犀星の径
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ショー通りから室生犀星記念館へと向かう道。未舗装で細いが、懐かしい感じのする趣のある道。

犀星文学碑
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「かげろうの日記遺文」で野間文芸賞を受賞した記念として、刻されている詩の選択・設計・建設費などの一切を犀星自身の手で処理して建立された。「犀星文学碑 我は張りつめたる氷を愛す 斯る切なき思ひを愛す 我はそれらの輝けるを見たり 斯る花にあらざる花を愛す 我は氷の奥にあるものに同感す 我はつねに狭小なる人生に住めり その人生の荒涼の中に呻吟せり さればこそ張りつめたる氷を愛す 斯る切なき思ひを愛す」。詩は詩集 「鶴」 に収録されている 「切なき思いぞ知る」 で、碑面には他に 「昭和三十五年十月十八日 室生犀星 之建」 と彫られている。側の川沿いに立つ2体の傭人像は犀星が京城(ソウル)で求めたもので、石造の下には夫妻の遺骨が分骨され埋葬されているという。二手橋を渡り、矢ヶ崎川に沿って200m程行くと、道は川と分かれるが、その分かれ目の川のすぐ傍にある。 ⇒ 文学碑、歌碑、記念碑、記念像、碑

財団法人軽井沢大賀ホール
軽井沢大賀ホールの運営をしている財団法人。理解会、評議員会等で構成され。理事長は軽井沢町長。

財団法人軽井沢避暑団
1916(大正5)年に
ダニエル・ノルマン、島田三郎などの有志により設立され、いわゆる「軽井沢憲法」を定め、低俗に陥らない保健の聖地としての軽井沢の維持に努めた。1941(昭和17年)には財団法人軽井沢会に改組された。

斎藤 栄
「軽井沢 幻愛の目撃」の著者。1933年1月14日、東京都生まれ。1966年、「殺人の棋譜」により第12回江戸川乱歩賞を受賞している。東京大学法学部を卒業後横浜市役所へ勤務。後に作家となった。

佐久地域景観賞
佐久地域景観会議が平成5年度から隔年で景観賞を募集し、選考の上、表彰する。景観賞は、地域特有の環境や情緒を活かし、地域住民のまちづくり・景観に対する関心を佐久地域の土木・建築の文化を高め、特色ある魅力的な景観形成運動の展開に寄与することを目的としている。事務局は佐久地方事務所建築課。軽井沢の受賞は下記のとおり。
 回数  年度  部門  名称
 第1回 平成5年度  建築物・庭園・活動 ペイネ美術館塩沢湖・塩沢区内修景整備
 第2回 平成7年度  建築物  軽井沢尾関山荘
 第3回 平成9年度  建築物  軽井沢の家
 第4回 平成11年度 土木  浅間大橋
 第5回 平成13年度 建築物  出版健康保険組合軽井沢保養施設「すずかり」
 第6回 平成15年度 地域景観創造  エルツおもちゃ博物館
 第8回 平成19年度 地域景観創造 NPO軽井沢森の街つくり隊
(「森の街」のテーマに基づいた町づくり活動)

サクラソウ
少し湿った山や野原に群生するサクラソウ科の多年草で、5月頃高さ20cm程の花茎を出し、直径2〜3cmの紅紫色の花を数個付ける。平成5年8月1日に、町制施行70周年を記念して軽井沢町の花に制定された。 ⇒ 
野草・花・樹木

桜田晴義
1945年生まれ、スペイン・マドリッド在住の洋画家。
浅間山に初冠雪を迎える頃には毎年軽井沢に滞在しているという。1977年スペイン最優秀作家招待展にて、グランプリ受賞。第1回スペイン日本人作家選抜展にてグランプリ受賞。

ささやきの小径(サナトリウムレーン)
堀辰雄著 「美しい村」 は昭和初期の異国情緒あふれる旧軽井沢の風景が描かれ、軽井沢を代表する文学として今も多く読者から支持されている。「美しい村」 に登場する道のひとつ、この 「ささやきの小径」 は万平通り中程の森裏橋から、矢ケ崎川に沿って緑の中を下流に向かうと新渡戸通りへと続く静かな道。途中にサナトリウムがあったことから、「サナトリウムレーン」とも呼ばれている。森裏橋付近で
堀辰雄の径(フーガの径)と斜めに接している。この道沿いにあったサナトリウムが「マンロー病院」と呼ばれたのは、院長ニール・ゴードン・マンロー博士の名から。

座禅窟
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石尊山の南面にある上下二つの洞窟で、浅間山の噴火を避けることができ、付近に湧水もあるので行者が座禅を組んで苦行するのに適していた。追分自性院の修行者は交代で座禅窟に入り、血の滝(赤滝)での禊と座禅を繰り返したという。上の座禅窟は南面開口で広さは約25u。中央奥に1737(元文2)年の石仏が安置されている。下の座禅窟は不規則な甕形で広さは約20u。内部には石仏観音が33体あったといわれているが、現在は22体が安置されている。1800(寛政12)年刻字1体のほかは建立年代不明。下の座禅窟西側には襌座霊神の石碑があり、東側には1812(文化9)年に追分宿石尊講の建立による宮形の大きな石祠がある。追分から石尊山への登山道を行くと、途中に赤滝があるがそこを少し過ぎ、未舗装の車道(一般車通行止め)を約1km東に行ったところに下の座禅窟がある。下の座禅屈から斜面の歩道を暫く登ると上の座禅窟がある。

侍マラソン ⇒ 
安政遠足

サルビア通り
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国道18号上り車線の歩道上、上の原交差点から西に約450m、東に約100mの区間にサルビア(salvia)が植えてある。地元の人たちが毎年6月に植えて丹精しているもので、赤い花の色が鮮やか。花の見頃は7〜9月。看板にはサルビヤと表記されているが・・・。

さわやか軽井沢キャンペーン
例年9月〜11月上旬に企画されている観光関連のキャンペーン。軽井沢町内各駅及び軽井沢観光案内所・中軽井沢観光案内所・
軽井沢観光会館等において配布される特典カード及びチラシを提示することにより、指定美術館への入場料や加盟民宿への宿泊料金が割引になったりする。他にプレゼントの企画や、珍しいところでは、軽井沢の観光名所等をコースにしたタクシードライブ企画がある。

さわやかハット
1997(平成9)年10月1日の長野新幹線開業に併せて町が建設した複合施設(駅ビル)。コミュニティープラザ、多目的ホール、観光案内所、軽飲食コーナー、コインロッカー、トイレが設置されている。管理は(社)軽井沢町開発公社。軽井沢町軽井沢1178、電話:0267(41)1177。

三五荘資料館
学校法人中央工学校が所有運営する南が丘倶楽部の敷地内に建つ。江戸時代末期に建てられた山梨県塩山市の豪農の家を、日立造船の原田六郎が移築したもので、それが昭和10(1935)年であったことから名付けられた。移築後は五島慶太、昇の別荘となり、1987年頃に中央工学校の所有となった。切妻の草葺き屋根、「いどこ」 と呼ばれる土間沿いの板の間などが特徴の甲州民家で、内部が見学できる。同一敷地内に
南ヶ丘美術館。軽井沢警察署近くの南ヶ丘入口交差点を北に入り、カーブした道に沿って南へ約1.1km。軽井沢町軽井沢1052-73、電話:0267(42)4884。 ⇒ 記念館・資料館・博物館・美術館・文庫
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