の科学者と強調して宇宙研究を進めるとともに、研究成果を社会に還元するために、市民講座や科学教室などで積極的に講演活動をしている。

群ようこ(むれ)
1954年、東京生まれ。日本大学芸術学部卒業。『午前零時の玄米パン』(デビュー作)、『かもめ食堂』、『れんげ荘』、『三人暮らし』、『うちのご近所さん』、『しっぽちゃん』、『しいちゃん日記』、『欲と収納』、『まあまあの日々』、『きものが着たい』、『老いとお金』、『無印良女』、『無印OL物語』、『無印結婚物語』、『無印失恋物語』、『本野本音』、『無印不倫物語』、『無印親子物語』、『無印おまじない物語』、『贅沢貧乏のマリア』、『キラキラ星』、『活!』、『飢え』、『負けない私』、『二人の彼』、『きものが欲しい』、『それいけ!トシコさん』、『三味線ざんまい』、『財布のつぶやき』、『作家ソノミの甘くない生活』、『老いと収納』、『アメリカ居すわり一人旅』、『咳をしても一人と一匹』、『これで暮らす』、など著書多数。

室井 忠道(むろい ただみち)
1943年、栃木生まれ。金融コンサルタント。著書は、『借金中毒列島』(共著)、『金と共に去りぬ』、など。

室生 犀星(むろお さいせい)
1889年8月1日、金沢市生まれ。1962年3月26日、歿。軽井沢に別荘を持っていた。著書及び作品は『抒情小曲集』、『愛の詩集』、『幼年時代』、『生に目覚める頃』、『或る少女の死まで』、『あにいもうと』、『杏っ子』、『信濃の歌』、『木洩日』、『廃屋』、など。

最上 敏樹
1950年、北海道生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。国際基督教大学教授等歴任。専攻は国際法、国際機構論。著書は『ユネスコの危機と世界秩序』、『国連システムを超えて』、『国際機構論』、『人道的介入』、ほか。

本川 達雄
1948年、仙台生まれ。理学博士(動物生理学)。東京大学理学部生物学科(動物学)卒業。東京工業大学理学部教授等歴任。著書は『サンゴ礁の生物たち』、『細胞のバイオメカニクス』、『歌う生物学』、『ゾウの時間ネズミの時間』、ほか。

森 絵都
1968年、東京生まれ。早稲田大学卒業。著書・作品は『リズム』(講談社児童文学新人賞・椋鳩十児童文学賞)、『宇宙のみなしご』(野間児童文学新人賞・産経児童出版文化賞ニッポン放送賞)、『アーモンド入りチョコレートのワルツ』(路傍の石文学賞)、『つきのふね』(野間児童文芸賞)、『カラフル』(産経児童出版文化賞)、『DIVE!!』(小学館児童出版文化賞)、『風にまうビニールシート』(直木賞)、『ラン』、『架空の球を追う』、など。

森 鴎外
1862年生まれ、1922年歿。島根県出身。津和野藩に御典医の息子として生まれる。東京帝国大学医学部卒業後は陸軍軍医としてドイツへ留学する。帰国後発表した『即興詩人』の翻訳は鴎外の名声を高めた。その後処女作『舞姫』を発表し、文芸雑誌「スバル」で活躍するなど、精力的に執筆活動を続けた。作品は『高瀬舟』、『渋江抽齊』、『山椒大夫』など、多数。

森 清
1933年東京生まれ。法政大学第二文学部中退。鉄工所勤務を経て山野美容芸術短期大学教授、副学長等歴任。中小企業経営、技術、労働、宗教などをテーマに評論活動を展開。著書に『町工場 もうひとつの近代』、『ハイテク社会と労働』、『大拙と幾太郎』、『会社で働くということ』、『仕事術』、等。

森 浩一
1928年、大阪市生まれ。同志社大学名誉教授。同志社大学文学部卒業。専攻は日本考古学、日本文化史。著書は『記紀の考古学』、『日本神話の考古学』、『関東学をひらく』、『考古学と古代日本』、『僕は考古学に鍛えられた』、『巨大古墳 前方後円墳の謎を解く』、『地域学のすすめ』、など。

森 毅(つよし)
1928年1月10日、大田区生まれ、大阪府豊中市育ち。2010年7月24日歿。東京大学理学部数学科卒業。数学者、評論家、エッセイスト。京都大学名誉教授。専攻は、関数空間の解析の位相的研究。著書は『マトリックス』、『数学的思考 その論理と構造』、『算数教育の基礎理論』、『ベクトル解析 多変関数の微分・積分』、『大学教育と数学』、『現代の古典解析-微積分基礎課程』、『数学の歴史』、『数学で何を学ぶか』、『数学文化の歴史と教育』、『有限の数学 新しい集合論』、『異説数学者列伝』、『解析学』、『位相のこころ 位相空間論と関数解析のために「無限集合」』、『現代数学と数学教育』、『存在定理』、『学校とテスト』、『文化の中の数学』、『「微積分の意味』、『数の現象学』、『数学のある風景』、『エエカゲンが面白い』、『計算のいらない数学入門』、『線型代数 生態と意味』、『ものぐさ数学のすすめ』、『気まぐれ数学のすすめ』、等多数。

森 信雄
1952年2月10日、愛媛県生まれ。将棋棋士七段、2017年引退。著書は『スーパートリック109』、『次の一手逆転のスーパートリック』、『あっと驚く三手詰』、『逃れ将棋』、ほか。

森 博嗣
1957年12月7日生まれ。工学博士。元名古屋大学助教授。妻はイラストレーターのささきすばる。1996年、『すべてがFになる』で作家デビューし、第1回メフィスト賞を受賞。他に『まどろみ消去』等。

盛口 襄
1928年、京都生まれ。日本大学農学部卒業後、千葉東高校など千葉県立高校教諭を経て、渋谷教育学園幕張高等学校非常勤講師等歴任。日本化学教育有功賞受賞。著書は『ダイヤモンドはつくれるか?』、『オゾン層は守れるか』、『実験大好き!化学はおもしろい』など。共著書に『いきいき化学アイデア実験』、『理科を考える、学校が変わる』などのほか、詩集もある。

森崎 和江(もりさき かずえ)
1927年4月20日、朝鮮大邱生まれ。2022年6月15日、歿。福岡女子専門学校(現福岡女子大学)保険科卒業。詩人、ノンフィクション作家、放送作家。著書は、『まっくら 女坑夫からの聞き書き』、『非所有の所有 性と階級覚え書』、『さわやかな欠如 詩集』、『第三の性 はるかなるエロス』、『ははのくにとの幻想婚 評論集』、『闘いとエロス』、『異族の原基』、『奈落の神々 炭抗労働精神史』、『匪賊の笛』、『からゆきさん』、『光の海のなかを』、『ふるさと幻想』、『遥かなる祭』、『産小屋日記』、『ミシンの引き出し』、『海路残照』、『海鳴り 作品集』、『髪を洗う日』、『旅とサンダル』、『クレヨンを塗った地蔵』、『風』、『湯かげんいかが』、『消えがての道』、『能登早春紀行』、『森崎和江詩集』、『慶州は母の呼び声 わが原郷』、『津軽海峡を越えて』、『悲しすぎて笑う 女座長筑紫美主子の半生』、『奈落物語』、『日本の父』、『インドの風のなかで』、『こだまひびく山河の中へ 韓国紀行八五年春』、『トンカ・ジョンの旅立ち 北原白秋の少年時代』、『ナヨロの海へ 船乗り弥平物語』、『大人の童話・死の話』、『詩的言語が萌える頃』、『風になりたや旅ごころ』、『きのうから明日へ 庶民聞き書き』、『荒野の郷 民権家・岡田孤鹿と二人妻』、『買春王国の女たち 娼婦と産婦による近代史』、『いのちを産む』、『いのちの素顔』、『二つのことば・二つのこころ ある植民二世の戦後』、『地球の祈り』、『いのち、響きあう』、『愛することは待つことよ 二十一世紀へのメッセージ』、『いのちへの手紙』、『北上幻想 いのちの母国をさがす旅』、『見知らぬわたし 老いて出会う、いのち』、『いのちの母国探し』、『いのちへの旅 韓国・沖縄・宗像』、『ささ笛ひとつ』、『語りべの海』、『草の上の舞踏 日本と朝鮮半島の間に生きて』、『精神史の旅 森崎和江コレクション』、『いのちの自然 十年百年の個体から千年のサイクルへ』、『くらす』、『森崎和江詩集』、『いのる』。他に共編著あり。

森田 勝(もりた まさる)
1937年12月19日〜1980年2月24日。荒川区生まれ。登山家。冬季のアイガー北壁を日本人として初登攀した。関連書籍多数。

森永 卓郎(もりなが たくろう)
1957年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、経済アナリスト、獨協大学経済学部教授。主な著書は『やめてはいけない』、『ザイム真理教』、『書いてはいけない』。

森山 徹(もりやま とおる)
1969年生まれ。神戸大学理学部化学科卒業、同大学院自然科学研究科知能科学専攻博士後期課程修了。信州大学ファイバーナノテク国際若手研究者育成拠点(繊維学部応用生物学系バイオエンジニアリング課程)助教等歴任。専攻は比較行動認知科学、動物心理学。ダンゴムシ、オオグソクムシ、ミナミコメツキガニなどの行動実験を通し、心や意識、私とは何かを、独自の視点から明らかにしようとしている。著書は『オカダンゴムシにおける状況に合応じた行動の発現』、『ダンゴムシに心はあるのか』、等。

矢口 進也(やぐち しんや)
1929年、大連生まれ。2011年8月逝去。図書新聞、紀伊國屋書店、竹内書店、美術出版社などに勤務。著者は『文庫そのすべて』、『世界文学全集』、『漱石全集物語』、など。

安岡 章太郎(やすおか しょうたろう)
1920年、高知市生まれ。慶應義塾大学英文学科卒業。小説家、芸術院会員。主な著書は『アメリカ感情旅行』、『放屁抄」』、『活動小屋のある風景』、『悪い仲間』、『陰気な愉しみ』、『海辺の光景』、『幕が下りてから』、『流離譚』、『果てもない道中記』、『鏡川』、『戦後文学放浪記』、 ほか。

安原 実津(やすはら みつ)
ドイツ語、英語翻訳家。主な訳書に『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』(ロルフ・ドベリ著)、『Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法』(ロルフ・ドベリ著)、『望み通りの返事を引き出す ドイツ式交渉術』(ジャック・ナシャー著)、などがある。

柳田 國男(やなぎだ くにお)
1875年兵庫県生まれ、1962年歿。民俗学者。松岡操の六男だが柳田家を継いだ。兄に井上通泰、弟に松岡静雄・映丘がいる。東大法科卒業後農商務省農務局に入り、法制局参事官などを経て1914年に貴族院書記官長となり、官界を去った後の1924年に朝日新聞社に入った。幼少より和歌を学び、長じて田山花袋、国木田独歩らと親交を持ち、新体詩の詩人、外国文学の紹介者として知られた。1913年雑誌「郷土研究」を創刊してからは民俗学の研究に専念した。「民間伝承の会」、「民俗学研究所」を創立して、日本民俗学の樹立と研究者の育成に半生を捧げた。その功により1941年に朝日文化賞、1951年に文化勲章を授与された。著書は『雪国の春』、『海南小記』、『遠野物語』、『山の人生』、『桃徒労の誕生』、など多数。

柳田 邦男(やなぎだ くにお)
1936年、栃木県生まれ。東京大学経済学部卒業。NHK記者を経てノンフィクション作家になった。著書は『発想の現場』、『マッハの恐怖』、『航空事故』、『空白の天気図』、『零式戦闘機』、『失速』、『新幹線事故』、『大いなる決断』、『事故の死角』、『狼がやってきた日』、『ガン回廊の朝』、『マリコ』、『日本の逆転した日』、『犠牲 我が息子・脳死の11日』(菊池寛賞)、『壊れる日本人』、『壊れる日本人 再生編』、『「気づき」の力』、『生きなおす力』、『いつも心に音楽が流れていた』、『人の痛みを感じる国家』、『新・がん50人の勇気』、『僕は9歳のときから死と向きあってきた』、『「想定外」の罠 大震災と原発』、多数。他に翻訳絵本等も多数。

やなせ たかし
1919年2月6日、高知県生まれ。徴兵され中国で宣伝ビラ(伝単)作成。高知新聞社を経て三越宣伝部入社。漫画家として独立後「詩とメルヘン」の創刊から編集長を務めた。1973年に最初の絵本『アンパンマン』刊行、1988年「アンパンマン」のアニメ化。2009年、キャラクター数1,768でギネス認定。著書に『アンパンマンの遺書』、ほか。2013年10月13日歿、94歳。

柳瀬 尚紀(やなせ なおき)
1943年、根室市生まれ。早稲田大学大学院修了。英文学者、翻訳家。著書は『ジェイムス・ジョイスの謎を解く』、『広辞苑を読む』、『翻訳は実践である』、『辞書はジョイスフル』、『フィネガン辛航紀』、『翻訳困りっ話』、『翻訳はいかにすべき』、等多数。他に訳書多数。

矢野 誠一(やの せいいち)
1935年、東京生まれ。演劇・演藝評論家。主な著書は『志ん生のいる風景』、『さらば、いとしき藝人たち』、『戸板康二の歳月』、『文人たちの寄席』、『藝人という生き方』、『三遊亭圓朝の明治』、『エノケン・ロッパの時代』、ほか。

山内 志朗(やまうち しろう)
1957年、山形県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得。専門は中世哲学。新潟大学人文学部教授。著書は『普遍論争』、『ドイツ観念論前史』、『天使の記号学』、『ぎりぎり合格への論文マニュアル』、など。他に訳書有り。

山川 方夫(やまかわ まさお)
1930年、東京下谷生まれ。慶應義塾大学大学院在学中に編集者として「三田文学」の黄金期を築いた。著書、作品は『演技の果て』、『その一年』、『クリスマスの贈物』、『軍国歌謡集』、など。1965年、交通事故で死去。

山木 秀男(やまき ひでお)
1949年、下田市生まれ。大相撲の元立呼出。本名は山木秀人。伊勢ケ浜部屋、桐山部屋を経て、最後は朝日山部屋に所属。1969年3月場所で初土俵。2003年9月場所から呼出のトップとなり、結びの一番の呼び上げを担当していた。2014年12月27日に定年退職。

山際 淳司(やまぎわ じゅんじ)
1948〜1995、神奈川県生まれ。作品は『江夏の21球』(デビュー作)、『スローカーブを、もう一球』(日本ノンフィクション賞)、『逃げろ、ボクサー』、『スタジアムで会おう』、『彼らの夏、僕らの声』、『たった一人のオリンピック』、他多数。

山口 晃(やまぐち あきら)
1969年、東京都生まれ。群馬県桐生市育ち。東京芸術大学大学院修士課程修了。大和絵や浮世絵の様式を織り交ぜながら、現代の景観や人物を緻密に描き込む画風で知られる。成田国際空港や東京メトロ銀座線日本橋駅のパブリックアート、新聞小説の挿画や漫画連載など、幅広く活躍している。著書は『ヘンな日本美術史』(小林秀雄賞)、『すゞしろ日記』、『山口晃 大画面作品集』、など。

山口 周(やまぐち しゅう)
1970年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。電通、ボストン コンサルティング グループ、コーン フェリー等で企業戦略策定、文化政策立案、組織開発等に従事した後独立。「人文科学と経営科学の交差点で知的成果を生み出す」をテーマに独立研究者、著作家、パブリックスピーカーとして活動。複数企業の社外取締役、戦略・組織アドバイザーを務める。著書は『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか』、『ニュータイプの時代』、『「仕事ができる」とはどういうことか?』、など。

山口 二郎(やまぐち じろう)
1958年、岡山市生まれ。東京大学法学部卒業後、同助手を経て北海道大学法学部教授等歴任。行政学専攻。主な著書は『大蔵官僚支配の終焉』、『一党支配体制の崩壊』、『危機の日本政治』、『政治改革』、『日本政治の課題』、『日本政治の同時代的読み方』、『イギリスの政治 日本の政治』、『日本政治 再生の条件』、など多数。

山口 利幸(やまぐち としゆき)
1947年、長野市生まれ。東京教育大学文学部卒業。卒業後、長野県立阿知高校、中野高校、長野西高校、飯山南高校、長野市立篠ノ井西中学校に教諭として勤務。その後、長野県教育委員会事務局、長野南高校校長、長野県教育委員会高校教育課、教育次長、中野西高校校長、長野高校校長、長野県教育長を務めた。

山口 瞳
1926年1月19日、現大田区生まれ。1995年8月30日歿。國學院大學文学部卒業。小説家、エッセイスト。著書は「江分利満氏の優雅な生活」、「江分利満氏の華麗な生活」、「結婚します」、「マジメ人間」、「新入社員諸君!」、「世相講談 正続」、「少年老い易く」、「結婚しません」、「善の研究」、「わが町」、「愛ってなに?」、「小説・吉野秀雄先生」、「江分利満氏大いに怒る」、「鳩胸の鳩」、「なんじゃもんじゃ」、「人殺し」、「けっぱり先生」、「どこ吹く風」、「山口瞳血涙十番勝負 正続」、「犬の歴史」、「むにゃむにゃ童子」、「伝法水滸伝」、「血族」、「単身赴任」、「考える人たち」、「同行百歳」、「谷間の花」、「青雲の志について」、「居酒屋兆治」、「婚約」、「家族」、「木彫りの兎」、「庭の砂場」、「梔子の花」、「いろいろ有難う・これからどうなる」、「父の晩年」など。他に「男性自身シリーズ」など非常に多数。

山口 文憲
1947年5月1日、浜松市生まれ。ノンフィクション作家、エッセイスト。県立浜松北高等学校卒業。著書は「香港旅の雑学ノート 出街・街坊・享受」、「香港世界」、「ソウルの大観覧車」、「空腹の王子」、「燃えないゴミの日」、「読ませる技術 コラム・エッセイの王道」、「日本ばちかん巡り」、「団塊ひとりぼっち」、「若干ちょっと、気になる日本語」など多数。他に共編著書あり。

山ア 晃司
1961年、東京生まれ。ザンビア国立公園野生動物局生態調査官、東京都高い自然科学博物館学芸員、茨城県自然博物館首席学芸員などを経て、東京農業大学森林総合科学学科教授。農学博士。日本哺乳類学会保護管理専門委員会副委員長、日本クマネットワーク元代表(現監査役)、IUCNクマ専門家委員会委員。著書は「ツキノワグマ すぐそこにいる野生動物」、「ムーンベアも月を見ている」、「人を襲うクマ 遭遇事例とその生態」(解説)など。

山崎 豊子(やまさき とよこ)
1924(大正13)年、大阪市生まれ。京都女子大学国文科卒業。毎日新聞社学芸部に勤務。当時の学芸部長は井上靖だった。勤務のかたわら小説を書き始め、昭和32年「暖簾」を刊行。翌年「花のれん」により直木賞を受賞。1963年より連載を始めた「白い巨塔」は鋭い社会性で話題を呼んだ。「不毛地帯」、「二つの祖国」、「大地の子」の戦争三部作の後、大作「沈まぬ太陽」を発表、1991(平成3)年、菊池寛賞受賞。

山下 宏明(やました ひろあき)
1931年8月18日、神戸市生まれ。国文学者、名古屋大学名誉教授。専門は『平家物語』などの軍記物語で世界的に知られる研究者。1958年神戸大学文学部国文科卒、1964年東京大学大学院国文学博士課程満期退学、1986年「平家物語の生成」で文学博士。金城学院大学助教授、名古屋大学教養部助教授から、文学部助教授に転じ、教授。1995年定年退官、名誉教授となり、愛知淑徳大学教授に着任。2007年、定年退職。著書は「軍記物語と語り物文芸」、「平家物語研究序説」、「軍記物語の方法」、「平家物語の生成」、「平家物語の成立」、「いくさ物語の語りと批評」、「琵琶法師の『平家物語』と能」、「『平家物語』入門 琵琶法師の『平家』を読む」、「『平家物語』の能・狂言を読む」、など。他に編著、校注、多数。

やまと けいこ(大和 景子)
1974年、愛知県大府市生まれ。山と旅のイラストレーター。武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。薬師沢暮らしはトータル16シーズン。著書は『蝸牛登山画帳』、『黒部源流山小屋暮らし』。

山中 修(やまなか おさむ)
1954年、三重県生まれ。医学博士、日本内科学会認定医、同専門医、同評議委員、日本循環器内科専門医、順天堂大学非常勤講師。順天堂大学医学部卒業後、順天堂大学循環器内科入局。米国オハイオ州クリーブランドクリニック留学。1990年、横浜市の国際親善総合病院循環器内科医長。2000年、横浜市中区寿町でホームレス支援団体NPO法人「さなぎ達」を設立。2003年、国際親善総合病院退職。2004年12月、「ポーラのクリニック」を開設。2005年、NPO法人「さなぎ達」三代目理事長に就任。

山中 康裕(やまなか やすひろ)
1941年、名古屋生まれ。名古屋市立大学大学院医学研究科修了。医学博士。名古屋市立大学医学部助手、講師を経て南山大学文学部助教授、京都大学教育学部助教授、同教授、京都大学付属臨床教育実践研究センター長、京都大学大学院教育学研究科長兼教育学部長。著書・論文は「少年期の心」、「甥の魂学」、「こころに添う」、「内閉論からみたイニシエーション」、「講座・心理療法」ほか多数。

山根 聡(やまね そう)
1964年生まれ。大阪外国語大学助教授。パキスタン・パンジャーブ大学オリエンタル・カレッジ・ウルドゥー文学専攻修士課程修了。ウルドゥー文学・南アジアのイスラム文化研究。著書は『アジア動向年報2001』、『アジア太平洋論叢』、など。

山前 譲(やままえ ゆずる)
1956年1月7日、北海道生まれ。推理小説研究家。北海道大学理学部地球物理学科卒業。著書は『幻影の蔵』、など。他に編纂・監修多数。

山本 鼎(やまもと あがた)
1882年10月24日、愛媛県岡崎市生まれ。1946年10月8日歿。東京美術学校西洋画科卒業。『声とことば』等、多くの著述を残した。

山本 晧一(やまもと こういち)
1943年、香川県生まれ。日大芸術学部写真学科卒業。出版社の写真記者勤務を経てフリーランスのフォトジャーナリスト。『来た、見た、撮った!北朝鮮』で第35回講談社出版文化賞写真賞受賞。日本写真家協会、日本ペンクラブ会員。

山本 周五郎(やまもと しゅうごろう)
1903.6.22-1967.2.14。山梨県生まれ。本名清水三十六(さとむ)。小学校卒業後、質店の徒弟や新聞記者等の職を経て作家となった。著書及び作品は『須磨寺附近』、『日本婦道記』、『樅の木は残った』、『つゆのひぬま』、『青べか物語』、『さぶ』、『赤ひげ診療譚』、『やまつばき』、ほか。

山本 博文(やまもと ひろふみ)
1957年、岡山県生まれ。東京大学大学院修了。専攻は近代日本の政治・外交史。著書に『江戸お留守居役の日記』、『江戸を楽しむ』、『対馬藩江戸家老』、『参勤交代』、ほか。

山本 幸久(やまもと ゆきひさ)
1966年、八王子市生まれ。中央大学文学部史学科卒業。『笑う招き猫』で小説スバル新人賞。主な著書は『はなうた日和』ほか。

山脇 百合子
1941年12月3日、東京生まれ。 2022年9月29日歿、80歳。絵本作家、挿絵画家。上智大学外国語学部フランス語科卒業。高校三年の頃より童話の挿絵や絵本の仕事を多く手がける。児童文学者の実姉・中川李枝子との共著も多く、『ぐりとぐら』(福音館書店)は海外にも翻訳されている。1967年『ぐりとぐらのおきゃくさま』で厚生大臣賞受賞。2013年に菊池寛賞を受賞。他受賞多数。

湯浅 芳子
1896年、京都府生まれ。1990年歿。ロシア文学者。日本女子学校、早稲田大学。モスクワに留学。訳書は、チェーホフ『桜の園』、『かもめ』、『三人姉妹』、ゴーリキー『幼年時代』、マルシャーク『魔法の品売ります』など。

唯川 恵
1955年、金沢市生まれ。著書は『海色の午後』(コバルト・ノベル大賞)、『肩ごしの恋人』(直木賞)、『愛に似たもの』(柴田錬三郎賞)、『永遠の途中』、『一瞬でいい』、『天に堕ちる』、『セシルのもくろみ』、『ヴァニティ』、『掌の砂漠』、『逢魔』、『啼かない鳥は空に溺れる』、『淳子のてっぺん』、『みちづれの猫』、『幸せを見つけたくて』、『きっとあなたにできること』、『別れの言葉を私から』、『刹那に似てせつなく』、『バッグをザックに持ち替えて』、『100万回の言い訳』、など。

柳 美里
1968年生まれ。高校中退後東由多加率いる東京キッドブラザースに入団。役者、演出助手を経て演劇ユニット青春五月党を結成。『魚の祭』で岸田國士戯曲賞を最年少で受賞。著書は『家族シネマ』(芥川賞)、『フルハウス』(泉鏡花文学賞、野間文芸新人賞)、『ゴールドラッシュ』(木山捷平文学賞)、『命』、『8月の果て』、『雨と夢のあとに』、『グッドバイ・ママ』、『まちあわせ』、『貧乏の神様』、『ねこのおうち』、『人生にはやらなくていいことがある』、ほか多数。

結城 昌治(ゆうき しょうじ)
1927年2月5日、品川区生まれ。1996年1月24日歿。小説家、推理作家。著書は『ひげのある男たち』、『長い長い眠り』、『仲のいい死体』、『隠花植物』、『死者に送る花束はない』、『死体置場は空の下』、『死の報酬』、『暗い落日』、『公園には誰もいない』、『炎の終り』、『天上縊死』、『罠の中』、『まむしの家』、『ゴメスの名はゴメス』、『葬式紳士』、『犯罪墓地』、『没落』、『噂の女』、『あるフィルムの背景』、『夜の終る時』、『牝猫』、『幻影の絆』、『美しい囮』、『風変りな夜』、『夜は死の匂い』、『穽』、『白昼堂々』、『夜が揺れた』、『残酷な夕日』、『夜の追跡者』、『春の悲歌』、『狙った女』、『すべてを賭けて』、『軍旗はためく下に』、『夜に追われて』、『童話の時代』、『死んだ夜明けに』、『憎悪の鎖』、『幻の殺意』、『魚たちと眠れ』、『影の歳月』、『虫たちの墓』、『斬に処す 甲州遊侠伝』、『ものぐさ太郎の恋と冒険』、『見知らぬ自分』、『死者たちの夜』、『殺意の軌跡』、『喪中につき』、『裏切りの明日』、『赤い霧』、『刑事』、『女』、『始末屋卯三郎暗闇草紙』、『志ん生一代』、『昨日の花』、『噛む女』、『仕立屋銀次隠し台帳』、『夜』、『犯罪者たちの夜』、『遠い旋律』、『真夜中の男』、『死者と栄光への挽歌』、『温情判事』、『犯行以後』、『影の殺意』、『風の報酬』、『逆流 オフィス・ラブ殺人事件』、『世界でいちばん優秀なスパイ』、『魔性の香り』、『花ことばは沈黙』、『振られた刑事』、『終着駅』、『ぼく、イヌじゃないよ』、『明日の風』、『エリ子、十六歳の夏』、『森の石松が殺された夜』、『怖い話と短い話』、『俳句は下手でかまわない』、『修羅の匂い』、『エンドレス』、『決着』、『指揮者』、『出来事』、『泥棒たちの昼休み』、『死もまた愉し』、など、とても多数。

弓削 孟文(ゆげ おさふみ)
1947年、広島県生まれ。広島大学医学部卒業。広島大学医学部麻酔・蘇生学教授。1981〜83年、エール大学医学部麻酔学教室在籍。日本麻酔学会評議員。主な著書は『優れた臨床麻酔科医となるための戦略』、『手術室の中へ』、等。

夢野 久作(ゆめの きゅうさく)
1889年生まれ、1936年歿。福岡市出身。本名は杉山泰道。右翼の大物杉山茂丸の子として生まれ、僧侶、新聞記者などを経て作家となった。1922年、杉山萌円の筆名で童話『白髪小僧』を刊行、1926年には『あやかしの鼓』を雑誌「新青年」に発表した。1929年発表の『押絵の奇跡』が江戸川乱歩に絶賛されるなど次第に評価が高まっていった。一人の人物の語りで物語が進行する独白体系と、本文がそのまま書簡形態である書簡体系が特徴的である。怪奇味、幻想性の濃い作品が多く、独特な世界観を作っている。主な作品に『ドグラ・マグラ』、『少女地獄』、『猟奇獣』、などあがある。

養老 孟司(ようろう たけし)
1937年、鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業。専門は解剖学。東京大学医学部教授、北里大学教授等歴任。著書は『からだの見方』、『ヒトの見方』、『唯脳論』、『解剖学教室へようこそ』、『日本人の身体観の歴史』、『身体の文学史』、『涼しい脳味噌』、『「都市」主義の限界』、『バカの壁』、『自分の頭と身体で考える』、『逆さメガネ』、等多数。

横井 俊之(よこい としゆき)
1897年3月11日-1969年12月23日。愛知県出身の海軍軍人。昭19年6月20日にアメリカ軍の攻撃により撃沈した空母飛鷹(ひよう)の艦長をしていた。最終の位は海軍少将。

横尾 忠則
1936年6月27日、兵庫県西脇市生まれ。美術家、グラフィックデザイナー。西脇市名誉市民。 実弟の成瀬政博も画家でイラストレーター。長女の横尾美美も美術家。

横倉 義武(よこくら よしたけ)
1944年生まれ。久留米大学医学部卒業。医学博士。福岡県医師会会長、日本医師会会長、世界医師会会長などを経て現在、社会医療法人弘恵会ヨコクラ病院理事長。医師になって50年来、患者に寄り添い安心できる医療を目指して、患者に最も近い「かかりつけ医」の立場から地域医療を支える活動を続けている。著書は「新型コロナと向きあう」。

横野 レイコ(よこの)
1962年5月12日、大阪市生まれ。相撲コンシェルジュ、フリーアナウンサー。株式会社相撲コンシェルジュ設立。著書は「お兄ちゃん」、「I am a RIKISHI」、「朝青龍との3000日抗争」、「相撲茶屋のおかみさん」。

横光 利一(よこみつ りいち)
1898年生まれ、1947年歿。福島県出身。菊池寛に師事。1923年に『蠅』、『日輪』で文壇デビュー。翌年には川端康成、片岡鉄兵らと「文芸時代」を創刊し、新感覚派の文学運動を展開した。1930年に発表した「機械」は小林秀雄に絶賛された。作品には他に『上海』、『紋章』、『旅愁』、『春は馬車に乗って』などがある。

横山 雅司(よこやま まさし)
イラストレーター、ライター、漫画原作者。ASIOS(超常現象の懐疑的調査のための会)のメンバーで主にUMA(未確認生物)を担当している。著書は、『知られざる日本軍戦闘機秘話』、『「本当にあった!特殊飛行機大図鑑』、『本当にあった!特殊乗り物大図鑑』、『憧れの野生動物飼育読本』、『極限世界の生き物たち』、『激突!世界の名戦車ファイル』、『本当にあった!日本軍秘密兵器大図鑑』、『ナチス・ドイツ幻の兵器大全』、『知られざる日本軍戦闘機秘話』、等。

吉江 喬松(よしえ たかまつ)
1880年9月5日、東筑摩郡塩尻村(現塩尻市)生まれ。1940年3月26日歿。早稲田大学英文科卒業。早大教授としてフランス文学の普及に尽力した。

吉川 英治(よしかわ えいじ)
1892年8月11日神奈川県生まれ、1962年9月7日歿。作品は、『江の島物語』、『親鸞記』、『銀河まつり』、『剣難女難』、『関東侠客陣』、『鳴門秘帖』、『宮本武蔵』、『新・平家物語』、『私本太平記』、等。

吉田 菊次郎(よしだ きくじろう)
1944年、東京生まれ。明治大学商学部卒業。俳号は南舟子。著書は『生洋菓子彷徨始末』、『洋菓子事典』、『お菓子を彩る』、『お菓子な旅』、『おしゃべりなお菓子』、『デパートB1物語』、『洋菓子はじめて物語』、ほか。

吉田 桂二(よしだ けいじ)
1930年、岐阜県生まれ。建築家。東京美術学校(現東京芸術大学)建築学科卒業。連合設計者市谷建築事務所代表。元東京芸術大学客員教授。著書は『民家に学ぶ家づくり』、『住みよい間取り』、『間違いだらけの住まいづくり』、『なつかしい街並みの旅』、『からだによい家100の知恵』、『納得の間取り 日本の知恵袋』、など。

吉田 兼好(よしだ けんこう)
1283?〜1352?年、伝・京都生まれ。鎌倉後期から南北朝時代の歌人。著書の『徒然草』は、『枕草子』、『方丈記』とともに、日本三大随筆のひとつに数えられる。

吉田 絃二郎(よしだ げんじろう)
1886年11月24日、佐賀県生まれ。1956年4月21日歿。早稲田大学英文科卒業。作品は『静夜曲』、『磯ごよみ』、『島の秋』、『大地の涯』、『小鳥の来る日』、など。

吉田 精一(よしだ せいいち)
1908年11月12日、東京生まれ。1984年6月9日歿、75歳。国文学者。東京帝国大学文学部国文科卒業。中央大学、東京大学教授等歴任。著書は『春の口笛 歌集』 、『近代日本浪漫主義研究』 、『明治大正文学史』 、『芥川龍之介』、『古典と教養』 、『日本文芸学論攷』 、『永井荷風』 、『新日本文学史序説』 、『近代詩鑑賞 明治篇』 、『日本近代詩鑑賞 昭和篇』 、『日本近代詩鑑賞 大正編』 、『日本抒情詩の鑑賞』 、『現代文の研究』、『国文の研究』 、『日本文学新史』 、『近代日本文学入門』 、『日本近代詩入門』 、『藤村名詩鑑賞』、『自然主義の研究 上・下』 、『随筆入門』 、『現代文学と古典』 、『鑑賞と批評』 、『源氏物語の旅』 、『評釈現代詩歌』 、『古典文学入門』 、『源氏物語の世界』 、『浪漫主義の研究』 、『近代文芸評論史 明治篇』 、『吉田精一著作集』 、『近代文芸評論史 大正篇』 、『文学入門』。他に共著有り。

吉田 千亜(よしだ ちあ)
1977年うまれ。フリーライター。著書は『ルポ 母子避難』、『その後の福島 原発事故後を生きる人々』、『孤塁』(本田靖春ノンフィクション賞、情報流通促進賞、日本ジャーナリスト会議賞)、など。

吉田 伸子(よしだ のぶこ)
1961年、青森県生まれ。書評家。法政大学文学部哲学科卒業。「本の雑誌」編集者を経てフリーに。著書に『恋愛のススメ』がある。

吉田 昌志(よしだ まさし)
1955年3月、長野県諏訪市生まれ。青山学院大学文学部卒業。青山学院大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。昭和女子大学大学院教授。

吉田 裕(よしだ ゆたか)
1954年生まれ。東京教育大学文学部卒業。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。一橋大学の助手、助教授、教授、特任教授を歴任。専攻は日本近現代軍事史、日本近現代政治史。第30回アジア・太平洋賞特別賞受賞。著書は『昭和天皇の終戦史』、『日本人の戦争観』、『アジア・太平洋戦争』、『兵士たちの戦後史』、『現代歴史学と軍事史研究』。

吉村 作治(よしむら さくじ)
1943年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。早稲田大学教授、早稲田大学エジプト学研究所所長、等歴任。エジプト美術考古学専攻。著書は『ピラミッドは語る』、『吉村作治の古代エジプト講義録』、『ピラミッド文明・ナイルの旅』 ほか。

吉村 武彦(よしむら たけひこ)
1945年朝鮮大邱生まれ。東京大学文学部国史学科卒業、同大大学院博士課程中退。日本古代史専攻。明治大学文学部教授等歴任。著書は『日本古代の社会と国家』、『日本社会の誕生』、『古代天皇の誕生』、『古代王権の展開』、ほか。

吉村 貞司(よしむら ていじ)
1908年9月24日 - 1986年1月4日。文芸評論家・美術評論家。福岡県生まれ。本名・彌吉三光(やよし かずみつ)。早稲田大学文学部独文科卒。著書は、『近代文学と知性の歴史』、『悲劇の系譜』、『人麻呂抄』、『国文学史』、『ニーベルンゲン伝説 純ドイツ民族精神史研究』、『琴が空と海を歌った話』、『エジソン―はつめい王』、『ベートーベン えらい音楽家』、『堀辰雄 魂の遍歴として』、『三島由紀夫』、『あなたの人生を変える』、『高知城 名城合戦物語』、『東山文化 動乱を生きる美意識』、『三島由紀夫の美と背徳』、『川端康成・美と伝統』、『足利義満』、『古仏の微笑と悲しみ』、『愛と苦悩の古仏』、『茶の美の発見』、『いけばなに生きた人びと』、『沈黙の日本美』、『忘れられたものとの対話 古都・古寺・古仏』、『愛と悲愁の古仏』、『雪舟』、『白鳳の再現』、『黄金の塔 足利義満』、『愛と無常の美学』、『あづまみちのくの古仏』、『桃山の人びと 激動を生きぬいた美意識』、『妖美と純愛 川端康成作品論』、『古仏との対話』、『原日本の発見』、『日本の空間構造』、『古仏の祈りと涙 みちのく紀行』、『庭 日本美の創造』、『佗びの造形』、『柿本人麻呂』、『原初の太陽神と固有暦』、『日野富子 闘う女の肖像』、など多数。

吉本 隆明(よしもと たかあき)
1924年11月25日生まれ、2012年3月16日歿。詩人、評論家。作家の吉本ばななは次女。東京工業大学電気化学科卒業。著書は『芸術的抵抗と挫折』、『抒情の論理』、『擬制の終焉』、『丸山真男論』、『吉本隆明詩集』、『模写と鏡』、『言語にとって美とはなにか』、『高村光太郎』、『共同幻想論』、『情況への発言』、『自立の思想的拠点』、『情況』、『心的現象論序説』、『源実朝』、『異端と正系』、『詩的乾坤』、『』書物の解体学、『呪縛からの解放』、『知の岸辺へ』、『初期歌謡論』、『戦後詩史論』、『吉本隆明歳時記』、『悲劇の解読』、『初源への言葉』、『世界認識の方法』、『最後の親鸞』、『言葉という思想』、『鮎川信夫論』、『空虚としての主題』、『反核 異論』、『教育学校思想』、『親鸞 不知火よりのことづて』、『マス・イメージ論』、『隠遁の構造 良寛論』、『対幻想 n個の性をめぐって』、『死の位相学』、『現在における差異』、『源氏物語論』、『重層的な非決定へ』、『超西欧的まで』、『音楽機械論 Electronic dionysos』、『〈知〉のパトグラフィー 近代文学から現代をみる』、『記号の森の伝説歌 長編詩』、『漱石的主題』、『夏を越した映画 戦争・ホラー・SF・アニメ』、『幻の王朝から現代都市へ ハイ・イメージの横断』、『ハイ・イメージ論1.2.3』、『言葉からの触手』、『吉本隆明全キリスト教論集成』、『吉本隆明全天皇制・宗教論集成』、『宮沢賢治』、『像としての都市 吉本隆明・都市論集』、『西行論』、『未来の親鸞』、『マチウ書試論・転向論』、『柳田国男論集成』、『ハイ・エディプス論 個体幻想のゆくえ』、『島尾敏雄』、『状況としての画像 高度資本主義下のテレビ』、『大情況論』、『見えだした社会の限界』、『新・書物の解体学』、『吉本隆明初期詩集』、『追悼私記』、『世界認識の臨界へ』、『こころから言葉へ』、『背景の記憶』、『社会党あるいは社会党的なるものの行方』、『思想の基準をめぐって』、『情況へ』、『愛する作家たち』、『現在はどこにあるか』、『マルクス 読みかえの方法』、『わが 転向』、『なぜ、猫とつきあうのか』、『言葉からの触手』、『親鸞復興』、『余裕のない日本を考える』、『超資本主義』、『母型論』、『世紀末ニュースを解読する』、『言葉の沃野へ 書評集成 上(日本篇)下(海外篇)』、『消費のなかの芸 ベストセラーを読む』、『宗教の最終のすがた オウム事件の解決』、『ほんとうの考え・うその考え 賢治・ヴェイユ・ヨブをめぐって』、『僕ならこう考える こころを癒す5つのヒント』、『大震災・オウム後思想の原像』、『新・死の位相学』、『食べものの話』、『遺書』、『アフリカ的段階について 史観の拡張』、『父の像』、『匂いを読む』、『詩人・評論家・作家のための言語論』、『少年」、「私の戦争論』、『現在をどう生きるか』、『僕なら言うぞ! 世紀末ニッポンの正しい眺め方、つきあい方』、『親鸞 決定版』、『写生の物語』、『悪人正機』、『心とは何か 心的現象論入門』、『今に生きる親鸞』、『柳田国男論・丸山真男論』、『食べもの探訪記』、『読書の方法 なにを、どう読むか』、『吉本隆明のメディアを疑え あふれる報道から真実を読み取る法』、『老いの流儀』、『ひきこもれ ひとりの時間をもつということ』、『夏目漱石を読む』、『日々を味わう贅沢 老いの中で見つけたささやかな愉しみ』、『現代日本の詩歌』、『異形の心的現象 統合失調症と文学の表現世界』、『ならずもの国家 異論』、『人生とは何か』、『吉本隆明代表詩選』、『漱石の巨きな旅』、『戦争と平和』、『超恋愛論』、『仏教論集成』、『中学生のための社会科』、『幼年論 21世紀の対幻想について』、『際限のない詩魂 わが出会いの詩人たち』、『時代病』、『13歳は二度あるか 現在を生きる自分を考える』、『初期ノート』、『還りのことば 吉本隆明と親鸞という主題』、『老いの超え方』、『甦るヴェイユ』、『思想とはなにか』、『生涯現役』、『思想のアンソロジー』、『真贋』、『吉本隆明自著を語る』、『よせやぃ。』、『日本語のゆくえ』、『心的現象論・本論』、『芸術言語論への覚書』、『貧困と思想』、『日本近代文学の名作』、『詩の力』、『フランシス子へ』、『思想の機軸とわが軌跡』、『幸福論』、『悪人正機 Only is not lonely』、『詩学叙説』、『家族のゆくえ』、『詩とはなにか 世界を凍らせる言葉』、『カール・マルクス』、など、とても多数。

吉屋 信子(よしや のぶこ)
1896年1月12日、新潟県生まれ。1973年7月11日歿。作品は『鳴らずの太鼓』、『花物語』、『海の極みまで』、『空の彼方へ』、『女の友情』、『良人の貞操』、『徳川の夫人たち』、など。

依田 武勝(よだ たけかつ)
1923年4月22日南相木村生まれ。帝国総合学院修了。長野県議会議員等歴任。主な著書は『私の見た世界観』、『人間の生き甲斐』、『武田騎馬軍団秘史』、『列島に火が付いた!早く消せ!』、『平和の鐘」』、『相木市兵衛依田昌朝と武田信玄』、『独立国日本』、『日本人よ歴史の真実を知って、世界平和に大志を抱け』、『知られざる武田信玄と山中鹿之助の生い立ち』、『日本史3千年』、『山中鹿之助幸盛』、『山中鹿之助』、『国を憂いて立つ 独立国日本』、など。

淀野 隆三(よどの りゅうぞう)
1904年4月16日京都市伏見区生まれ、1967年7月7日歿。文芸評論家。フランス文学者。本名、三吉。京都府立京都第二中学校を卒業後、1922年に第三高等学校文科甲類に入学。野球部に入り、一高三高戦で三塁手として活躍した。三高劇研究会に所属し、卒業した先輩の梶井基次郎、中谷孝雄、外村茂と知り合う。1925年、三高卒業後に東京帝国大学文学部仏文科に入学。前年に同校に進んでいた梶井基次郎、中谷孝雄、外村茂の創刊した同人誌「青空」の6月号・通巻4号から同人参加した。1927年2月、 伊豆湯ヶ島に転地療養していた梶井を見舞いに行った。淀野は梶井を通じて川端康成と知り合い、以降長く親交を持つようになる。1928年に東京帝国大学卒。淀野はマルセル・プルースト「失われた時を求めて」の部分訳をして作家を志し、法政大学で講師をしつつ文筆活動を送る。一時期にはプロレタリア文学運動にも傾倒するが、梶井基次郎がそれを止めるように助言し、淀野がプルーストの専門家になることを望んだ。梶井基次郎の死後は、中谷孝雄とともに、梶井の全集編纂を行った。戦後、佐藤正彰の世話で1952年に明治大学文学部教授となった。1963年から1965年まで明治大学人文科研究所所長を務めた。1964年に文学部長となるが病気のため1965年に辞任。63歳で没した。

米原 真理
(よねはら まり)
1950年、東京生まれ。作家。1959〜64年、在プラハ、ソビエト学校で学ぶ。東京外国語大学ロシア語学科卒業。東京大学大学院露語露文学専攻修士課程修了。ロシア語通訳として活躍し、ロシア語通訳協会の初代事務局長に就任し、後に会長を務めた。2006年5月、逝去。著書は「不実な美女か貞淑な醜女か」(読売文学賞)、「魔女の1ダース」(講談社エッセイ賞)、「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」(大宅壮一ノンフィクション賞)、「オリガ・モリソヴナの反語法」(Bunkamura ドゥマゴ文学賞)、「ガセネッタ&シモネッタ」、「心臓に毛が生えている理由」、など。

四方田 犬彦(よもた いぬひこ)
1953年、西宮市生まれ。東京大学人文系大学院博士課程修了。専攻は映画史・比較文化。明治学院大学教授等歴任。著書は「映画史への招待」、「日本の女優」、「アジアのなかの日本映画」、「われらが<他者>なる韓国」、「電影風雲」、「回避と拘泥」、「貴種と転生・中上健次」、「漫画原論」、「月島物語」、など。他に訳書あり。

リービ英雄(ひでお)
1950年アメリカ生まれ。少年時代を台湾、香港で過ごし、1967年に初めて日本に住んだ。プリンストン大学大学院博士課程修了。プリンストン大学、スタンフォード大学で日本文学の教授を務め、40歳前から日本に定住し、日本語による文筆活動をしている。主な作品は、「星条旗の聞こえない部屋」、「天安門」、「千々にくだけて」、「仮の水」、「英語で読む万葉集」、「我的日本語」、「日本語を書く部屋」。
李 啓充(Lee Kaechoong、り・けいじゅう)
京都大学医学部卒業。天理よろづ相談所病院内科系ジュニアレジデント、京都大学大学院医学研究科を経て、マサチューセッツ総合病院(ハーバード大学医学部)で骨代謝研究に従事。ハーバード大学医学部助教授を経て、2002年より文筆業に専念。著書は『市場原理に揺れるアメリカの医療』、『アメリカ医療の光と影―医療過誤防止からマネジドケアまで』、『市場原理が医療を亡ぼす―アメリカの失敗』、ほか。

魯迅(ろじん、ルーシュン)
1881年9月25日〜1936年10月19日。中国の小説家、翻訳家、思想家で、本名は周樹人で字は豫才。浙江省紹興市の士大夫の家系に生まれた。父は周鳳儀、母は魯瑞、弟に文学者・日本文化研究者の周作人 (1885-1967)、生物学者の周建人(1888-1984) がいる。その作品は、中国だけでなく、広く東アジアでも愛読されており、日本では中学校用のすべての国語教科書に彼の作品が収録されている。1902年、国費留学生として日本に留学し、1904年、仙台医学専門学校に最初の中国人留学生として入学した。特に解剖学の藤野厳九郎教授は懇切丁寧に指導し、彼もその学恩を終生忘れなかった。帰国後は、杭州と紹興の中学校生物学教師として過ごし、1912年中華民国政府が成立すると、教育部事務官の職位に就き北京に移り住んだ。生涯において、小説集3冊、雑文集P冊、散文詩集1冊、回想記1冊を刊行したほか、研究書や論文、さらに膨大な翻訳を残した。多くの優れた小説は、第1集の「吶喊」と第2集の「彷徨」に含まれている。散文詩集『野草』とあわせて、これらの作品は、彼の創作力が最も充実していた北京在住時代に書かれている。主な作品は『狂人日記』、『孔乙己』、『薬』、代表作『阿Q正伝』、『傷逝』、『祝福』、『中国小説史略』。

若山 牧水(わかやま ぼくすい)
1885年8月24日生まれ、1928年9月17日歿。宮崎県出身の詩人。詩集に『海の声』、『別離』、がある。

脇 明子(わき あきこ)
児童文学者、翻訳家。訳書に『不思議の国のアリス』・『鏡の国のアリス』(ルイス・キャロル)、『かるいお姫様』(マクドナルド)、『ムルガーのはるかな旅』・『センダックの絵本論』(デ・ラ・メア)、『クリスマス・キャロル』(チャールズ・ディケンズ)、ほか。

鷲田 清一(わしだ きよかず)
1949年9月2日、京都市生まれ。哲学者。大阪大学名誉教授、京都市立芸術大学名誉教授、せんだいメディアテーク館長。関西大学文学部教授、大阪大学総長、京都市立芸術大学理事長・学長など歴任。著書は『分散する理性―現象学の視線』、『モードの迷宮』、『ファッションモンスター』、『最後の文句』、『夢のもつれ essaisphilosophiques』、『人称と行為』、『見られることの権利―〈顔〉論』、『ちぐはぐな身体―ファッションって何?』、『じぶん―この不思議な存在』、『現代思想の冒険者たち18 メルロ=ポンティ―可逆性』、『ひとはなぜ服を着るのか―文化装置としてのファッション』、『普通をだれも教えてくれない』、『悲鳴をあげる身体』、『ひとはなぜ服を着るのか』、『<聴く> ことの力―臨床哲学試論』、『五界彷徨−夢のもつれ2』、『皮膚へ―傷つきやすさについて』、『てつがくを着て、まちを歩こう―ファッション考現学』、『まなざしの記憶 だれかの傍らで』、『ことばの顔』、『働く女性のための哲学クリニック』、『〈弱さ〉のちから―ホスピタブルな光景』、『<哲学>と<てつがく>のあいだ』、『気持ちのいい話?』、『死なないでいる理由』、『時代のきしみ―〈わたし〉と国家のあいだ』、『老いの空白』、『教養としての<死>を考える』、『<想像>のレッスン』、『感覚の幽い風景』、『<待つ>ということ』、『京都の平熱―哲学者の都市案内―』、『思考のエシックス 反・方法主義論』、『大事なものは見えにくい』、『わかりやすいはわかりにくい? 臨床哲学講座』、『たかが服、されど服―ヨウジヤマモト論』、『<ぐずぐず>の理由』、『語りきれないこと 危機と傷みの哲学』、『語りきれないこと 危機と傷みの哲学』、『おとなの背中』、『パラレルな知性』、『<自由>のすきま』、『哲学の使い方』、『しんがりの思想 反リーダーシップ論』、『素手のふるまい アートがさぐる<未知の社会性>』、『濃霧の中の方向感覚』、『生きながらえる術』、等多数。

和田 登(わだ のぼる)
1936年長野県生まれ。信州大学教育学部卒業。日本児童文学者協会短編賞・塚原健二郎文学賞・産経児童文学賞受賞。主な著書は『信州暮らしのことわざ』、『悲しみの砦』、『武器では地球を救えない』、『想い出のアン』、『キムの十字架』、『星空のバイオリン』、『十二歳の旅立ち』、『松代大本営』、『旧満州開拓団の戦後』、『望郷の鐘』、ほか。

和田 傳(わだ でん)
1900.1.17-1985.10.12、現厚木市生まれ。著書、作品は『山の奥へ』、『沃土』、『大日向村』、など。

和田 秀樹(わだ ひでき)
1960年、大阪府生まれ。精神科医。立命館大学生命科学部特任教授。東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、浴風会病院精神科医師を経て現職。高齢者専門の精神科医として30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている。著書は『70歳が老化の分かれ道』、『80歳の壁』、『60歳からはやりたい放題』、『どうせ死ぬんだから好きなことだけやって寿命を使い切る』、『70歳の正解』、『マスクを外す日のために』、『バカとは何か』、『感情バカ』、など多数。

和田 誠(わだ まこと)
1936年生まれ。多摩美術大学卒業。「週刊文春」の表紙、本の装幀、似顔絵などイラストレーターとしての仕事のほかに、『お楽しみはこれからだ』などの映画随筆、『いつか聞いた歌』などの音楽随筆、マザー・グースの翻訳、そして絵本と、著書は多岐に亘る。また、「麻雀放浪記」をはじめとする映画監督としても知られる。著書は『和田誠切抜帖』、『表紙はうたう』、『五・七・五交遊録』、『銀座界隈ドキドキの日々』、など。

和田 竜(わだ りょう)
1969年12月、大阪府生まれ、広島市育ち。早稲田大学政治経済学部卒業。2003年映画脚本『忍ぶの城』で城戸賞を受賞し、2007年、同作を小説化した「のぼうの城」でデビューした。同作の小説化作品『のぼうの城』が第139回直木賞候補となり、映画化され2012年に公開された。2014年には『村上海賊の娘』で吉川英治文学新人賞および本屋大賞を受賞している。他の著作に『忍びの国』、『小太郎の左腕』、など。

渡辺 喬一(わたなべ きょういち)
1932年、会津生まれ。早稲田大学法学部卒業。東京地検検事を経て弁護士。著書は『株主代表訴訟』、『会社役員の法』、など多数。

渡辺 誠(わたなべ まこと)
1945年、台湾高雄生まれ。九州大学法学部中退。週刊誌記者を経て文筆家。著書は『日本剣豪こぼれ話』、『ぶ器用「武蔵」からの贈物』、『勝者への指南書』、『日本史面白雑学』、『宮本武蔵 剣と人』、『幕末剣客秘録』、『宮本武蔵七つの謎』、『宮本武蔵 真剣勝負師の生きた道』、『剣豪伝 地の巻』、『禅と武士道』、『刀と真剣勝負 日本刀の虚実』、ほか。

渡辺 政隆(わたなべ まさたか)
1955年生まれ。サイエンスライター、東北大学特任教授。専門は科学史、進化生物学。著書は『ダーウィンの遺産』、『ダーウィンの夢』、『一粒の柿の種』、ほか。他に訳書も有り。

渡部 泰明(わたなべ やすあき)
日本文学研究者。専門は和歌文学。1957年2月1日、東京都生まれ。東京大学卒業。東京大学名誉教授。国文学研究資料館館長、放送大学非常勤講師。日本学術会議会員。著書、著作は『中世和歌の生成』、『和歌とは何か』、『古典和歌入門』、『恋いのうた。 うた恋い。和歌撰』、『絵でよむ百人一首』、『中世和歌史論 様式と方法』、『和歌史 なぜ千年を越えて続いたか』、など。他に共著、編集、監修等多数。

和辻 哲郎(わつじ てつろう)
1889年3月1日、姫路市生まれ。1960年12月?日歿。東京帝国大学文化大学哲学科卒業。哲学者、倫理学者、文化史家、日本思想史家。日本倫理学会会員。日本的な思想と西洋哲学の融合を目指した稀有な哲学者といわれ、主著の『倫理学』は、近代日本における独創性を備えたもっとも体系的な哲学書のひとつであると評価されている。著書は『ニイチェ研究』、『ゼエレン・キエルケゴオル』、『偶像再興』、『日本古代文化』、『日本精神史研究』、『原始基督教の文化史的意義』、『原始仏教の実践哲学』、『人間の学としての倫理学』、『風土 人間学的考察』、『カント 実践理性批判』、『面とペルソナ』、『日本倫理思想史』、など多数。